7月は、6月に行われたコアアップデートの続きも行われましたね。

海外では、さまざまな意見が飛び交っていたようでしたが、みなさんの周りではどのような結果だったのでしょう…。

それでは、今月も見ていきましょう。

2回目のコアアルゴリズムアップデートが実装

https://twitter.com/searchliaison/status/1414633935695323149?s=20

Googleは、2回に渡って行われていたコアアップデートを7月13日に終了したと伝えました。

▼過去記事でも少し触れていますのでそちらもご覧ください。

https%3A%2F%2Fcocorograph
favicons?domain=cocorograph 【Google】2021年7月のコアアルゴリズムアップデートが終了!
Googleは、日本時間の午前2時13分に、2回目のコアアルゴリズムアップデートが終了したと伝えました。 皆様はどのような結果を感じたでしょうか? リプ欄を見ると、さまざまな意見が繰り広げられています。中にはこんな意見も […]

埋め込みTwitterのコメント欄では、様々な意見が飛び交っており、海外の方達からすると相当酷いアップデートだと酷評です。

今回は、『MUM』といって新しい言語学習能力が導入されています。

目的としては、新型コロナウイルスのワクチンに関する情報の精度を向上する目的で、検索への適用となりました。

この手の影響からか、アップデート後のSERPには検索意図を深読みしすぎて、若干イメージと外れているのではという説も。

サイトのトラフィックが下がってしまうことに対して、クリティカルな原因を突き止めるのは難しいです。

改めて自社サイトを見直して、コンテンツをアップデートできる箇所はないか確認してください。

求人情報に関する構造化データの変更

Googleは新しい構造化データを求人ページに実装しました。

https://twitter.com/googlesearchc/status/1414964311596826625?s=20

求人掲載のページから応募完了までの道筋をわかりやすくシンプルにしましょうという流れで、新しいデータを実装することにより対応が可能になるというものでした。

フォームの応募完了までにページの遷移や、ログインなどの手間を減らし、少しでも早くわかりやすく求職者が応募できるようにとのことでした。

▼こちらに関しても、過去の記事にまとめてありますので参考にしてください。

https%3A%2F%2Fcocorograph
favicons?domain=cocorograph Googleは求人情報に関する新しい構造化データを発表!?
Googleは、求人情報に新しい構造化データを導入しました。 見込みユーザーは募集しているサイトに直接応募ができるようになりました。 ▼公式のGoogleサーチセントラルより 新しいdirectApplyマークアップ 『 […]

HTTPS-First Modeを試験導入

Chromeが将来的に非httpsサイトへの接続を完全にブロックするかもしれません。

現在はSSL対応されていないサイトでも、ブラウザ上部の左上鍵マークエリアに「保護されていないサイト」と表示はされるものの、アクセスはできます。またサイトもhttps接続されているサイトと同様に表示されます。

最新版クローム94で、試験的に導入されている画像ではワンクッション挟むようになっております。

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「サイトへ移動」のボタンを押せば、従来通りサイトを表示することができます。

現状でも、あまり意識していないのか非https状態のサイトもまだまだ見受けられます。

この画面が導入されることで、意識していない運営者にもhttps化を進めるきっかけになるのではないでしょうか。

コンテンツポリシーをまとめたページが登場

▼Googleは、検索におけるコンテンツポリシーを一箇所に集約したページを公開しました。

https%3A%2F%2Fsupport.google
favicons?domain=support.google Google 検索のコンテンツ ポリシー - Google 検索 ヘルプ
Google では自動システムを使用して、ウェブやその他のソースからコンテンツを検出しています。これらのシステムにより、Google で毎日処理される何十億件もの検索リクエストに対し、有益で信頼性の高い回答を提供する検索結果が生成されます。…

カテゴリーごとに分かれていて、ポリシーに反していれば当然検索結果にも表示されなくなります。

アップデートやGoogleの更新があった都度、大きな動きがあった場合は、このようなポリシーページを確認しておきましょう。

リンクスパムアップデートが実装

リンクスパムに対応するためのアルゴリズムの更新をGoogleは展開しています。

7月後半にスタートしているので、8月の前半には終わる見込みで、日本語にも対応しています。

https://twitter.com/googlesearchc/status/1419664091690323976?s=20

検索結果の品質を向上させるための継続的な取り組みの中で、本日、新しいリンクスパム対策の変更を開始します。これを「リンクスパムアップデート…」と呼びます。

リンクスパムに参加しているサイトでは、それらのリンクがアルゴリズムによって再評価されるため、検索に変更が加えられます。」

Google

リンクタグのベストプラクティスとしてGoogleは、

  • アフィリエイトリンク:Googleは、アフィリエイトプログラムに参加しているサイトに、これらのリンクが手動で作成されたか動的に作成されたかに関係なく、これらのリンクをrel =“ sponsored”で修飾するように求めています。
  • スポンサー付き投稿からのリンク:広告または有料プレースメントであるリンク(一般に有料リンクと呼ばれます)は、rel =“ soponsored”値でマークアップされます。
  • ゲスト投稿からのリンク:ゲスト投稿からのリンクは、rel =“ nofollow”値でマークアップされます。

を述べていて、上記のように適切な装飾ができていないサイトを見つけた場合は、手動のアクションを行う可能性があると述べていました。

Googleはモバイル検索におけるAMPバッジの表示を終了

いままでは、AMP対応しているページ横に雷マークがついていました。

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AMPマーク

この実装自体も割と最近の出来事なんですが、ニュースページにおけるAMPページの優遇がなくなる影響もあってか、表示の終了も早い結果となりました。

そもそも一般ユーザーでこのマークに気づいている人や意味がわかっている人がいないような気もしますが…

AMPページが優遇されなくなるからといって、AMPページが評価されなくなるわけではありません。

表示速度が速く、ユーザーに有益な状態であることには変わりないと思いますので、対応できる範囲であればAMPページの実装は進めておく方が良いかもしれません。

▼関連記事として、サーチコンソールからAMPページエクスペリエンスガイドへのリンクが追加された件

https%3A%2F%2Fcocorograph
favicons?domain=cocorograph Search ConsoleにAMPページエクスペリエンスガイドへのリンクを追加
Search Console はAMPエラーをデバッグする際にAMPページエクスペリエンスガイドに誘導するように仕様が変わりました。 例えば、ページエクスペリエンスレポートと、コアウェブバイタルレポートのURLをチェック […]

まとめ

コアアップデートが大きなニュースとして、先月に続きザワついていました。

しかし、コアアップデート以外にも小出しに細かなニュースがたくさん発表されているので、運営しているサイトのカテゴリーに関わる要素はしっかりチェックしておき、細かな対応を積み重ねていけるようにしましょう。

この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。

ではまた。