10月が終わって、あっという間に年末へのカウントダウンがはじまりますね。
GAFAMの決算も、あまり思わしくない状況が続きますが、来年はどのように進んでいくのでしょうか。

今月もSEOニュースについてまとめていきますね。

モバイル検索結果に、サイト名の表示?!

Googleはモバイルの検索結果にて、サイト名を表示する機能を正式にリリースしました。

この機能は、日本語以外にも「英語」「ドイツ語」「フランス語」での展開が行われており、グローバルな展開ではなく、限定的な範囲によるものとなりました。

セントラル公式によれば、Googleは下記の4つの要素を元にしてサイト名を生成しているとのことです。

手動で行った変更が、必ずしも適用されるわけではありませんが、サイト名の品質向上には効果がある様です。

鈴木謙一さんは、「構造化データの情報を一貫させることが大切」と話しています。
上記の4要素の中で、何かが異なっている場合は理想的な結果につながらないケースがあると。

中でもh1タグの影響力の強さについて自身の体験談から話しており、非常に有益な内容です。

サブドメインについては従来のまま?

現状では、トップレベルのドメインのみがサイト名表示の対象となっており、サブドメインは対象外のようです。

サブドメインのサイト名表示が実装されれば、なにかと話題に尽きない「サブドメSEO」などにも、なにか影響が出るのではないかと感じておりましたが…。

サイト名表示機能については、今後の動きにも注目です。

スパムアップデートが展開

今月もスパムアップデートが行われました。

10月に行われたスパムアップデートということで、Googleは「October 2022 Spam Update」と名付けました。

基本的に、Googleはスパムアップデートについて、どのような対象に対して行なっているのかや、変動幅などの詳細な情報をていきょうしていません。

そのため、よほど日頃から注視していない限りはなかなか動きを感じることは難しいでしょう。

基本的、真っ当なSEO施策を行なっていれば特に気にする様なことはないはずなので、コアアルゴリズムアプデートの様に怯えて待つ心配はありませんね。

人間の書いたコンテンツが、必ずしも良いものではない

スパムアップデートに際して、ジョンミューラーにこんな質問が投げかけられました。

Google のスパム アップデートは、人間が書いた多くのコンテンツを罰しています。このアップデートは消費者にとって非常に役立つに違いないと確信していますが、アップデートには多くの修正が必要であることは確かです。

@JohnMuが私のようなウェブマスターに何か言いたいことはありますか?

https://twitter.com/abhishek/status/1584215707625324550?s=20&t=c1mkE1dPWBxcU-M4fv5XnQ

スパムアップデートによって、真っ当に作ったコンテンツの評価が下がってしまったのでしょうか。

その質問に対してジョンは、

人間が書いたものだからといって、それが有益で優れたコンテンツになるとは限りません。技術的に問題ないものだけでなく、人々が友人に勧めるような、素晴らしく、ユニークで、説得力のあるものを作ることに本当に集中したいと思います。

https://twitter.com/JohnMu/status/1584271405533007872?s=20&t=c1mkE1dPWBxcU-M4fv5XnQ

と返しています。

なるほどなあと言った感じですが、この話には賛否両論ありそうですね。

AI系のコンテンツが、どんどん進化している現代だからこそのディスカッションだなと感じます。

有料のプラグインを使用すれば、検索結果は良くなる?

こちらも、Twitterで見かけたやりとりです。

ある質問者がジョンミューラーにこう投げかけます。

ジョン、Google はウェブサイトとそのユーザー情報を保護するために誰かがプレミアム プラグインを使用しているかどうかを監視していますか?

https://twitter.com/SturdyBusiness/status/1577915696293597190?s=20&t=6Nwduos2xXSlkP41x_wXfw

それに対して、ジョンは、

いいえ、Google はどちらの方法も気にしません。

https://twitter.com/JohnMu/status/1577944867984080897?s=20&t=6Nwduos2xXSlkP41x_wXfw

有識者にとっては、いうまでもない様なやりとりです。

ただ、プラグインもプレミアムverと題して有料のものが多いのは事実で、尚且つ有料のverの方が使い勝手が良いので、好まれる傾向にあります。

直接的に有料のプラグインが、Googleに対してアプローチをしてくれるわけではありません。ただ、無料のものよりも直感的にコーディングや構造化データの挿入、タグの追加ができるので、複雑な処理の手間が省けます。

しっかりと有料のプラグインを使いこなせるのであれば、相対的には効果があるような感覚でも良い感じがしますね。

医療関係者向けのYouTube認証

Googleは、10月27日より新たに医療従事者向けのチャンネル認証の申し込みを展開しました。

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チャンネルを認証することにより、視聴者がより質の高い情報を得ることができる様になるとのことです。

近年は、医療従事者と実際に病気を持っている方のチャンネルなどが溢れている様な感じがいます。

(例えば、精神科医の先生が発信するチャンネルと、実際に精神疾患を持っている方が発信するチャンネルなど。)

共感を得るなどの要因としては、実際に疾患を持っている方の体験談や、リアルな悩みなどを知ることは有益に感じます。ただ、根本的な解決を求めているユーザーにとっては、現場の先生が発信する情報の方が信頼できそうですよね。(欲しい情報が手に入らないなどもありそう。)

また、現代は先生たちもカジュアルな外見で動画に出演されているので、見分けがつかないなどのトラブルも考えられます。

こう言った際に、認証を受けているチャンネルということは分かれば、悩みを持っているユーザーも必要な情報にすぐに辿り着くことができそうです。

※あくまでも主観的な考え方が混ざっており、これに限りません。

safariがAVIFをサポート開始

弊社の人気記事でお馴染み「AVIF」ですが、ついにiOS16と、macOS 13 Ventura にてサポートが開始されます。

両OSともリリースから間もないので、浸透するまでにはもう少し時間がかかりそうですが、より身近に軽量化された画像フォーマットがサポートされるのは非常に嬉しいことです。

▼ぜひこちらの記事も参考になさってください▼

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favicons?domain=cocorograph 【2022年最新】WebPよりも軽いAVIFとは?最強の次世代画像フォーマットの解説と作り方
現在では、おそらく『WebP』がブラウザの対応状況なども踏まえた上では最も使いやすく、圧縮率の高い画像フォーマットではないでしょうか?今回は、そのWebPを超えてくる軽量化を可能とした次世代画像フォーマットである『AVIF』についてお話を進めていきます。

ファイルサイズが小さくなることで、レンダリングの時間が減りウェブページ表示の高速化につながるかもしれません。さらに言えば、モバイルユーザーの通信量を減らすことにつながる可能性もあります。

Googleが推奨するかどうかで、普及するかはわかりませんが。ぜひ一般的なものになっていって欲しいですね。

細かな施策を重ねて、地盤を固めていきましょう

小さなアプデや更新が続きます。地道な作業を重ねて地盤を固めていくことで、様々な変化に対応していくことができると思います。

この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。

ではまた。