GA4への移行アナウンスが着々と進んでいきますね。

AI周りも進化が続きますね。動向をしっかり追えるように意識します。

【検索結果】FAQのリッチリザルトが減少?

5月の初めより、「検索結果全体におけるFAQマークアップの露出が少なくなる」といった現象が確認されました。

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サーチコンソールの「検索の見え方」▷「よくある質問のリッチリザルト」とフィルターをかけると画像のような状況になりました。

分散型SNS内にてジョンミューラー氏が下記のように回答しています。

@glenngabe @SueNeu I don’t think it needs “magical AI” to trigger something — (disclaimer: this is not an official statement, just my opinion) sites love adding FAQ markup, it gives them more room in search, and at some point, it makes the results less useful. The right balance makes sense to re-evaluate from time to time, like with any other search element.

何かを引き起こすのに「魔法の AI」は必要ないと思います — (免責事項: これは公式の声明ではなく、単なる私の意見です) サイトは FAQ マークアップを追加するのが大好きで、検索の余地が広がります。 ある時点で、結果があまり役に立たなくなります。 他の検索要素と同様に、適切なバランスを時々再評価することが合理的です。

https://mastodon.social/@johnmu/110340357265494013

確かに、検索結果によくある質問のリッチリザルトが表示されていると便利だし、サイト運営側としては露出を狙っていきたいコンテンツでもあります。

ただ、そこに漬け込んでなんでもかんでも「よくある質問」のリッチリザルトを表示させようとしてしまう人たちが増えてしまったのですね。

サイトによっては、極端に非表示になっていないものもあるため、競合や、テーマのボリューム等によっても左右されているのではないかな?と感じます

※ただし、この意見はジョンミューラー個人としての意見であり、公式の見解ではありませんので注意してください。

【AI】SEO終了のお知らせ?AIによってSEOは終了するのでしょうか

SNSを見ていて非常に鬱陶しいのが、「【SEO終了のお知らせ】ChatGPTのプロンプトがヤバすぎる!」「【AI時代】コンテンツはAIが生成するので、SEOはもう必要ありません!」などのタイトルとともに、自分の価値観と承認欲求が爆発しているコメント、つぶやきです。

日頃より、SEOに従事している人たちはそんなこと思っていませんが、かといって声を大にして否定をするわけでもありませんでした。

しかしそんな中、声を上げたのがウェブコンテンツの魔神こと、株式会社ウェブライダーの代表こと松尾氏でした。私は松尾氏のコンテンツに対する情熱や愛が好きです。そんな松尾氏が声を上げてくれたことが嬉しかったです。

「SEOが終わる終わるいってる人たちは、そもそもSEO向けのコンテンツをちゃんと作ったことないんじゃないかな?」といった趣旨で話が始まり、「AIを活用することで、今まで以上に優秀なコンテンツは作れるであろうが、ぶっちゃけな本心のインサイトといった面まではカバーしてくれない。だからこそ、そのインサイトを考え抜くステップが必要である」と締めくくりました。

鈴木謙一氏も、この投稿の少し前に「いちいち“終焉”って言ってたら、とっくにSEOは終わってる」と投稿していました。

私も、AIコンテンツを否定はしないものの、「これでSEOが終わるかいな」と感じながら日々AIを触っています。

【アップデート】さらにヘルプフルコンテンツアップデートの実施を予定

2022年の8月に米国で展開されたヘルプフルコンテンツアップデートが、2023年1月12日に国内でも展開されました。

Googleはさらに数ヶ月後ヘルプフルコンテンツシステムに対してアップデートを行う予定とのことです。

GoogleのDanny Sullivan(ダニー・サリバン)氏は Twitter の Search Liaison アカウントを通じて次のように説明しています。

検索結果の全体的なランキングも改善しています。役立つ情報は、予期しない場所や見つけにくい場所に存在することがあります。フォーラムのスレッドへのコメント、あまり知られていないブログの記事、特定のトピックに関する独自の専門知識を持つ記事などです。ヘルプフル コンテンツ ランキング システムは、これらの「隠れた宝石」を検索結果にさらに表示します。

https://twitter.com/searchliaison/status/1656362551456993288?s=20

確かに、redditに出現するジョンミューラー氏のコメントや、Twitterでの何気ない返信に、面白い・有益なSEOネタが隠れていることは多くあります。

あえて、フォーラムやスレッドで有益な情報を発信して、ちゃんと拾ってもらえるのか検証するのも面白いかもしれません。

【AI】Googleの検索とAIの融合SGE(Search Generative Experience)を発表

Googleは2023年5月10日に行われたGoogle I/Oにて、検索エンジンベースのAI「SGE(Search Generative Experience)」を発表しました。

UIのイメージとしては、新しいbingと同じような形で、検索結果のトップにAIが生成した回答が掲載されるようです。

新しいbingについてはこちらもご覧ください。

鈴木謙一氏の記事によれば、AIによって生成される回答は特定のソースから引用しているわけではないようです。そのため、bingのようにソースを提示することは内容です。

また、bingやChatGPTと同じように会話が可能なため、連続してやり取りを進めることが可能です。会話を続けることで、より精度は上がっていくでしょう。

SGEはBardとは別のLLM(大規模言語モデル)

BardはもともとLaMDAをベースとしていましたが、現在はPaLM2にアップグレードしたことで日本語にも対応できるようになりました。

SGEはPaLM2やMUMなど複数のLLMをベースとしているようです。

SGEはbingの後追いモデル

検索エンジンとの融合という点では、bingの後追いモデルとなっています。

現在は米国のみでのテスト展開になっていますが、YMYL系のやり取りも問題なくできるようで非常に興味があります。ただ、国内に展開されるようになったら規制されてしまうかもしれませんね。

地道な施策とインサイトが大切

どんなに優秀なAIが登場したところで、いきなりSEOが終わることはないでしょう。地道な施策を積み重ねて、有益なコンテンツを積み上げていくほかありません。

また、ウェブライダーの松尾氏が解説するように、コンテンツのテーマにおけるぶっちゃけトーク「インサイト」こそ人間が作るコンテンツのミソです。

この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。