1月の29日に、Google Search Consoleより登録サイトに向けて
メールは届いたけれど、つまりどういうことだろう。という方もいらっしゃると思います。今回は内容や設定方法など解説していきたいと思います。
1つのプロパティで全データを表示できます
従来のサーチコンソールでは利用する際に、「URLプレフィックス」という項目のみで「https://~~~」「https://www.~~~」など、異なるサーバーを経由するため、URLごとに設定が必要でした。
ですが、Googleのウェブマスター向け公式ブログ(英語版)が2019年2月27日に発表した、「ドメイン」というプロパティタイプでは「www」のあり・なしの違いやサブドメインなどに関係なく該当ドメインの全データが表示できるようになりました。
簡単に言うと
今まではURLごとに複数のデータを集計・管理していたものが一つですべて完結するので、集計や登録の手間がかからなくなったということです。
手動でサイト全体が、Google検索からどのように「認識」されているのかを把握するのが難しかったのでとても便利な機能です。
ちなみにGoogleも公式にドメインプロパティの方を使用するように推奨しています。
参照
1つのプロパティで全データを表示できます の設定方法
今まで、GoogleのアカウントにサイトのURLを一度も登録していない場合は、サーチコンソールのサイトにアクセスすると、プロパティタイプの選択画面が表示されるので、URLを入力して追加をしていきます。
既にサーチコンソールからURLを登録している場合は、サーチコンソールの管理画面にある登録しているURLを選択しましょう。
登録しているURLの一番下にある「プロパティの追加」を選択します。
ドメインプロパティにURLを入力する場合の注意点として、
httpやhttpsなどは含めないようにしましょう。
URLを入力後、「続行」を選択します。
ドメインプロパティの所有権確認を行う手順
続いて、ドメイン(URL)の所有権が自分であることを証明するために確認を行う必要があります。
まず、は「以下のTXTレコードを○○××.com のDNS設定にコピーします」という部分にコピーボタンがあるのでコピーしておいてください。後ほど必要になります。
その後、サーチコンソールからレンタルサーバーもしくはドメイン登録サービスで設定を行っていきます。
DNSレコード設定
サーバーによって多少設定の流れが異なると思いますが、設定の基本は同じはずなので流れだけお話ししておきます。
設定の内容は画像を参考になさってください。
設定が完了したら、再びサーチコンソールに戻りましょう。
DNS設定が正しく行われていれば、「所有権が確認しました」と表示されます。
以上がドメインプロパティの追加・所有権確認を行う方法になります。
ドメインプロパティの設定が完了すると画像の様なウェルカムメッセージが表示されます。
URLプレフィックスのメリットとは?
Googleが「ドメインプロパティ」を推奨しているのであれば、「URLプレフィックス」はいらないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
URLプレフィックスのメリットもお話ししておきます。
データをディレクトリで区切りたい時
コーポレートサイト、製品サイト、サポートサイトなどをサブディレクトリで展開しているケースもあると思います。
その場合はURLプレフィックスの方が、必要に応じてサブディレクトリごとにインデックス状況や検索流入に関するレポート等を調査することができるのでお勧めです。
アナリティクスとの連携が可能
サーチコンソールとアナリティクスを連携させることで、検索キーワードのパフォーマンス(検索順位やクリック数など)をアクセス解析データと紐付けて分析できるようになります。
アナリティクスとの連携は、「URLプレフィックス」で登録したプロパティのみが対象になってしまうので、細かくアクセス解析を行いたい方はURLプレフィックスを選ぶと良いでしょう。
まとめ
ドメインプロパティの機能自体はそこまで新しいものではないのですが、サイトの状況によってはサーチコンソールから随時メールが届くようです。
不意にメールが届いても、カバレッジのエラーのように大きな問題じゃないし、どう対応してよいのかもわからないとなってしまいますよね。
こちらも参照ください
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