「GA4の画面を開いてみたけれど、どこをどう見ればいいのかさっぱり分からない…」
そんなふうに悩んでいませんか?
Webサイトの担当になったばかりの方や、これまで旧バージョン(UA)を使っていた方にとって、Googleアナリティクス4(GA4)の管理画面は少し難しく感じるかもしれませんね。でも、安心してください。基本的なGA4 使い方と、見るべきポイントさえ押さえておけば、誰でも簡単にサイトの分析ができるようになります。
この記事では、初心者の方に向けて、GA4の基本操作からレポートの見方、知っておきたい用語までをやさしく丁寧に解説します。
難しい専門用語にはわかりやすい説明を添えていますので、ぜひ実際の画面を触りながら読み進めてみてくださいね。一緒に、サイト改善の第一歩を踏み出しましょう!
このページに書いてあること
GA4(Googleアナリティクス4)とは?初心者が知るべき基本
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Googleアナリティクス4(GA4)は、Googleが提供する最新のアクセス解析ツールです。
これまでのバージョンとは計測の仕組みが大きく変わっており、最初は戸惑うこともあるかもしれません。まずは、GA4がどのようなツールなのか、その基本的な特徴から見ていきましょう。
GA4の特徴と導入された背景
GA4は、ウェブサイトとアプリのデータを統合して分析できる次世代のツールとして登場しました。
近年、ユーザーはスマホアプリやPCサイトを行き来しながら情報収集を行うことが当たり前になりましたよね。そうした複雑な行動を正しく把握するために、GA4は開発されました。
また、プライバシー保護の観点からCookie(クッキー)に依存しない計測方法を採用しているのも大きな特徴です。これからのWebマーケティングにおいて、なくてはならない標準的なツールと言えるでしょう。
旧バージョン(UA)とGA4の決定的な違い
旧バージョン(ユニバーサルアナリティクス:UA)とGA4の最大の違いは、「計測の単位」です。
- 旧バージョン(UA): 「セッション(訪問)」を軸に計測
- GA4: 「ユーザー」と「イベント(行動)」を軸に計測
以前は「ページが何回見られたか」を重視していましたが、GA4では「ユーザーがどんな行動(イベント)をしたか」に焦点が当てられています。動画の再生やスクロールといった行動も、より細かく計測できるようになりました。
GA4で実現できる分析のメリット
GA4を使うことで、ユーザーの行動をより深く、正確に理解できるメリットがあります。
主なメリット:
- 機械学習による予測: 将来の購入確率や離脱率などをAIが予測してくれます。
- クロスプラットフォーム分析: アプリとWebを横断したユーザーの動きが見えます。
- 詳細な行動計測: スクロールやクリックなど、ページを見る以外の行動も自動で計測しやすくなりました。
これにより、「誰が」「どのように」サイトに関わっているかを、より解像度高く分析できるのです。
まずはここから!GA4の管理画面とメニューの見方

GA4の管理画面は、慣れるまで少し複雑に見えるかもしれません。
でも、普段使うメニューは限られています。ここでは、最初に覚えておきたい基本的なメニューの役割と、画面の見方について解説します。まずは全体像を把握しましょう。
ログイン方法とアカウントの切り替え
まずはGoogleアナリティクスにログインしましょう。Googleアカウントがあれば、すぐにアクセスできます。
複数のサイトを管理している場合や、デモアカウントを見たい場合は、画面左上のプルダウンメニューから「アカウント」や「プロパティ」を切り替えることができます。
自分が今、どのサイトのデータを見ているのか、最初に必ず確認する癖をつけると安心ですね。誤って別のサイトのデータを分析してしまわないよう注意しましょう。
全体の状況を把握する「ホーム」
まずは、サイトの健康状態をいつでも把握できるように、管理画面をスマートフォンの「ホーム画面」に追加する方法を押さえておきましょう。
「GA4 使い方」を学ぶ第一歩として、アクセスしやすい環境を作ることはとても大切です。ホーム画面にアイコンを追加しておけば、以下のような情報をすぐに確認できるようになります。
- 過去7日間のユーザー数
- 直近30分のリアルタイムユーザー数
- 最近よく見られているページ
「今日はいつもよりアクセスが多いかな?」「急激に減っていないかな?」といった日々の簡単なチェックなら、ホーム画面からワンタップでアクセスするだけで十分でしょう。
設定も簡単です。iPhoneならSafariの「共有」から、AndroidならChromeのメニューから「ホーム画面に追加」を選んでみてください。
基本的な数値を確認する「レポート」
日々の分析で最も頻繁に使うのが「レポート」メニューです。
ここでは、Googleがあらかじめ用意してくれた標準的なフォーマットでデータを確認できます。
確認できる主な内容:
- ユーザー属性: 年齢、性別、地域など
- 集客: どこからサイトに来たか
- エンゲージメント: どのページを見たか、どんな行動をしたか
基本的なアクセス解析は、この「レポート」の中にある各項目を見ていくだけで完結しますよ。
詳しくデータを分析する「探索」
「レポート」だけでは物足りない、もっと自由にデータを組み合わせたい、という時に使うのが「探索」です。
ここでは、自分で表やグラフを自由に作成できます。
- 特定のページを見た人が、次にどこへ行ったか(経路分析)
- コンバージョンに至ったユーザーとそうでないユーザーの違い
このように、一歩踏み込んだ深い分析をしたい時に活躍する、中級者以上向けの強力な機能です。
広告効果を確認する「広告」
「広告」メニューは、Google広告などを出稿している場合に特に役立ちます。
広告経由でどれくらいのユーザーが訪れ、そのうち何人が商品購入や問い合わせ(コンバージョン)に至ったかを確認できます。
「どの広告が一番効果的だったのか」を知りたい場合は、このメニューを中心に分析することになります。広告費の費用対効果をチェックするのに欠かせない画面ですね。
各種設定を行う「管理」
画面左下の歯車アイコンが「管理」メニューです。ここではGA4全体の設定を行います。
主な設定項目:
- データの保持期間の変更
- コンバージョン(キーイベント)の設定
- 他ツール(Google広告やSearch Console)との連携
- アクセス権限の付与
初期設定や、計測ルールを変更したい時に使います。普段の分析ではあまり触りませんが、重要な設定が集約されている場所です。
レポートを見る前に理解しておきたい基本用語と指標

レポートを見ていて「ディメンションって何?」「エンゲージメントってどういう意味?」と手が止まってしまうことはありませんか?
GA4には独自の用語がいくつかあります。データを正しく読み解くために、最低限知っておきたい基本用語と指標を整理しました。
分析の切り口となる「ディメンション」
「ディメンション」とは、データを分析する際の「切り口」や「項目」のことです。
これらは通常、文字で表されるデータです。
ディメンションの例:
- ページタイトル(どのページか)
- 参照元 / メディア(どこから来たか)
- 国・地域(どこに住んでいるか)
- デバイスカテゴリ(スマホかPCか)
「何のデータを見たいか」を決める分類項目だとイメージしてください。
データの数値を表す「指標」
「指標」とは、ディメンションに対する「数値」のことです。
定量的なデータであり、計算が可能です。
指標の例:
- 表示回数(何回見られたか)
- ユーザー数(何人来たか)
- エンゲージメント率(どれくらい熟読されたか)
レポートでは、基本的に「ディメンション(項目)」×「指標(数値)」の組み合わせで表が作られています。「ページごとの(ディメンション)、表示回数(指標)」といった具合ですね。
表示回数(旧ページビュー数)
「表示回数」は、Webページやアプリの画面が表示された合計回数のことなんです。
以前の「ページビュー数(PV数)」に近いですが、GA4ではアプリの画面表示(スクリーンビュー)も含む点が異なります。Webサイトのみなら、以前のPV数と同じ感覚で捉えても大丈夫でしょう。
同じ人が同じページを何度開いても、そのたびにカウントされます。GA4の使い方を学ぶ上で、サイトがどれくらい見られているかを知るための基本的な指標として覚えておいてくださいね。
ユーザー数とアクティブユーザー数
「ユーザー数」は、サイトを訪れた人の数です。
GA4では、単なるユーザー数よりも「アクティブユーザー数」が重視されています。
- 総ユーザー数: サイトを訪れた全ユーザー
- アクティブユーザー数: 1秒以上画面を前面に表示したユーザーなど、実際にサイトを利用しているユーザー
GA4のレポートで単に「ユーザー」と表示されている場合、多くは「アクティブユーザー」を指しています。質の高い訪問者を数えているのですね。
セッション数
「セッション」とは、ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動のことです。
お店に来店してから退店するまでが「1セッション」というイメージです。
ユーザーが30分以上操作をしなかった場合や、日付が変わった場合などは、新しいセッションとしてカウントされ直します。訪問頻度や回数を知るための指標です。
平均エンゲージメント時間
「平均エンゲージメント時間」は、ユーザーが実際に画面を見ていた(アクティブだった)平均時間です。
ブラウザを裏側で開いたまま放置していた時間は含まれません。
これまでの「滞在時間」よりも、実際にユーザーがコンテンツに注目していた時間を正確に測れるようになりました。「ちゃんと読まれているか」を知るのに役立ちます。
エンゲージメント率
「GA4の使い方」をマスターするうえで、とても大切な指標が「エンゲージメント率」です。SNSでもおなじみの言葉ですが、GA4では少し意味合いが異なり、全セッションのうち「意味のあるセッション(エンゲージメントのあったセッション)」の割合を表しています。
具体的には、以下のいずれか1つを満たした場合にカウントされます。
エンゲージメントの定義:
- 10秒以上継続した
- コンバージョンが発生した
- 2ページ以上閲覧した
旧バージョンの「直帰率」の逆のようなもの、と考えると分かりやすいでしょう。この数値が高いほど、ユーザーにとって魅力的なサイトであると判断できますね。
イベント
GA4では、ページビューも含め、ユーザーのあらゆる行動を「イベント」として計測します。
イベントの例:
page_view: ページを見たscroll: スクロールしたclick: リンクをクリックしたfile_download: ファイルをダウンロードした
「ユーザーが何をしたか」はすべてイベントとして記録される、と覚えておきましょう。
キーイベント(コンバージョン)
「キーイベント」は、ビジネスにとって特に重要なアクションのことです。
以前は「コンバージョン」と呼ばれていましたが、名称が変更されました(※管理画面上ではまだ混在している場合もあります)。
- 商品の購入
- お問い合わせ完了
- 資料請求
これらをキーイベントとして設定することで、サイトの目標達成度を測ることができます。最も注目すべき成果指標です。
【実践】標準レポートでサイトの基本データを確認する方法

用語を理解したところで、実際にGA4の「レポート」メニューを使って、サイトの健康診断をしてみましょう。
ここでは、初心者がまず確認すべき8つの基本データの見方を、手順を追って解説します。これさえ見られれば、日常的な分析はバッチリです。
サイト全体のアクセス数を確認する手順
まずは、サイト全体にどれくらいの人が来ているかを見てみましょう。GA4の使い方として、基本となる手順ですね。
- 左メニューの「レポート」をクリック
- 「エンゲージメント」をクリックし、その中の「概要」を選択
ここに表示されるグラフや数値を見ることで、サイトを訪れたユーザー数や表示回数など、直近のアクセス状況が一目でわかります。「先週より増えているかな?」と、ざっくり確認するのにぴったりでしょう。
現在のアクセス状況(リアルタイム)を確認する手順
「今、この瞬間に誰か見ているかな?」と気になった時は、リアルタイムレポートを使います。
- 左メニューの「レポート」をクリック
- 「リアルタイム」をクリック
過去30分間のユーザー数や、現在見られているページ、ユーザーの所在地などが地図付きで表示されます。メルマガ配信直後やSNS投稿後の反響を確認したい時にとても便利ですよ。
どんなユーザーが訪問しているか(属性)を確認する手順
どんな人がサイトを訪れているかを知ることで、ターゲット層に届いているかを確認できます。
- 「レポート」 > 「ユーザー」 > 「ユーザー属性」をクリック
- 「概要」または「詳細」を選択
「国」「市区町村」「性別」「年齢」「インタレスト(興味関心)」などが確認できます。ただし、性別や年齢はGoogleアカウントの設定などに基づいているため、すべてのユーザーのデータが取れるわけではない点に注意しましょう。
ユーザーが使用しているデバイス(PC・スマホ)を確認する手順
ユーザーがスマホで見ているのか、パソコンで見ているのかによって、サイトのデザイン改善の優先順位が変わります。基本的なGA4の使い方として、以下の手順で確認してみてください。
- 画面左側の「レポート」 > 「ユーザー」をクリック
- 「テクノロジー」 > 「概要」を選択
表示された画面の中に「デバイス カテゴリ」という項目があり、mobile(スマホ)、desktop(PC)、tablet(タブレット)の割合がグラフで確認できます。スマホ率が高いなら、スマホでの見やすさを最優先に改善しましょう。
ユーザーがどこから来たか(流入経路)を確認する手順
ユーザーがどこを経由してサイトに来たか(検索エンジン?SNS?直接?)を知ることは、集客対策において非常に重要です。
- 「レポート」 > 「集客」をクリック
- 「トラフィック獲得」を選択
「セッションのデフォルトチャネルグループ」という項目を見ます。
Organic Search: 検索エンジンからOrganic Social: SNSからDirect: ブックマークやURL直接入力Referral: 他サイトのリンクから
これを見ることで、力を入れるべき集客チャネルが見えてきます。
最初に閲覧されたページ(ランディングページ)を確認する手順
ユーザーが最初に訪れたページ(入り口ページ)を「ランディングページ」と呼びます。第一印象を決める重要なページですよね。
GA4の使い方で迷いやすい部分ですが、正確に確認するには「探索」機能を使うのがおすすめです。
- メニューの「探索」から「自由形式」をクリック
- 項目の「ディメンション」に「ランディング ページ + クエリ文字列」を追加してレポートを作成
ここをチェックすることで、どの記事やページが集客に貢献しているかがわかります。流入が多いページの質を高めることで、サイト全体の成果アップにつなげてみてください。
よく見られているページとスクロール数を確認する手順
どのページがよく読まれているかを確認する手順です。
- 「レポート」 > 「エンゲージメント」をクリック
- 「ページとスクリーン」を選択
表の「表示回数」が多い順にページが並びます。
また、同じ画面で横にスクロールすると「イベント数(scroll)」なども確認でき、そのページがしっかり下まで読まれているかどうかのヒントを得ることも可能です。
設定した目標の達成数(コンバージョン)を確認する手順
最後に、サイトの目標(お問い合わせや購入など)がどれくらい達成されたかを確認しましょう。
- 「レポート」 > 「エンゲージメント」をクリック
- 「コンバージョン(またはキーイベント)」を選択
設定したイベントごとの発生回数が表示されます。
また、「トラフィック獲得」レポートなどで、表の右側にある「コンバージョン」列を見ることで、どの流入経路が成果につながっているかも分析できます。
自分で表を作成!「探索」レポートの基本的な使い方

標準レポートは便利ですが、「特定の条件で絞り込みたい」「独自の表を作りたい」という時には少し不便ですよね。「ga4 使い方」を検索して調べている方も、もっと自由に分析したいと感じることがあるでしょう。
そんな時に役立つのが、Excelの「ピボットテーブル」です。好きな項目を組み合わせて、自分だけのレポートを簡単に作成できます。ここでは基本的な使い方を見ていきましょう。
操作はとてもシンプルです。Excelのメニューにある「挿入」タブから「ピボットテーブル」を選んでみてください。次に、集計したいデータの範囲を指定します。これだけで、自由に表を作成する準備が整います。ぜひ一度、試してみてくださいね。
探索レポートで作成できる分析の種類
探索レポートには、目的に応じていくつかのテンプレートが用意されています。
- 自由形式: クロス集計表やグラフを自由に作成(基本はこれ)
- ファネルデータ探索: ユーザーが購入や登録に至るまでのステップごとの通過率・離脱率を可視化
- 経路データ探索: ユーザーがページを移動する順序をツリー状に表示
初心者のうちは、汎用性の高い「自由形式」から使い始めるのがおすすめです。
自由形式レポートを新規作成する手順
では、実際にレポートを作ってみましょう。
- 左メニューの「探索」をクリック
- 「空白」または「自由形式」のカードをクリック
これで、真っ白なキャンバス(またはサンプルの入ったキャンバス)が開きます。ここから、左側の設定エリアを使ってデータを組み立てていきます。
分析したい項目(ディメンション)を選択・設定する
まずは、表の「行」や「列」に並べたい項目(ディメンション)を選びます。
- 左側の「変数」エリアにある「ディメンション」の「+」をクリック
- リストから必要な項目を検索してチェックを入れる(例:「ページタイトル」「参照元/メディア」など)
- 右上の「インポート」をクリック
これで、分析に使う材料が準備されました。
確認したい数値(指標)を選択・設定する
次に、見たい数値(指標)を選びます。
- 左側の「変数」エリアにある「指標」の「+」をクリック
- リストから必要な数値を検索してチェックを入れる(例:「アクティブユーザー数」「表示回数」「エンゲージメント率」など)
- 右上の「インポート」をクリック
これで、数値データの材料も揃いました。
行・列・値に項目をドラッグ&ドロップする
材料が揃ったら、実際に表を組み立てます。
「変数」エリアにあるディメンションや指標を、その右隣にある「設定」エリアの「行」「列」「値」の枠へドラッグ&ドロップします。
- 行: 分析の軸(例:ページタイトル)
- 値: 見たい数値(例:表示回数)
これだけで、自動的に集計表が描画されます。直感的に操作できるのが嬉しいポイントですね。
データの表示形式(ビジュアリゼーション)を調整する
数字の羅列だけでなく、グラフで見たい場合も簡単に変更できます。
「設定」エリアの「ビジュアリゼーション」でアイコンを選択します。
- テーブル: 通常の表
- ドーナツグラフ: 構成比を見る時
- 折れ線グラフ: 時系列の推移を見る時
用途に合わせて見やすい形式を選んでみましょう。
作成したレポートを保存・共有する
作成した「探索」レポートなどは自動的に保存されますが、後で見つけやすいようにわかりやすい名前をつけておくのがおすすめです。左上のレポート名を編集して、管理しやすい名称にしておきましょう。また、標準の設定ではデータが2ヶ月しか保持されないため、管理画面の「データ保持」設定を「14ヶ月」に変更しておくことも大切ですよ。
作成したレポートを他のメンバーにも見てもらいたい場合があるかもしれません。その際は、レポート画面の右上にある「このレポートを共有」というアイコンをクリックしてみてください。ここから共有用のリンクをコピーしたり、PDFやCSV形式でファイルをダウンロードしたりすることができます。
この機能を使えば、同じ権限を持つメンバーにもスムーズにレポートを共有できるでしょう。GA4 使い方を習得する中で、こうした共有方法も覚えておくと便利です。社内報告用のレポートをリンクやファイルで手軽に共有できれば、毎回データを取りまとめる手間も省けますね。
GA4をさらに使いこなすための便利な設定と機能

基本操作に慣れてきたら、もう少し便利な設定にもチャレンジしてみましょう。
これらを設定しておくと、計測できるデータの幅が広がり、分析の精度がぐっと上がります。必要に応じて取り入れてみてください。
特定の行動を計測するイベント設定の方法
標準で計測されるイベント以外に、独自の行動を計測したい場合があります(例:特定のボタンのクリックなど)。
設定手順の概要:
- 「管理」 > 「イベント」 > 「イベントを作成」
- 条件を指定(例:
page_locationがthanks.htmlを含む、など)
少し高度ですが、これを使いこなせば「特定のお知らせを読んだ人」などをピンポイントで計測できるようになります。
重要な成果を計測するキーイベントの設定方法
ビジネスの成果(コンバージョン)を計測するための設定です。
以前は「コンバージョン」設定画面がありましたが、現在はイベント一覧から設定します。
設定手順:
- 「管理」 > 「イベント」
- 計測されているイベントの一覧から、コンバージョンにしたいイベントの右側にある「キーイベントとしてマークを付ける」スイッチをONにする
これだけで、そのイベントが重要な成果としてレポートで強調表示されるようになります。
関係者を除外する内部トラフィックの除外設定
自社のスタッフや自分自身のアクセスがデータに含まれていると、正確な分析ができません。これを除外する設定です。
設定手順の概要:
- 「管理」 > 「データストリーム」 > 詳細設定
- 「タグ付けの詳細設定」 > 「内部トラフィックの定義」でIPアドレスを登録
- 「データフィルタ」でフィルタを有効化
特にアクセス数が少ないサイトでは、自分たちのアクセスが数値に大きく影響してしまうため、早めに設定しておくことをおすすめします。
Googleサーチコンソールとの連携設定
Googleサーチコンソール(Search Console)と連携すると、GA4の画面内で「どんなキーワードで検索されたか」も見られるようになります。
設定手順:
- 「管理」 > 「Search Console のリンク」
- 「リンク」ボタンから対象のプロパティを選択して連携
集客(検索キーワード)からサイト内の行動までを一気通貫で分析できるようになるため、SEO対策には必須の設定です。
Looker Studioと連携してレポートを自動化する
「毎月レポートを作るのが大変…」という方は、Googleが提供する無料のBIツール「Looker Studio(ルッカースタジオ)」との連携がおすすめです。
GA4のデータをLooker Studioに読み込ませれば、自動更新される見やすいグラフィカルなレポートが作成できます。一度作れば、あとはURLを開くだけで最新の数値を確認できるので、報告業務が劇的に楽になりますよ。
GA4の操作に慣れるためのコツと対処法

機能が多すぎて「やっぱり難しい」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、最初からすべてを使いこなす必要はありません。GA4と上手に付き合い、徐々に慣れていくためのコツをお伝えします。
Google公式のデモアカウントで練習する
自社サイトのデータがまだ少ない場合や、設定をいじるのが怖い場合は、Googleが提供している「デモアカウント」を使いましょう。
「Google Merchandise Store」という実際のECサイトのデータを見ることができます。
データ量が豊富なので、レポートの見方や探索レポートの練習に最適です。誰でも無料でアクセスできるので、まずはここで色々なボタンを押してみるのが一番の近道です。
毎日見るべき指標を決めて習慣化する
たまにしか見ないと、使い方もログイン情報も忘れてしまいます。
「毎朝9時に昨日のユーザー数だけ見る」といったように、小さな習慣を作ってみてください。
- 昨日のユーザー数は?
- どのページが一番見られた?
この2つを確認するだけでも十分です。毎日見ていると「あれ?今日はいつもより多いな」という変化に気づけるようになります。
社内で数値を共有するルールを作る
担当者一人だけが詳しい状態だと、分析が属人化してしまいます。
「週に1回、この数値をチームに報告する」というルールを作ると、強制的にGA4を触る機会が生まれます。
また、共通言語ができることで、「このページのエンゲージメント率を上げよう」といった具体的な議論がしやすくなります。
自社での運用が難しい場合は専門家に相談する
どうしても設定がうまくいかない、数値が正しいか不安、という場合は、無理せずプロに頼るのも一つの手です。
初期設定やLooker Studioの構築だけを外部に依頼し、日々の確認は自分たちで行う、という使い分けも賢い方法です。重要なのはツールを使うことではなく、サイトを改善することですから、手段として検討してみてください。
まとめ

GA4は、ユーザーの行動を深く知るための強力なツールです。
最初は「管理画面が難しい」「用語がわからない」と感じるかもしれませんが、今回ご紹介した「レポート」の基本的な見方と、いくつかの重要な指標を押さえておけば、サイトの現状は十分把握できます。
まずは、ログインして「ホーム」画面を眺めることから始めてみましょう。そして、気になったメニューをポチポチとクリックしてみてください。データを壊すことはありませんので、恐れずに触ってみることが上達への近道です。
使い方がわかってくると、サイトを訪れてくれるユーザーの姿が見えてきて、分析がきっと楽しくなりますよ。ぜひ今日から、GA4でのサイト分析を習慣にしてみてくださいね。
ga4 使い方についてよくある質問

- Q. GA4とUA(旧アナリティクス)は併用できますか?
- いいえ、UA(ユニバーサルアナリティクス)の計測は2023年7月1日で終了しており、現在は併用できません。過去のUAデータを閲覧することは一部可能ですが、新しいデータは計測されません。現在はGA4のみが計測可能です。
- Q. GA4の導入設定は難しいですか?
- 基本的な導入はそれほど難しくありません。Googleタグマネージャー(GTM)を使用すれば、タグを設置するだけで計測を開始できます。ただし、eコマース設定やカスタムイベントなどの高度な設定を行う場合は、専門的な知識が必要になることもあります。
- Q. 自分のアクセス(社内アクセス)を除外するにはどうすればいいですか?
- 管理画面の「データストリーム」から「タグ付けの詳細設定」→「内部トラフィックの定義」でIPアドレスを登録し、その後「データフィルタ」を有効化することで除外できます。正確なデータを取るために、初期設定で行うことをおすすめします。
- Q. レポートのデータが反映されるまでにどれくらい時間がかかりますか?
- 「リアルタイム」レポート以外の標準レポートにデータが反映されるまで、通常24〜48時間程度かかります。設定変更や新しいイベントの追加を行った場合も、翌日以降に確認するようにしましょう。
- Q. 直帰率はどこで見られますか?
- GA4では初期状態のレポートに「直帰率」が表示されていないことが多いですが、指標としては存在します。レポートのカスタマイズ機能を使って表に追加するか、「探索」レポートを使用することで確認できます。ただし、GA4では直帰率よりも「エンゲージメント率」を見ることを推奨しています。