「ブログを開設したから、Googleアナリティクスを設定しよう!」と意気込んで設定画面を開いたものの、「トラッキングID」という項目が見つからなくて困っていませんか?
「あれ?ネットの説明記事と画面が違う…」と焦ってしまうのも無理はありません。実は、Googleアナリティクスのバージョンアップに伴い、現在は「トラッキングID」という名称は使われなくなっているのです。
でも、安心してくださいね。名前と形式が変わっただけで、やるべきことはとてもシンプルです。この記事では、初心者の方でも迷わず設定できるように、新しいID(測定ID)の取得方法からサイトへの連携手順まで、画像をイメージできるようにやさしく解説します。
一緒にひとつずつ進めて、サイトの分析をスタートさせましょう!
このページに書いてあること
Googleアナリティクスの「トラッキングID」が見つからない?GA4での変更点

Googleアナリティクスの管理画面を探しても「トラッキングID」が見つからないと、「私の設定が間違っているのかな?」と不安になってしまいますよね。
実はこれ、間違いではなくGoogleアナリティクスのバージョンが変わったことによる仕様変更なんです。まずは、何がどう変わったのか、現在使うべきIDは何なのかを整理しておきましょう。ここさえ理解できれば、あとの作業はとてもスムーズに進みますよ。
現在は「トラッキングID」ではなく「測定ID」を使用します
結論から言うと、現在の最新版であるGoogleアナリティクス4(GA4)では、「トラッキングID」ではなく「測定ID」という名称が使われています。
以前のバージョン(ユニバーサルアナリティクス:UA)を使っていた頃は「トラッキングID」が必須でしたが、今はその役割を「測定ID」が引き継いでいるんですね。
ですので、サイト作成ツールやプラグインの設定画面で「トラッキングIDを入力してください」と書かれていても、基本的にはこの「測定ID」を入力すればOKです。名前は違いますが、サイトとアナリティクスを繋ぐための「カギ」であることに変わりはありません。
「UA-」から始まるコードと「G-」から始まるコードの違い
名称だけでなく、IDの見た目(コードの形式)も変わりました。これを知っておくと、自分がどちらのIDを扱っているのかすぐに判別できますよ。
| 種類 | 名称 | コード形式 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 旧バージョン | トラッキングID | UA-000000-0 | 廃止(計測停止) |
| 新バージョン | 測定ID | G-XXXXXXXXXX | 現在利用中 |
以前は「UA-」から始まる数字の羅列でしたが、現在は「G-」から始まる英数字の組み合わせになっています。「Gから始まるコード=新しい測定ID」と覚えておけば、設定時に迷うことも少なくなりますね。
なぜ名称や形式が変わったのか?(UA廃止とGA4への移行)
「どうしてわざわざ名前や形を変えたの?」と疑問に思うかもしれませんね。これは、Googleアナリティクス自体が、従来の「ページ単位」の計測から、ユーザーの行動を中心とした「イベント単位」の計測へと大きく進化したためです。
旧バージョンのUAは2023年7月に計測を終了しており、現在は新しいGA4への完全移行が進んでいます。
そのため、これから新しくブログやサイトを作る場合は、必然的にGA4を使うことになります。「トラッキングID(UA-)」は過去のもの、「測定ID(G-)」がこれからのスタンダードだと捉えて、新しい形式に慣れていきましょう。
GA4の測定ID(旧トラッキングID)を確認・取得する3ステップ
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新しいIDの正体がわかったところで、実際にその「測定ID」を取得してみましょう。
管理画面のどこにあるのかさえ分かってしまえば、確認はとっても簡単です。ここでは3つのステップで迷わずにたどり着けるよう、順を追って説明しますね。Googleアナリティクスの画面を開いて、一緒に操作してみてください。
手順1:Googleアナリティクスの管理画面(歯車マーク)を開く
まず、Googleアナリティクスにログインしましょう。画面が開いたら、左下の隅にある歯車のマーク(管理)をクリックします。
もし画面の表示が違っていてメニューが見当たらない場合は、左側のメニューバーにカーソルを合わせてみてください。メニューがスッと出てくるはずです。この「管理」メニューが、すべての設定の入り口になりますよ。
手順2:プロパティ設定から「データストリーム」を選択する
管理画面が開くと、「アカウント」と「プロパティ」という2つの列(またはセクション)が表示されているかと思います。
その中の「プロパティ設定」の列を見てみましょう。そこにある「データの収集と修正」という項目をクリックし、さらに「データストリーム」を選択してください。
以前は「トラッキング情報」という項目がありましたが、GA4ではこの「データストリーム」の中にIDが格納されています。「データの流れ(ストリーム)を確認する場所」とイメージすると覚えやすいですね。
手順3:対象のサイトを選び「測定ID(G-XXXX)」をコピーする
「データストリーム」の画面には、登録してあるウェブサイトのURLが表示されています。設定したいサイトの行をクリックしてみましょう。
すると「ウェブ ストリームの詳細」という画面が右側からスライドして出てきます。この画面の右上に「測定ID」と書かれた項目があり、「G-」から始まるコードが表示されているはずです。
コードの横にあるコピーボタン(四角が重なったマーク)をポチッと押せば、クリップボードにコピーされます。これでIDの取得は完了です!あとはこれをサイトに貼り付けるだけですね。
取得したIDを使ってWebサイトと連携させる方法

無事に「測定ID(G-)」をコピーできたら、次はいよいよWebサイトとの連携です。
お使いのブログサービスやWordPressのテーマによって、IDを貼り付ける場所が少しずつ異なります。ここでは代表的なパターンをいくつか紹介しますので、ご自身の環境に合った方法を試してみてくださいね。
WordPressのテーマ設定(SWELL・Cocoon等)に入力する場合
WordPressで「SWELL」や「Cocoon」などの人気テーマを使っているなら、テーマの設定や専用プラグインを使ってとても簡単に連携できます。
- SWELLの場合:
SWELL開発者が提供しているプラグイン「SEO SIMPLE PACK」を使うのが基本です。管理画面の「SEO PACK」→「一般設定」を開き、「Googleアナリティクス」の項目にある入力欄へ、「G-」から始まるコードを貼り付けましょう。 - Cocoonの場合:
「Cocoon設定」→「アクセス解析・認証」タブを開き、「GA4測定ID」の欄に入力します。
これだけでGoogle アナリティクスの導入は完了です。トラッキングID(測定ID)をコピペするだけで設定できるので、難しいコード操作が不安な方でも安心ですね。
All in One SEOなどのプラグインに入力する場合
テーマ自体に設定欄がない場合は、「All in One SEO」や「SEO SIMPLE PACK」などのプラグインを使うのが一般的です。
例えば「All in One SEO」なら、メニューから「一般設定」→「Webマスターツール」→「Googleアナリティクス」と進みます。
ここで注意したいのは、入力欄が「雑多なコード」ではなく「測定ID」専用の欄になっているか確認することです。「G-XXXX」をそのまま貼り付けて保存すれば連携できますよ。プラグインにお任せできるので、初心者の方にもおすすめの方法です。
WixやBASEなどのサイト作成ツールに入力する場合
WixやBASE、Shopifyなどのサイト作成サービスでも、基本的には専用の入力欄が用意されています。
- Wix: 「マーケティング・SEO」→「マーケティング連携」からGoogleアナリティクスを選び接続。
- BASE: 「Apps」から「Google Analytics 4設定」アプリ(無料)をインストールし、IDを入力。
各サービスのヘルプページで「GA4 設定」と検索すると、詳しい手順が出てきます。どのツールも最近はGA4にしっかり対応しているので、IDさえあればすぐに連携できますよ。
Googleタグマネージャー(GTM)を使って設置する場合
少し上級者向けですが、将来的に広告タグなども一括管理したいなら「Googleタグマネージャー(GTM)」を使うのがベストです。
GTMの管理画面で「新規タグ」を作成し、タグの種類で「Google アナリティクス: GA4 設定」を選びます。そこに測定IDを入力し、トリガーを「All Pages(全ページ)」に設定して公開しましょう。
一度GTMを導入してしまえば、後から他の解析ツールを入れる時もサイトのコードを触らずに済むので、管理がとても楽になりますよ。
HTMLのheadタグ内に直接コードを貼り付ける場合
ツールやプラグインを使わず、直接コードを埋め込む方法もあります。これは「グローバルサイトタグ(gtag.js)」と呼ばれるものです。
アナリティクスの「ウェブ ストリームの詳細」画面の下の方に「タグの実装手順を表示」という項目があります。そこから「手動でインストールする」を選ぶと、長いコードが表示されます。
このコードをコピーし、サイトのHTML内にある<head>タグの直後に貼り付けます。WordPressなら「テーマファイルエディタ」のheader.phpなどが該当しますが、編集をミスすると画面が真っ白になるリスクもあるので、バックアップをとってから慎重に行いましょう。
連携ツールが「トラッキングID(UA-)」しか対応していない時の対処法
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「あれ?設定画面に入力しようとしたら、エラーが出て保存できない…」
「『UA-』から始まるIDしか入力できないみたい…」
もしそんな状況に直面しても、焦らなくて大丈夫です。古い仕様のまま更新が止まっているツールやプラグインでは、新しい「G-」形式のIDを受け付けてくれないことがあります。そんな時の対処法をいくつかご紹介しますね。
ツールのバージョンが古いか確認しアップデートする
まず最初に疑うべきは、使っているテーマやプラグインのバージョンが古い可能性です。
開発者がすでにGA4対応のアップデートを出しているのに、自分のサイト側で更新ができていないだけかもしれません。WordPressのダッシュボードで「更新」を確認し、利用中のテーマやプラグインを最新の状態にアップデートしてみてください。
これだけで「G-」形式の入力欄が現れ、あっさり解決することも多いですよ。まずは基本のアップデートから確認してみましょう。
「カスタムHTML」機能を使って直接タグを貼り付ける
最新版にしても専用の入力欄がない場合は、「カスタムHTML」や「headタグへの挿入」機能を利用します。
多くのテーマやツールには、アクセス解析用ではなくても「headタグ内に自由なコードを追加できる欄」が用意されているはずです。
そこに、先ほど紹介した「グローバルサイトタグ(長いコードのほう)」を丸ごと貼り付けます。専用のID入力欄が使えなくても、この方法なら直接タグを読み込ませることができるので、問題なく計測を開始できますよ。
GA4に対応した別のプラグインへの乗り換えを検討する
もし使っているプラグインが長期間更新されておらず、GA4に対応する気配がない場合は、思い切って別のプラグインに乗り換えるのも一つの手です。
セキュリティの面から見ても、更新が止まっているプラグインを使い続けるのはあまりおすすめできません。「Site Kit by Google」や「SEO SIMPLE PACK」など、GA4に完全対応した信頼できるプラグインはたくさんあります。
これを機に、より使いやすく安全な環境へ整えてみるのも良い機会かもしれませんね。
ID設置後に正しく計測できているか確認する方法

設定お疲れ様でした!IDの設置ができたら、最後に「本当に動いているかな?」と確認しておきましょう。
設定したつもりでも、実はコードが反映されていなかったり、キャッシュが残っていて計測されていなかったりすることがあります。確実にデータが取れているかチェックするための、簡単な2つの方法をお伝えします。
自分のアクセスが「リアルタイム」レポートに表示されるか見る
一番手軽で確実なのが、Googleアナリティクスの「リアルタイム」レポートを見ることです。
- パソコンでGoogleアナリティクスの「レポート」→「リアルタイム」を開く。
- 自分のスマホから、設定したWebサイトにアクセスする。
もし設定が成功していれば、数秒から数十秒後に「過去30分間のユーザー」という数字が「1」になり、地図上の現在地に丸いマークが表示されます。「あ、私が見てる!」と分かると嬉しいですよね。これが確認できれば、連携はバッチリです。
Google Chromeの拡張機能「Tag Assistant」を使う
もう少し詳しくチェックしたい場合は、Google Chromeの拡張機能「Tag Assistant」を活用するのがおすすめです。なお、以前の「Tag Assistant Companion」は廃止予定となっているため、現在は「Tag Assistant」を利用しましょう。
このツールを使うと、サイト上にGoogle アナリティクスのトラッキングIDなどのタグがきちんと埋め込まれているか、自動で診断してくれます。使い方は簡単で、インストールしてサイトを開き、「Enable」をクリックしてからページを再読み込みしてみてください。そうすると、タグの状態がアイコンの色で表示されます。
タグの色が緑や青なら正常、赤色ならエラーというサインです。もしリアルタイムレポートに反応がない時は、このツールを使ってタグ自体が正しく設置されているか確認してみると良いでしょう。
まとめ

今回は、Googleアナリティクスの「トラッキングID」が見つからない理由と、新しい「測定ID(G-)」の取得・設定方法について解説しました。
要点を振り返ってみましょう。
- 現在は「トラッキングID(UA-)」ではなく「測定ID(G-)」を使用する
- IDは管理画面の「データストリーム」から確認できる
- WordPressテーマやプラグインの設定欄にコピペするだけで連携完了
初めて管理画面を見ると、用語が難しく感じてしまうかもしれませんが、やることは「IDをコピーして貼る」だけです。
一度設定してしまえば、あとは自動でデータが溜まっていきます。「ちゃんと設定できたかな?」と不安なときは、リアルタイムレポートを覗いてみてくださいね。あなたのサイトに訪れる読者さんの動きが見えると、ブログ運営がもっと楽しくなりますよ!
google アナリティクス トラッキングidについてよくある質問

google アナリティクス トラッキングidについて、初心者の方がよく疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
Q1. トラッキングID(UA-)はもう絶対に使えないのですか?
いいえ、過去に設定したUAプロパティのデータ閲覧用としては残っている場合がありますが、新規の計測は完全に停止しています。これから新しく計測を始めるなら、必ずGA4の「測定ID(G-)」を使用してください。
Q2. 測定IDを他人に知られても大丈夫ですか?
基本的には、測定IDだけで個人情報が漏れることはありません。ただし、悪意のある第三者があなたのIDを使って偽のアクセスデータを送る「リファラースパム」などのリスクはゼロではありません。不必要にSNSなどで公開するのは避け、管理画面内だけで扱うのが安全です。
Q3. 「G-」から始まるコードと「GT-」から始まるコードの違いは?
「G-」はGA4の測定IDですが、「GT-」はGoogleタグマネージャーなどで使われる設定IDの場合があります。通常のアナリティクス設定では「G-」から始まるコードを使えば間違いありません。
Q4. 設定したのに翌日になってもデータが0のままです。なぜですか?
GA4のレポート反映には、24時間〜48時間程度のタイムラグがある場合があります。ただし「リアルタイム」レポートにも反応がない場合は、設定ミスの可能性が高いです。IDの貼り間違いや、プラグインの競合などを再確認してみてください。
Q5. 複数のサイトで同じ測定IDを使ってもいいですか?
技術的には可能ですが、推奨されません。同じIDを使うと、異なるサイトのデータが混ざってしまい、正確な分析ができなくなります。サイトごとに新しい「プロパティ」を作成し、それぞれ別の測定IDを発行して管理しましょう。