自身のブログやウェブサイトで、特定のページをGoogleの検索結果に表示させたくないと悩んでいませんか?
「せっかく作ったブログの記事なのに、まだ完成していないページまで検索結果に表示されてしまう…」「スパムのような怪しいサイトからリンクを張られて、サイトの評価が下がってしまうのではないか」など、Webサイトやブログを運営していると、こんな悩みをよく耳にします。
このような問題を解決するためには、noindexやnofollowといった検索エンジン向けの指示タグについて正しく理解し、適切に設定することが大切です。これらのタグを使うことで、特定のページを検索結果から除外したり、リンクの評価を調整したりすることができます。
この記事では、noindexとnofollowの基本的な役割から具体的な設定方法、活用シーンまで、実践的な知識をわかりやすく解説していきます。WordPressユーザーの方にも役立つ設定手順や、よくあるトラブルへの対処方法もご紹介します。
検索エンジン最適化(SEO)の基本となるこれらのタグを正しく理解し、効果的に活用することで、より戦略的なサイト運営が可能になります。ぜひ最後までお読みください。
このページに書いてあること
noindexとnofollowの基本知識

noindexとnofollowは、ウェブサイトの検索エンジン対策に欠かせない重要な指示タグです。noindexは特定のページをGoogleなどの検索結果に表示させないようにする指示を、nofollowはリンク先のページへの評価の受け渡しを制御する指示を検索エンジンに伝えることができますよ。
これらの指示タグは、メタタグやHTTPヘッダー、HTMLの属性として設定できます。検索エンジン向けの指示を適切に伝えることで、自分のサイトの検索結果での表示をコントロールしたり、スパムサイトからの悪影響を防いだりすることができるんです。
検索エンジン向けの指示タグとしてのnoindexの役割
検索エンジンがWebサイトのページを見つけたとき、基本的にはそのページを検索結果に表示する対象として認識します。しかし、noindexタグを設定すると、そのページを検索結果に表示しないよう指示することができます。
noindexタグは、検索エンジンに対して「このページは検索結果に含めないでください」というメッセージを送る重要な指示タグなのです。この指示により、検索エンジンはページの存在を認識しつつも、検索結果には表示しないという判断を下します。
具体的には、以下のような仕組みで機能します。
- 検索エンジンのクローラーがページを訪問
- noindexタグを検出して指示を理解
- 検索インデックスへの登録をスキップ
- 検索結果への表示を制御
例えば、ECサイトの在庫切れ商品ページや、ブログの下書き記事など、一時的または永続的に検索結果への表示を避けたいページに対して活用できます。
検索エンジンがnoindexタグを見つけると、そのページの情報は収集しますが、検索インデックスには登録しません。これにより、ユーザーがGoogle検索などで検索しても、noindexが設定されたページは検索結果に現れなくなります。
ただし、気をつけたいのは、noindexタグを設定してもすぐには検索結果から消えないという点です。検索エンジンが再度クロールしてnoindexタグを確認するまでは、しばらく検索結果に表示され続ける可能性があります。
このように、noindexタグは検索エンジンとの重要なコミュニケーションツールとして機能し、サイト運営者が検索結果での表示をコントロールするための有効な手段となっています。後のセクションで説明する具体的な設定方法と組み合わせることで、より効果的なSEO施策を実現することができるでしょう。
検索エンジン向けの指示タグとしてのnofollowの役割
nofollowタグは、リンク先のページへの「信頼」や「価値」の受け渡しを制御する重要な指示タグです。検索エンジンに対して「このリンクはページランクを渡さないでください」という指示を出すことができます。
nofollowタグの仕組みは、検索エンジンがページのリンク構造を解析する際に大きな役割を果たします。通常、あるページから別のページへリンクを張ると、リンク元のページの評価の一部がリンク先に受け渡されます。しかし、nofollowを設定すると、その評価の受け渡しを止めることができるのです。
具体的な機能としては、リンクを通じた評価の受け渡しを制御することで、スパムサイトからの悪影響を防いだり、広告リンクの取り扱いを適切に行ったりすることができます。例えば、ブログのコメント欄にスパムサイトへのリンクが投稿された場合でも、nofollowを設定しておけば、自サイトの評価には影響しないようにできます。
また、有料広告リンクや信頼性の低いサイトへのリンクなど、評価を受け渡したくないケースでも活用できます。特に、Googleのガイドラインでは、有料リンクにはnofollowを設定することが推奨されています。
ただし、nofollowタグを設定しすぎると、サイト全体のリンク構造に影響を与える可能性があります。必要なページへの評価の受け渡しまで止めてしまうと、SEO的にマイナスの影響が出る可能性もあるでしょう。
このように、nofollowタグは検索エンジンとの適切なコミュニケーションを図る上で重要な役割を果たします。後述する具体的な設定方法を参考に、適切に活用していくことをお勧めします。
noindexの正しい設定方法

noindexの設定方法は、主にメタタグやHTTPレスポンスヘッダー、WordPressの設定画面から行うことができます。これらの方法は、サイトの構成や使用しているシステムによって使い分けると良いでしょう。
特に初めての方には、HTMLのheadタグ内にメタタグを追加する方法がおすすめです。WordPressをお使いの方なら、専用のプラグインを使って簡単に設定できますよ。もちろん、サーバー側での設定が可能な場合は、HTTPレスポンスヘッダーでの指定も効果的な選択肢になります。
メタタグを使った設定手順
メタタグを使ってnoindexを設定する方法は、HTMLファイルを直接編集するだけで実装できる便利な手法です。
サイトのheadタグ内に特定のメタタグを追加することで、検索エンジンに対してページのインデックス登録を制御できます。この方法は、サーバーの設定変更が不要で、HTMLの基本的な知識があれば誰でも設定可能という利点があるんですよ。
具体的な設定手順は次のように進めます。
- まずHTMLファイルのheadタグを開きます
- というコードを追加
- ファイルを保存して完了です
同時にnofollowも設定したい場合は、contentの値を“noindex,nofollow”とカンマでつなげて指定しましょう。また、特定の検索エンジンにだけ指示を出したい場合は、robotsの部分をgooglebotやbingbotに書き換えることもできます。
メタタグの設置位置は、headタグの中であれば特に制約はありませんが、title要素やdescription要素の近くに配置すると管理がしやすくなります。また、既存のrobots用メタタグがある場合は、上書きされないように注意が必要でしょう。
正しく設定できたかどうかは、ブラウザの開発者ツールやHTMLのソースコードを確認することで簡単に確認できます。設定後は必ずページを再読み込みして、意図した通りにメタタグが表示されているか確認してみてください。
新しく作成したページに設定する場合は問題ありませんが、既存ページに追加する際は、そのページの重要度や他のページとの関連性をよく考慮した上で実施することをおすすめしますよ。
WordPressでの具体的な設定方法
WordPressでnoindexを設定する方法はとても簡単です。プラグインを使う方法と、直接テーマファイルを編集する方法の2つがありますが、まずはプラグインでの設定をおすすめします。
代表的なSEOプラグイン「Yoast SEO」を使った設定手順をご紹介しますね。WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」でYoast SEOを検索してインストールしてください。
インストール後は、以下の手順で簡単に設定できます。
- 投稿や固定ページの編集画面を開く
- 下部にある「Yoast SEO」セクションを表示
- 「詳細設定」タブをクリック
- 「検索エンジンへの表示」で「いいえ」を選択
もし全体的な設定を行いたい場合は、「SEO」→「検索設定」から、アーカイブページやタグページなど、各種ページタイプごとにnoindexの設定が可能です。
複数のページに一括でnoindexを設定したい場合は、「All in One SEO Pack」というプラグインも便利ですよ。こちらは一括設定機能が充実しているので、大規模なサイトの管理に適しています。
プラグインを使いたくない場合は、テーマのheader.phpファイルを直接編集することもできます。ただし、テーマのアップデート時にファイルが上書きされる可能性があるため、子テーマを作成してからの編集をおすすめします。
設定後は必ずGoogleサーチコンソールでインデックス状況を確認しましょう。反映には数日から数週間かかることがありますが、定期的にチェックすることで、設定が正しく機能しているか把握できます。
HTTPレスポンスヘッダーでの設定方法
HTTPレスポンスヘッダーでの設定は、サーバー側でnoindexを指示する効果的な方法です。この設定により、HTMLファイルを直接編集することなく、サーバーレベルでページのインデックス制御が可能になります。
サーバー設定でnoindexを実装する主な理由は、大量のページに一括で適用できる点にあります。特に動的に生成されるページや、HTMLファイルを直接編集できない環境で威力を発揮します。
具体的な設定方法は、使用しているWebサーバーによって異なります。
Apacheサーバーの場合は、.htaccessファイルに以下のような記述を追加します。
<IfModule mod_headers.c>
Header set X-Robots-Tag "noindex"
</IfModule>
Code language: HTML, XML (xml)
Nginxサーバーでは、設定ファイルに次のような記述が必要です。
add_header X-Robots-Tag "noindex";
Code language: JavaScript (javascript)
設定する際の重要なポイントは、対象となるディレクトリやファイルを明確に指定することです。特定のフォルダ配下すべてにnoindexを適用したい場合は、そのディレクトリの設定ファイルに記述するといいでしょう。
実装後は、curlコマンドやブラウザの開発者ツールでHTTPヘッダーを確認することをおすすめします。正しく設定されていれば、レスポンスヘッダーに「X-Robots-Tag: noindex」という行が表示されるはずです。
このように、HTTPレスポンスヘッダーでの設定は、大規模サイトの管理やシステム的な実装に適した方法です。メタタグやプラグインでの設定と比べて、より柔軟で強力な制御が可能になりますよ。
nofollowの正しい設定方法

ウェブサイトやブログでnofollowを設定する方法には、ページ全体に適用する方法と特定のリンクだけに設定する方法があります。初心者の方でも簡単に実践できる手順をこれから詳しくご紹介していきましょう。
特にWordPressをお使いの方は、プラグインを活用することで専門的な知識がなくてもnofollowの設定が可能です。メタタグの追加やHTMLの編集など、それぞれの目的に応じた最適な設定方法を学んでいきましょう。
ページ全体にnofollowを設定する方法
ページ全体のリンクに対してnofollowを設定したい場合、メタロボットタグを使用する方法が最も効果的です。この設定により、ページ内のすべてのリンクが検索エンジンによって評価されないようになります。
head要素内に下記のコードを追加することで、簡単に設定を完了できます。
<meta name="robots" content="nofollow">
Code language: HTML, XML (xml)
この設定では、ページ内のすべてのリンクに対して個別にnofollowを指定する手間が省けるメリットがあります。特に大量のリンクを含むページや、ユーザーが自由に投稿できるフォーラムなどで重宝しますね。
ただし、この方法にも注意点があります。ページ全体にnofollowを設定すると、重要なナビゲーションリンクまでもが評価されなくなる可能性があります。そのため、以下のような場合は個別のリンクごとにnofollowを設定することをお勧めします。
- メインメニューやフッターなど、重要なナビゲーション
- 自社の商品・サービスページへのリンク
- 信頼性の高い外部サイトへのリンク
また、検索エンジンによってはrobots.txtファイルでの指定も可能です。その場合は、下記のような記述を追加します。
User-agent: *
Nofollow: /対象のページのパス/
Code language: HTTP (http)
設定後は必ずGoogleのSearch Consoleなどのツールで、意図した通りに設定が反映されているか確認することをお忘れなく。誤った設定は、サイトの検索エンジン評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
なお、この設定はいつでも変更可能です。サイトの運営方針や戦略に応じて、柔軟に見直していくことをおすすめしますよ。
特定のリンクにnofollowを設定する方法
特定のリンクにnofollowを設定する方法について、具体的に説明していきます。
個別のリンクにnofollowを設定するには、HTMLのaタグ内にrel=”nofollow”という属性を追加するだけでOKです。この設定により、そのリンクを通じた評価の受け渡しを制御することができます。
具体的な実装方法を見てみましょう。通常のリンクコードは以下のように変更します。
変更前:<a href="https://example.com">リンクテキスト</a>
変更後:<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
この設定は、特にユーザーが投稿したコメント内のリンクや、広告リンク、信頼性が確実でないサイトへのリンクに対して有効です。セキュリティやサイトの評価を守るために、外部リンクには積極的にnofollowを設定することをおすすめします。
HTMLを直接編集できない場合は、以下の方法も活用できます。
- リンク管理プラグインの使用
- テーマのカスタマイズ機能での設定
- ウィジェットエディターでの属性追加
設定後は必ずページのソースコードを確認して、意図した通りにrel=”nofollow”属性が追加されているか確認しましょう。特に動的に生成されるリンクの場合は、正しく属性が付与されているか注意深くチェックする必要があります。
また、すべてのリンクにnofollowを設定する必要はありません。信頼できるサイトや、自社の関連サイトへのリンクは、評価を適切に受け渡すことでSEO効果を高められる可能性がありますよ。
WordPressでのnofollow設定方法
WordPressでのnofollow設定は、主にプラグインを使用する方法と手動でHTMLを編集する方法があります。初心者の方でも簡単に設定できる方法をご紹介しましょう。
最も簡単なのは、SEO管理プラグイン「Yoast SEO」を使用する方法です。このプラグインを導入すると、リンクごとにnofollowの設定ができるようになります。
具体的な手順は以下の通りです。
- 投稿編集画面でリンクを挿入する際、リンク設定画面の詳細オプションを開く
- 「リンクの関係性」の項目で「nofollow」にチェックを入れる
- 設定を保存して完了
より高度な設定が必要な場合は、「All in One SEO Pack」というプラグインも便利です。このプラグインでは、特定のカテゴリーやタグのページ全体にnofollowを一括設定することができます。
手動での設定も可能です。投稿画面のHTMLモードで、リンクタグにrel=”nofollow”属性を追加するだけです。例えば通常のリンクコードが<a href="URL">
だった場合、<a href="URL" rel="nofollow">
と変更します。
特定のページ全体にnofollowを設定したい場合は、テーマファイルのheader.phpに<meta name="robots" content="nofollow">
を追加します。ただし、この方法はテーマ更新時に設定が消える可能性があるため、子テーマの作成をおすすめします。
設定後は必ずページのソースコードで確認を行い、意図した通りにnofollowが設定されているか確認しましょう。また、重要なページへのリンクには不用意にnofollowを設定しないよう注意が必要です。
noindexが必要なシーンと活用方法

noindexタグを適切に設定することで、検索結果に表示させたくないページを効果的に管理できるようになります。プライベートな情報を含むページや、開発中のコンテンツ、重複したページなど、検索結果への表示を制御したいケースは意外と多いものです。
管理画面やテストページ、ログインページなどの一般ユーザー向けではないページにもnoindexの設定が有効です。また、同じような内容を持つページが複数ある場合は、代表となるページ以外にnoindexを設定することで、検索エンジンに優先して欲しいページを明確に指示することができます。
検索結果に表示したくないページへの設定
検索結果に表示したくないページを適切に設定することは、SEO対策の重要なポイントです。noindexタグを使って、戦略的にページの表示・非表示をコントロールしていきましょう。
まず、検索結果から除外すべきページには、以下のような種類があります。
- 下書きや未完成の記事ページ
- ログインページやお問い合わせフォーム
- プライバシーポリシーや利用規約のページ
- プレビュー用やテスト用のページ
これらのページは、ユーザーが検索して直接アクセスしても有用な情報を得られない可能性が高いため、noindex設定をお勧めします。
特に気をつけたいのが、同じ内容のページが複数存在する場合です。たとえば、PCサイトとスマートフォンサイトで同じ内容のページがある場合、片方にnoindexを設定して重複コンテンツを防ぐことが大切です。
また、セキュリティの観点からも、管理画面やバックアップページには必ずnoindexを設定しましょう。これらのページが検索結果に表示されると、セキュリティ上のリスクになる可能性があります。
WordPressの場合、カテゴリーページやタグページなども、メインコンテンツと重複する可能性があります。こういったページにもnoindexを設定することで、検索エンジンに対して明確な指示を出すことができるのです。
ただし、noindex設定を行う際は、そのページが本当に検索結果から除外すべきかどうかを慎重に判断する必要があります。誤ってコアコンテンツにnoindexを設定してしまうと、サイト全体のSEOに悪影響を及ぼす可能性があるためです。
定期的にGoogle Search Consoleでインデックス状況を確認し、意図した通りにページが除外されているか確認することをお勧めします。
重複コンテンツがあるページへの対応
重複コンテンツは検索エンジンの評価に悪影響を与える可能性があるため、適切な対処が必要です。noindexタグを使用することで、この問題を効果的に解決できます。
複数のURLで同じ内容が表示される場合、検索エンジンはどのページを優先して表示すべきか判断に迷ってしまいます。そのため、オリジナルコンテンツ以外のページにnoindexを設定することで、検索エンジンに明確な指示を出すことができるのです。
具体的な活用例として、ECサイトでの商品一覧ページが挙げられます。
ページの種類 | 設定すべきタグ |
---|---|
メインページ | なし(インデックス可) |
並び替えページ | noindex |
フィルター適用ページ | noindex |
また、ブログのアーカイブページやタグページなど、既存記事の内容が重複して表示されるページにもnoindexを設定すると良いでしょう。特にページネーションを使用している場合は、2ページ目以降にnoindexを設定することをおすすめします。
ただし、重複コンテンツへの対応としては、canonicalタグの使用も検討する必要があります。重複ページの中でもユーザーにとって価値があるものは、canonicalタグでメインページを指定する方が適切な場合もあります。
結論として、重複コンテンツの問題に対しては、ページの性質や目的に応じてnoindexタグを適切に設定することで、検索エンジンに正しい指示を伝えることができます。これにより、サイト全体のSEOパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
管理画面やテストページの非表示設定
管理画面やテストページを検索結果に表示させないことは、サイトのセキュリティと品質管理の観点から非常に重要です。これらのページにnoindexを設定することで、意図しない情報漏洩を防ぎ、ユーザー体験を向上させることができます。
管理画面へのアクセスを制限する理由は、セキュリティリスクを最小限に抑えるためです。具体的には以下のようなリスクが考えられます。
- 管理者ログイン画面が露出することによる不正アクセスの危険性
- システム構成情報の漏洩
- テスト中の未完成コンテンツの誤表示
WordPressの場合、管理画面(/wp-admin/)へのnoindex設定は以下の手順で行えます。
- wp-config.phpに下記コードを追加
define('DISALLOW_FILE_EDIT', true);
Code language: JavaScript (javascript)
- .htaccessファイルで管理ディレクトリへのアクセス制御
テストページについては、以下のような対象に積極的にnoindexを設定していくことをおすすめします。
- 開発環境のステージングサイト
- A/Bテスト用の一時的なページ
- コンテンツの下書きページ
特に注意が必要なのは、本番環境に残されたテストページです。これらは必ずnoindexを設定するか、不要になった時点で削除するようにしましょう。
設定後は必ずGoogleサーチコンソールで、意図したページが正しくインデックスから除外されているか確認することが大切です。設定漏れがあると、重要な情報が検索結果に表示されてしまう可能性があります。
このように、適切なnoindex設定により、セキュリティを確保しながら、必要なページだけを検索結果に表示させることができます。定期的な設定状況の確認と見直しを行うことで、より安全なサイト運営が可能になりますよ。
nofollowが必要なシーンと活用方法

nofollowタグは特定の状況下でリンク先へのPageRankの受け渡しを制御する重要な要素です。有料広告や信頼性が確認できないユーザー投稿のリンク、そしてスパムサイトからの被リンク対策など、サイトの評価を守るために適切に設定する必要があります。
特にブログやコミュニティサイトを運営している方は、コメント欄やフォーラムなどでユーザーが投稿したリンクに対してnofollowを設定することで、悪意のあるリンクからサイトを保護できるでしょう。また、アフィリエイトリンクなどの商用リンクにも設定が推奨されていますので、適切に対応していきましょう。
有料リンクへの設定
有料リンクやアフィリエイトリンクには、適切なnofollow設定が必要不可欠です。これは、Googleのウェブマスターガイドラインに従い、検索結果の信頼性を維持するための重要な対応となっています。
有料リンクにnofollowを設定する理由は、検索エンジンの評価システムを適切に機能させるためです。有料で掲載されたリンクは自然な評価とは異なるため、PageRankなどの評価指標に影響を与えないようにする必要があるのです。
具体的な設定方法は以下のようになります。
- アフィリエイトリンクの場合:
<a href="URL" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
- 広告リンクの場合:
<a href="URL" rel="sponsored nofollow">リンクテキスト</a>
- PR記事内のリンクの場合:
<a href="URL" rel="nofollow sponsored">リンクテキスト</a>
特に気をつけたいのは、アフィリエイトリンクの設定漏れです。サイト内のすべての有料リンクに適切なnofollowタグを設定することで、Googleペナルティのリスクを回避できます。
WordPressでは、プラグインを使って自動的にアフィリエイトリンクにnofollowを付与することもできますが、手動でチェックする習慣をつけることをおすすめします。プラグインの誤作動や設定漏れを防ぐためです。
最近では、rel属性にsponsoredというタグを追加することも推奨されています。これにより、検索エンジンに対してより明確に有料リンクであることを示すことができるでしょう。
また、有料リンクを含むコンテンツには、ユーザーにも分かりやすく広告やアフィリエイトリンクであることを明示することが大切です。これは法令遵守の観点からも重要な対応となります。
ユーザー投稿コンテンツのリンク対応
ユーザー投稿コンテンツのリンクには、適切なnofollow設定が必要不可欠です。特にコメント欄や掲示板など、一般ユーザーが自由にリンクを投稿できる場所では、スパムリンクからサイトを守るために重要な役割を果たします。
WordPressやその他のCMSでは、通常ユーザーコメント欄のリンクには自動的にnofollowが設定されています。しかし、カスタマイズされたフォーラムや投稿システムを使用している場合は、手動での設定が必要になるかもしれません。
具体的な対応方法として、以下のような実装が効果的です。
- コメントフォームのリンクに自動的にrel=”nofollow”を付与する仕組みを導入
- ユーザープロフィールページの外部リンクにnofollowを設定
- 投稿内容の承認システムと組み合わせた管理体制の構築
特に注意が必要なのは、新規ユーザーからの投稿です。信頼できるユーザーであっても、アカウントが乗っ取られてスパムリンクが投稿される可能性があるため、一定期間は全ての投稿リンクにnofollowを設定することをお勧めします。
また、ユーザーが投稿したリンクが適切なものかどうかを定期的にチェックする体制を整えることも大切です。不適切なリンクが見つかった場合は、速やかに対処できるよう、モデレーション機能を活用しましょう。
このように、ユーザー投稿コンテンツのリンク管理は、サイトの評価を守るための重要な施策となります。適切なnofollow設定と、継続的な監視体制を組み合わせることで、健全なサイト運営を実現できるでしょう。
信頼性の低いサイトへのリンク設定
信頼性の低いサイトへのリンクを適切に管理することは、サイトの信頼性を保つ上で非常に重要です。リンク先のサイトが怪しい場合、自サイトの評価にも影響を与える可能性があるため、nofollowタグを使って適切に制御していく必要があります。
特に注意が必要なのは、スパムサイトや詐欺的なコンテンツを含むサイトへのリンクです。これらのサイトとの関連性を検索エンジンに示すことは、自サイトの信頼性を損なう原因となる可能性があります。
具体的に、以下のようなサイトへのリンクにはnofollowを設定することをお勧めします。
- 内容が不適切または違法なサイト
- 著作権侵害の疑いがあるサイト
- 情報の出典が不明確なサイト
- 過度な広告やポップアップが表示されるサイト
nofollowを設定する際は、個別のリンクに対してrel="nofollow"
属性を追加します。例えば、通常のリンクコードを以下のように変更します。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
Code language: HTML, XML (xml)
サイトの信頼性に不安がある場合は、リンクを張る必要性自体を再検討することも大切です。ユーザーに価値のある情報を提供できない可能性が高い場合は、リンク自体を削除することも選択肢の一つとなります。
このように、信頼性の低いサイトへのリンクは、nofollowタグを適切に設定することで、自サイトへの悪影響を最小限に抑えることができます。定期的にリンク先のサイトの状態をチェックし、必要に応じて設定を見直していくことをお勧めしますよ。
設定後の確認方法と注意点

noindexやnofollowの設定をしたあとは、正しく機能しているか確認することが大切です。設定の確認方法は簡単で、ページのソースコードを確認したり、Googleのインデックス状況をチェックしたりすることができますよ。
設定が反映されるまでには通常1週間から1か月程度の時間がかかるので、すぐに結果を求めすぎないようにしましょう。また、タグの記述ミスやWordPressプラグインの設定エラーなど、よくあるトラブルにも注意が必要です。これらの確認と対策をしっかり行うことで、意図した通りの結果を得ることができます。
ページのソースコードでの確認方法
ページのソースコードで行うnoindexやnofollowの設定確認は、非常にシンプルな作業です。設定が正しく行われているかを確実に確認できる方法なので、ぜひ覚えておきましょう。
まず、確認したいページをブラウザで開いて右クリックし、「ページのソースを表示」を選択します。すると、HTMLのソースコードが表示されるようになりますよ。
ソースコード内で以下の項目を確認していきます。
- head要素内のnoindex設定:
<meta name="robots" content="noindex">
- head要素内のnofollow設定:
<meta name="robots" content="nofollow">
- 個別リンクのnofollow属性:
rel="nofollow"
Google Chromeをお使いの方は、キーボードショートカット「Ctrl + F」(Macの場合は「Command + F」)で検索ボックスを開き、「noindex」や「nofollow」という文字列を探すと、より素早く確認できます。
特に注意が必要なのは、head要素内のmeta robotsタグの位置です。このタグは必ずhead要素の中に配置されている必要があり、body要素内にある場合は正しく機能しないことがあります。
また、複数のmeta robotsタグが存在する場合は、それらが矛盾した指示を出していないかも確認しておきましょう。例えば、あるタグでnoindexを指定し、別のタグでindexを指定していると、検索エンジンが混乱してしまう可能性があります。
WordPressをご利用の方は、プラグインによる設定が正しくソースコードに反映されているかどうかも、この方法で簡単に確認できます。設定画面での操作が実際のHTMLに反映されているか、一度確認しておくことをおすすめしますよ。
検索エンジンのクローラーは、このソースコードを読み取って動作しますので、目視での確認は非常に重要です。定期的にチェックする習慣をつけることで、意図しない設定変更にも素早く気づくことができるでしょう。
設定が反映されるまでの期間
noindexやnofollowの設定をした後、その変更が検索結果に反映されるまでには一定の時間が必要です。この期間は検索エンジンの再クロール時期や、サイトの規模によって変わってきます。
通常、Googleの場合、noindexタグを設定してから反映されるまでに1週間から1ヶ月程度の期間がかかります。これは検索エンジンが定期的にサイトを巡回し、変更を確認する必要があるためです。
より具体的な目安として、以下のような条件で反映時期が変わることがあります。
サイトの特徴 | 反映までの期間 |
---|---|
更新頻度が高い | 数日~1週間 |
更新頻度が低い | 2週間~1ヶ月 |
新規サイト | 1ヶ月以上 |
反映を早めたい場合は、Google Search ConsoleでURLの削除リクエストを行うことができます。これにより、通常より早く検索結果からページを削除することが可能になります。
ただし、急いでいる場合でも、何度もクロールをリクエストするのは避けましょう。検索エンジンに過度な負荷をかけることになり、かえって悪影響を及ぼす可能性があります。
また、nofollowタグについても同様に、設定後すぐには効果が現れません。PageRankの再計算には時間がかかるため、変更の影響が完全に反映されるまでには数週間から数ヶ月かかる場合もあるのです。
よくある設定ミスと対処法
noindexやnofollowの設定に関して、よくある設定ミスとその対処法についてご説明します。
noindexやnofollowの設定ミスは、サイトのSEOに大きな影響を与える可能性があります。そこで、主な設定ミスのパターンとその解決方法をまとめてみましょう。
最も多いのは、必要なページまでnoindexを設定してしまうケースです。例えば、WordPressのプラグインで一括設定する際に、重要なコンテンツページまでnoindexが適用されてしまうことがあります。こうした状況を避けるため、設定前に対象ページを慎重に確認する必要があります。
また、nofollowの設定漏れも頻繁に発生します。特に有料リンクやアフィリエイトリンクへのnofollowタグの付け忘れは、Googleのガイドライン違反となる可能性があるため注意が必要です。
対処法として、以下の手順を実践することをおすすめします。
- 定期的にGoogleサーチコンソールでインデックス状況を確認する
- ソースコードを確認してタグの設定が正しいか検証する
- 重要なページのリストを作成し、意図しない設定変更を防ぐ
特に気をつけたい点は、テンプレートファイルの編集時です。テーマのアップデート時に設定が上書きされてしまうことがあるため、子テーマを使用するなどの対策が必要になります。
誤って重要なページをnoindexにしてしまった場合は、すぐに設定を元に戻しましょう。ただし、検索エンジンが再クロールするまでは元の状態に戻らない点に注意が必要です。
このように、設定ミスを防ぐためには、慎重な作業と定期的な確認が重要になります。サイトの規模が大きくなるほど、確認作業を体系化することをおすすめします。
canonicalタグとの違いと使い分け

Webサイトの最適化において、noindex・nofollowタグとcanonicalタグは異なる目的で使用される重要な要素です。canonicalタグは同じ内容を持つページが複数存在する場合に、検索エンジンに対して正規のURLを指定するための仕組みとして活用されています。
これらのタグは、目的に応じて使い分けたり組み合わせたりすることで効果的なSEO対策が可能になりますよ。例えば、PCとスマートフォン向けページで重複コンテンツが発生する場合は、canonicalタグで正規URLを指定しつつ、管理画面などの非公開ページにはnoindexを設定するといった使い方がおすすめです。
canonicalタグの基本的な役割
canonicalタグは検索エンジンに対して、同じ内容を持つ複数のURLの中から、最も重要なページを指定するための重要な要素です。このタグを適切に設定することで、重複コンテンツの問題を効果的に解決できます。
canonicalタグがなぜ必要なのかというと、同じコンテンツが異なるURLで表示される状況が意外と多いためなのです。例えば、以下のようなケースで重複が発生します。
- HTTPSとHTTPでのアクセス
- WWWありとなしのドメイン
- URLパラメータ付きのページ
canonicalタグを使うと、これらの異なるURLを持つページの中から、検索エンジンに「これが正規のURLです」と明確に伝えることができます。例えば、以下のようなcanonicalタグを設定します。
<link rel="canonical" href="https://example.com/sample-page/" />
Code language: HTML, XML (xml)
この設定により、検索エンジンは指定されたURLを優先的にインデックスしてくれるでしょう。また、PageRankなどの評価も正規URLに集約されるため、SEO的にも効果的な対策となります。
ただし、canonicalタグは必ずしもGoogleに強制的な指示として扱われるわけではありません。検索エンジンが状況に応じて、より適切と判断したURLを選択する可能性もあることを覚えておきましょう。
また、実装時には URLの記述に間違いがないか、絶対URLで指定されているか などの基本的なポイントにも注意を払う必要があります。適切に設定することで、サイトの評価向上につながっていきますよ。
noindexとcanonicalの併用に関する注意点
noindexとcanonicalタグの併用については、正しい理解と設定が必要です。
基本的には、noindexとcanonicalタグは互いに相反する指示となるため、同時に設定することは推奨されていません。noindexは「このページを検索結果に表示しないでください」という指示であり、canonicalは「このページが正規のURLです」という指示だからです。
この2つのタグを同じページに設定してしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 検索エンジンが矛盾した指示を受け取り、意図した通りに動作しない
- canonicalタグの効果が正しく発揮されず、重複コンテンツの問題が解決されない
- クロールの効率が低下し、インデックス登録に影響が出る
正しい対応方法としては、目的に応じて以下のように使い分けることをおすすめします。
目的 | 推奨される設定 |
---|---|
検索結果への非表示 | noindexのみ |
重複コンテンツの統合 | canonicalのみ |
一時的な非表示 | noindexのみ(後で解除) |
もし既存ページにこれらのタグが重複して設定されている場合は、早めに修正することが大切です。サイトの規模が大きくなるほど、後から修正するのが難しくなってしまうためです。
とはいえ、特殊なケースとして、パラメータ付きURLの管理などで意図的に両方のタグを併用することもあります。ただし、そのような場合でも、十分な知識と経験に基づいた慎重な判断が必要となってきます。
トラブルシューティング

noindexやnofollowの設定に関する問題が発生した際の対処方法をご紹介します。検索結果からページが消えない、アクセス数が急激に減少するなど、さまざまなトラブルに遭遇することがありますが、落ち着いて原因を特定することが大切ですよ。
クローラーの動きやインデックス状況を確認しながら、設定ミスや技術的な問題を1つずつ解決していきましょう。Google Search Consoleを活用すれば、noindexやnofollowに関連する問題の多くは解決できるはずです。
インデックスされないページの原因調査
インデックスされないページがあると気づいたとき、まずは落ち着いて原因を特定することが大切です。この問題には、いくつかの典型的なパターンがありますので、順を追って確認していきましょう。
ページがインデックスされない主な原因として、設定の問題と技術的な問題の2つに大きく分けられます。検索エンジンがページをクロールできない、もしくはインデックスを拒否している可能性が高いのです。
具体的な確認手順は以下の通りです。
- robots.txtでの誤った設定やブロック
- 誤ってnoindexタグが設定されている
- サイトマップへの未登録
- クロールエラーの発生
まず最初に行うべきは、ページのソースコードを確認することです。誤ってnoindexタグが設定されていないか、canonicalタグが正しく設定されているかをチェックしてみましょう。
次に、Google Search Consoleでクロール状況を確認します。URLインスペクションツールを使うと、そのページがGoogleにどのように認識されているかを詳しく知ることができますよ。
サーバーの応答速度も重要なポイントです。ページの読み込みが遅すぎる場合、クローラーがタイムアウトしてインデックスされない可能性があります。Googleが推奨する2秒以内のロード時間を目指しましょう。
また、コンテンツの質も見直してみてください。重複コンテンツや薄いコンテンツは、Googleによってインデックスを見送られることがあります。オリジナルで価値のある内容に改善することで、インデックスされる可能性が高まりますよ。
技術的な問題が見つからない場合は、サイトの構造を見直してみましょう。内部リンクが適切に設定されていないと、クローラーがページを見つけられないことがあります。重要なページには、トップページから3クリック以内でアクセスできるようにすることをおすすめします。
検索順位が下がった場合の対処法
nofollowやnoindexの設定を見直したのに検索順位が下がってしまった場合は、すぐにパニックにならないことが大切です。原因を特定し、適切な対処を行うことで、多くの場合は改善が可能です。
まず確認すべきは、意図しないページにnoindexやnofollowが設定されていないかどうかです。WordPressのプラグインの設定ミスや、テンプレートの変更によって、重要なページまでnoindex指定されてしまうことがあります。
特に注意が必要なのは、以下のようなページです
- メインコンテンツのページ
- 重要なカテゴリーページ
- 商品一覧ページ
- アクセス数の多いブログ記事
これらのページが誤ってnoindex設定されていると、検索順位に大きな影響が出る可能性があります。Google Search Consoleでインデックス状況を確認し、重要なページが正しくインデックスされているか確認しましょう。
また、nofollowの設定についても見直しが必要です。内部リンクに過剰にnofollowを設定すると、サイト内のリンクジュースの流れが悪くなり、結果として検索順位が下がることがあります。
改善のステップとしては、以下の順序で対応を進めていくことをおすすめします。
- 重要ページのnoindex設定を確認
- 内部リンクのnofollow設定を見直し
- canonicalタグとの整合性をチェック
- robots.txtの設定を確認
- Search Consoleでインデックス状況を監視
特に、canonicalタグとnoindexタグが競合していないかの確認は重要です。両方のタグが異なる指示を出していると、検索エンジンが混乱してしまう可能性があるためです。
設定を修正したら、すぐに結果を期待せずに、1〜2週間ほど経過を観察しましょう。検索エンジンが変更を認識し、再クロールするまでには時間がかかります。
慌てて元の設定に戻すのではなく、じっくりと状況を分析することで、より適切な対応が可能になりますよ。必要に応じてSEOの専門家に相談するのも一つの選択肢です。
クローラーの挙動に関する問題解決
クローラーの挙動に関する問題が発生した際の解決方法について、実践的なアプローチをご紹介します。
クローラーに関する問題の多くは、robots.txtやnoindex、nofollowの設定ミスが原因です。特に重要なのはクロール予算の適切な管理で、不要なページのクロールを防ぎつつ、重要なページは確実にクロールしてもらう必要があります。
まず、Google Search Consoleでクロール状況を確認しましょう。「クロール統計」や「クロールエラー」のレポートから、具体的な問題点を特定できます。クローラーがアクセスできないページや、頻繁にエラーが発生しているページがないかチェックしてみてください。
問題が見つかった場合は、以下の順序で対応を進めていきます。
- robots.txtの設定を見直し、重要なページへのアクセスを妨げていないか確認
- サーバーの負荷状況をチェックし、クロールの速度制限が適切か検証
- サイトマップの更新状況を確認し、最新の情報が反映されているか確認
特に注意が必要なのは、JavaScriptでのコンテンツ生成です。クローラーがJavaScriptを正しく解釈できない場合、重要なコンテンツが見落とされてしまう可能性があります。
また、モバイルファーストインデックスに対応していないサイトでは、スマートフォン向けのクローリングに問題が発生することがあります。レスポンシブデザインの実装や、モバイルフレンドリーテストでの確認を行いましょう。
サイトの表示速度も、クローラーの挙動に大きく影響します。ページの読み込み時間が遅い場合、クロール効率が低下し、重要なページの発見が遅れる可能性があるのです。
これらの問題に対処することで、クローラーの効率的な巡回を実現し、サイト全体のSEOパフォーマンス向上につなげることができます。定期的なモニタリングと適切な対応を心がけましょう。
まとめ

noindexとnofollowについて、基本から応用まで幅広く学んできましたね。これらのタグは、サイト運営における重要なSEOツールとして活用できます。
noindexは、特定のページを検索結果に表示させたくない場合に使用する強力な指示タグです。管理画面やテストページ、重複コンテンツのあるページなど、検索結果への表示が不要なケースで活用してみましょう。
一方のnofollowは、リンク先へのページランクの受け渡しをコントロールできる便利な機能です。広告リンクやユーザー投稿コンテンツなど、評価を渡したくないリンクに対して設定することをおすすめします。
これらのタグは、メタタグやHTTPレスポンスヘッダー、WordPressの設定画面など、様々な方法で実装できます。ご自身のサイトに合った設定方法を選んでください。
設定後は必ずソースコードで確認を行い、意図した通りに反映されているか確認することが大切ですよ。また、canonicalタグとの併用時は競合に注意が必要となります。
サイトの評価を適切にコントロールするために、noindexとnofollowの使い分けを理解し、効果的に活用していきましょう。困ったときは、この記事で紹介したトラブルシューティングを参考に、1つずつ解決していけば安心です。
これらの知識を活かして、より戦略的なサイト運営を目指してみてください。