Webサイトやブログを運営していると、「noindex」や「nofollow」といった設定項目を目にすることがありますよね。
「どちらも似たような名前だし、設定しなくても大丈夫かな?」なんて思っていませんか?
実は、この2つのタグを適切に使い分けることは、Googleなどの検索エンジンに正しくサイトを評価してもらうためにとっても大切なんです。
逆に、間違った設定をしてしまうと、見てほしいページが検索結果に出なくなってしまう…なんていう悲しいトラブルにつながることも。
この記事では、SEO初心者の方にも分かりやすいように、noindexとnofollowの違いや正しい使い分け方を図解や具体例を交えて優しく解説します。
それぞれの役割をしっかりと理解して、自信を持ってサイト管理ができるようになりましょう。
このページに書いてあること
noindexとnofollowの違いとは?SEOにおける役割を解説

「noindex」と「nofollow」、名前は似ていますが、その役割はまったく異なります。
一言でいうと、noindexは「検索結果への表示」に関わる設定で、nofollowは「リンクの評価」に関わる設定です。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、検索エンジンの仕組みから見た違いについて、詳しく見ていきましょう。
この基本を押さえるだけで、SEOへの理解がぐっと深まりますよ。
noindex(ノーインデックス)とは検索結果に表示させない設定
noindex(ノーインデックス)とは、その名の通り「インデックスさせない」ための命令です。
Googleなどの検索エンジンに対して、「このページは検索結果に表示しないでください」と伝える役割を持っています。
例えば、サイト内の検索結果ページや、内容が薄いページなど、ユーザーがGoogle検索から直接訪れる必要がないページに設定します。
これを設定してもページ自体は存在しているので、URLを知っている人はアクセスできますが、Google検索からは見えなくなるイメージですね。
「サイトの裏側や整理中の部屋には、案内板を出さないでおく」と考えると分かりやすいかもしれません。
nofollow(ノーフォロー)とはリンク先の評価を行わない設定
nofollow(ノーフォロー)は、検索エンジンのロボット(クローラー)に対して、「このリンク先を辿らないで(評価を渡さないで)」と伝える設定です。
通常、検索エンジンはリンクを辿ってWeb上のページを巡回し、リンク元の評価(信頼性など)をリンク先に少し分け与えます。これを「リンクジュース」なんて呼んだりします。
しかし、広告リンクや、コメント欄に貼られた信頼性の低いリンクなど、自分のサイトの評価を分け与えたくない場合にnofollowを使います。
「ここから先へ行く道はあるけれど、私はその先の内容を保証しませんよ」という意思表示のようなものですね。
インデックスとクロールの仕組みから見る2つの違い
この2つの違いを理解するには、検索エンジンの「クロール(巡回)」と「インデックス(登録)」という2つのステップを知っておくとスムーズです。
- クロール: ロボットがサイトを巡回して情報を集めること
- インデックス: 集めた情報を持ち帰り、検索エンジンのデータベースに登録すること
| タグ | 対象の動き | 効果 |
|---|---|---|
| noindex | インデックス | データベース登録を拒否(検索に出ない) |
| nofollow | クロール | リンク先への巡回・評価の受け渡しを拒否 |
つまり、noindexは「登録しないでね」、nofollowは「(そのリンクを)辿らないでね」という、異なる段階への指示なんですね。
この仕組みをイメージできると、使い分けがとても楽になりますよ。
【ケース別】noindexとnofollowの正しい使い分け方

それぞれの意味が分かったところで、次は具体的なシチュエーションでの使い分け方を見ていきましょう。
「このページにはどっちを設定すればいいの?」と迷ったときは、そのページを「検索ユーザーに見せたいか」「リンク先を信頼しているか」を基準に考えると判断しやすくなります。
ここでは、よくある4つのパターンに分けて、最適な設定方法をご紹介しますね。
noindexのみを設定すべきページ(低品質・重複コンテンツ)
まず、noindexだけを設定すべきなのは、「ページ自体は見せたいけれど、検索結果には出したくない」場合です。
- 低品質なコンテンツ: 内容がほとんどないページや、作成途中の下書き
- 重複コンテンツ: 他のページと内容が似通っているページ(例:タグページやアーカイブページの一部)
- 特定のユーザー向け: サンクスページ(問い合わせ完了画面)や、社内向けの連絡ページ
こうしたページが検索結果に大量に並ぶと、サイト全体の評価を下げてしまう可能性があります。
noindexを設定して、検索エンジンに「ここは評価の対象外にしてね」と伝えておきましょう。
nofollowのみを設定すべきリンク(広告・有料リンク)
次に、nofollowだけを設定すべきケースです。これはページ全体ではなく、ページ内の「特定のリンク」に対して設定することが多いですね。
- 有料リンク・広告: アフィリエイトリンクやバナー広告
- 信頼できないコンテンツへのリンク: ユーザー投稿型サイトのコメント欄など
- クロール不要な管理画面へのリンク: ログインページなど
Googleは「お金でリンクを売買してランキングを操作すること」を嫌います。
そのため、広告リンクには必ずnofollow(またはrel=”sponsored”)を設定して、「これは広告ですよ」と明示するのがルールです。
これを守ることで、ペナルティを受けるリスクを回避できますよ。
noindexとnofollowを両方設定すべきページ(準備中・会員限定)
稀なケースですが、noindexとnofollowの両方を設定したほうが良い場合もあります。
それは、「検索結果にも出したくないし、そこにあるリンクも辿ってほしくない」という、完全に外界と遮断したいページです。
- 開発中のテストページ: 外部に漏れると困る情報が含まれる場合
- 会員限定の非公開エリア: ログインしないと見られないページの一部
ただし、最近のGoogleはnoindexが入っていると、長期的にはそのページにあるリンクも辿らなくなる傾向があります。
ですので、基本的には「絶対にインデックスさせたくない」という強い意志がある場合に、念のために両方入れておく、くらいの認識で大丈夫でしょう。
robots.txt(disallow)との違いと使い分け
よく混同されるのが「robots.txt(ロボッツ・テキスト)」の設定です。
robots.txtで「disallow(ディスアロウ)」を指定すると、クローラーのアクセスそのものを拒否できます。
- noindex: クローラーは来るけれど、検索結果には載せない(入室OK、名簿登録NG)
- robots.txt (disallow): クローラーの訪問自体を拒否する(入室NG)
「サーバーの負荷を減らしたい」など、クローラー自体に来てほしくない場合はrobots.txtを使います。
しかし、すでにインデックスされてしまったページを消したい場合、robots.txtでブロックするとnoindexタグを読み取れなくなるため、検索結果に残り続けてしまうことがあります。
検索結果から消したいなら、まずはnoindexを使うのが正解です。
noindexとnofollowの実装方法・書き方

理論が分かったら、次は実際に設定してみましょう。
「コードを書くのは難しそう…」と不安に思うかもしれませんが、WordPressなどのCMSを使っていれば、クリック一つで設定できることも多いんです。
ここでは、HTMLに直接書く方法から、便利なプラグインを使う方法まで、いくつかの実装パターンをご紹介します。
ご自身の環境に合わせて、やりやすい方法を選んでみてくださいね。
HTMLのmetaタグに記述する基本の書き方
WebページのHTMLファイルに直接記述する場合、<head>タグの中に「metaタグ」と呼ばれるコードを追加します。
これが最も基本的で、確実な方法です。
記述例:
- noindexにする場合:
<meta name="robots" content="noindex"> - nofollowにする場合:
<meta name="robots" content="nofollow"> - 両方設定する場合:
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
この一行をコピーして、ページの<head>~</head>の間に貼り付けるだけで設定完了です。
全ページに反映されないよう、個別のページごとに設定するように注意してくださいね。
WordPress(ワードプレス)の投稿設定で行う手順
WordPressをお使いの場合、実は標準の機能だけでは記事ごとにnoindexを設定することができません。
ですが、「All in One SEO」などのプラグインを導入したり、SEO機能が充実したテーマを使ったりすれば簡単に設定できます。
投稿画面の記事下にある設定エリアや、右側のサイドバーなどを一度探してみてください。
一般的には「SEO設定」や「高度な設定」といった項目の中に、専用のチェックボックスが用意されているはずでしょう。
- 投稿編集画面を開く
- SEO設定エリアで「noindex」や「このページを検索結果に表示しない」等の項目を探す
- チェックを入れて記事を更新する
これだけで、ページ内にnoindexやnofollowのタグが自動的に挿入されます。
HTMLコードを直接触るのが怖いという方でも、この方法なら安心して設定に取り組めますね。
SEOプラグインを使用して設定する場合
WordPressのテーマに機能がない場合は、SEOプラグインを導入するのがおすすめです。
「All in One SEO」や「Yoast SEO」などが有名ですね。
これらのプラグインをインストールすると、記事の投稿画面の下部に専用の設定エリアが表示されます。
「高度な設定」や「Advanced」といったタブの中に、以下のような設定項目があるはずです。
- No Index: 検索結果に表示させたくない場合のみチェックを入れる
- No Follow: リンクを辿らせたくない場合のみチェックを入れる
通常の記事であれば、ここはチェックを外したままにしておくのが基本です。
会員専用ページや質の低いページなど、あえて検索エンジンに登録したくない(noindex)、リンク評価を渡したくない(nofollow)場合にだけ設定を行いましょう。
プラグインを使えば、記事ごとに細かく管理できるだけでなく、サイト全体の設定も一括で管理できるので非常に便利です。
まだ入れていない方は、ぜひ導入を検討してみてください。
特定のリンクタグ(aタグ)にnofollowを入れる方法
ページ全体ではなく、記事内の「ある特定のリンクだけ」をnofollowにしたい場合は、リンクタグ(aタグ)に直接書き込みます。
これはアフィリエイトリンクなどを貼る際によく使う方法です。
記述例:<a href="https://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
WordPressのブロックエディタなら、リンク設定のオプションに「検索エンジンにこのリンクを無視させる(nofollow)」というスイッチがある場合も多いです。
HTML編集モードにしなくても設定できるので、一度リンクの編集画面を確認してみてくださいね。
設定時の注意点とやってはいけない間違い

noindexとnofollowは強力なツールですが、使い方を間違えるとSEOに悪影響を与えてしまうこともあります。
「良かれと思って設定したのに、検索順位が下がってしまった…」なんてことにならないよう、よくある失敗パターンを知っておくことが大切です。
ここでは、特に初心者が陥りやすい3つの注意点をピックアップしました。
設定する前に、一度確認してみてくださいね。
robots.txtでブロックしたページにnoindexを書いても効果がない理由
先ほど少し触れましたが、これは非常に多い間違いの一つです。
「検索結果から消したいから、robots.txtでブロックして、さらに念のためにnoindexも入れよう!」と考えてしまうんですね。
しかし、robots.txtでクローラーのアクセスを拒否してしまうと、クローラーはそのページの中身を見ることができません。
つまり、ページ内に書かれた「noindex」という命令文を読むことができないのです。
その結果、ページの内容は更新されなくなりますが、URLだけが検索結果に残り続けるという中途半端な状態になってしまうことがあります。
インデックスを削除したいなら、robots.txtでのブロックは解除し、クローラーを招き入れた上でnoindexを読ませる必要があります。
重要なページに誤ってnoindexを設定してしまうリスク
サイトの運用を続けていると、うっかり重要なページにnoindexが入ったままになってしまうことがあります。
よくあるのが、サイトのリニューアル時や制作時に「テスト環境だから」と全体にnoindexをかけていて、本番公開時に外し忘れるケースです。
また、カテゴリーページやタグページを「重複コンテンツだから」と安易にすべてnoindexにしてしまうのも考えものです。
場合によっては、それらのページが重要な流入経路になっていることもあります。
設定を行う際は、「本当にこのページは検索に出なくていいの?」と、一呼吸置いて確認する癖をつけましょう。
サイト内の全リンクにnofollowを設定するのは避ける
「外部へのリンクは評価を渡したくないから、全部nofollowにしちゃおう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、これはあまりおすすめできない手法です。
Googleは、自然なリンクのつながりを評価します。
信頼できる参考サイトや引用元へ正しくリンク(dofollow)を貼ることは、あなたの記事の信頼性を高めることにもつながります。
すべてのリンクをnofollowにすると、不自然なサイト構成だと判断されるリスクもあります。
あくまで「信頼できないリンク」や「広告」に対してのみ、限定的に使うのがスマートな運用方法です。
設定状況を確認・チェックするツールと手順

設定が終わったら、最後に「正しく設定できているか」を確認しましょう。
目に見えない設定だからこそ、ツールを使って客観的にチェックすることが大切です。
ここでは、特別なソフトを使わずにブラウザだけで確認する方法から、Google公式ツールを使った確実なチェック方法まで、3つの手順をご紹介します。
難しくないので、ぜひ一緒にやってみてくださいね。
ブラウザの検証ツール(ソースコード)で確認する方法
一番手軽なのは、今見ているブラウザの機能を使う方法です。
Google Chromeなどのブラウザで、確認したいページを開いた状態で以下の操作を行ってみてください。
- ページ上の何もないところで右クリック
- 「ページのソースを表示」を選択
- 英語のコードが書かれた画面が開くので、「Ctrl + F」(MacならCommand + F)を押して検索窓を出す
- 「noindex」や「nofollow」と入力して検索する
もし設定が正しく反映されていれば、検索した文字がハイライトされて見つかるはずです。<meta name="robots"...> の部分に書かれているか確認してみましょう。
Google Chromeの拡張機能を使って手軽にチェックする
毎回ソースコードを見るのが面倒な方は、Google Chromeの拡張機能を入れると便利です。
例えば「NoFollow」という拡張機能などは有名ですね。
これをインストールすると、nofollowが設定されているリンクが赤枠で囲まれて表示されるようになります。
ページを見るだけで「あ、ここはnofollowになっているな」と視覚的に分かるので、チェック作業がとても楽になりますよ。
特にアフィリエイトリンクなどが正しく設定できているか、パッと見て確認したい時におすすめです。
Googleサーチコンソール(URL検査)で認識状況を見る
より正確に、Googleがどう認識しているかを知りたい場合は、「Googleサーチコンソール」を使いましょう。
- サーチコンソールにログイン
- 「URL検査」ツールに確認したいページのURLを入力
- 「インデックス登録の対象範囲」などの情報を確認
もしnoindexが正しく認識されていれば、「インデックス登録されませんでした: ‘noindex’ タグが検出されました」といったメッセージが表示されます。
これがGoogleからの「ちゃんと命令を受け取りましたよ」という回答ですので、一番確実な確認方法と言えますね。
まとめ

今回は、SEOにおいて重要な「noindex」と「nofollow」の違いや使い分けについて解説してきました。
要点をまとめておきましょう。
- noindex: 「検索結果に表示しないで」という命令。低品質なページや重複ページに使う。
- nofollow: 「リンク先を評価しないで」という命令。広告や信頼できないリンクに使う。
- 注意点: robots.txtでブロックするとnoindexが効かないので注意。
最初は難しく感じるかもしれませんが、これらはサイトの品質を守り、Googleに正しく評価してもらうための大切な「交通整理」のようなものです。
適切なタグを設定することで、本当に見てほしいページにパワーを集中させることができます。
まずは、ご自身のサイトに「検索に出さなくてもいいページ」や「広告リンク」がないか、見直すところから始めてみてくださいね。
正しい設定で、より健全なサイト運営を目指しましょう!
noindex nofollowについてよくある質問

記事を読んでいて、ふと疑問に思うことはありませんか?
ここでは、noindexやnofollowに関して、初心者の方がよく抱く疑問をQ&A形式でまとめました。
- Q1. noindexを設定すると、そのページの検索順位はどうなりますか?
- A1. 検索結果から完全に消えるため、順位もつかなくなります。SEO評価を下げたいわけではなく「表示させない」のが目的です。
- Q2. noindexを設定したページは、サイト内の回遊率に影響しますか?
- A2. いいえ、影響しません。検索結果に出ないだけで、サイト内リンクなどを通じてユーザーはページを閲覧できます。
- Q3. アフィリエイトリンクにnofollowをつけ忘れるとどうなりますか?
- A3. Googleから「不自然なリンク」「有料リンクの売買」とみなされ、ペナルティを受けて検索順位が下がるリスクがあります。
- Q4. noindexを設定してから、どれくらいで検索結果から消えますか?
- A4. クローラーが次に巡回してタグを読み取ったタイミングで消えます。数日から数週間かかる場合が多いです。
- Q5. すべてのページをインデックスさせる必要はありますか?
- A5. いいえ、ありません。質の低いページまでインデックスさせるとサイト全体の評価が下がるため、重要なページだけをインデックスさせるのがSEOのコツです。