海外で人気の巨大掲示板サイトRedditにとある質問が投げかけられ、Googleのジョン・ミューラーが答えました。

https://www.reddit.com/

テーマの発端はこんな質問から…

【SEOの専門家サービスを雇った場合、彼らは私のウェブサイトの何が悪いのかを見つけて、私がそれを改善することを手伝ってくれるでしょうか?】

私はブログを書いていて、リンク構築やコーディングなどはしません。

6年以上前に自分のGoogleニュースウェブサイトへの全てのトラフィックを失いました。

何人かのSEO専門家を雇い、チェックリストも送られてきました。しかしうまくいきませんでした。

それから何年も経っていて、現在もブログを書いていますがなぜ私のページはランク付されないのかが理解できません。

SEOの専門家を依頼する場合に、彼らの質が高いかどうかを見極めるにはどうしたら良いのでしょうか?

https://www.reddit.com/r/SEO/comments/ofb5to/if_i_hire_an_seo_expert_service_would_they_be/

出典元の記事の文章が理解ししにくく、少し自然な日本語に調整していますのでご了承ください。

おそらく、『SEOを依頼した相手がうまくいかず、腹を立てたこと』、『それなりに多くのことを長年続けているのになぜ評価されないのか腹が立つ』といった趣旨の内容です。

コメント欄では、「私も、SEOやPPCのエキスパートは、費用の割に結果が不透明で好きじゃない!」や「私があなたのサイトをチェックするから、サイトのURLを教えてくれ!」、「そういえばネイルパテル(ubersuggest)ってどう?」などと、多くの議論で盛り上がっていますが、そんな中で誰もが黙る、まさかのSEOスペシャリストが現れました。

そうです、ジョン・ミューラーがコメントをしたのです。

ジョン・ミューラーはこう答えた

Comment
byu/Borange81 from discussion
inSEO
ジョン・ミューラーのコメント

ジョン氏のコメントはこんな感じ。

まず覚えておいて欲しいのは、SEOによる解決がない可能性があるということです。

6年間の年月で、ウェブもGoogleニュースも、世の中も全てのものが大きく進化しました。技術的な問題ではない場合もあれば、リンクの構築で対応できるものではない場合も。

あなた自身は、すばらしいWebサイトを所有して、非常に高速にして高い権威性と信頼性を持つことが可能です。

しかし、あなたがVHSカセット(昔の長方形のビデオテープ)を売っているのであれば悪い時間を過ごすことになるでしょう。

物理的な製品が関係している場合は、原因は明白ですが、コンテンツでも同様です。

ジョン・ミューラー

ジョン氏は、SEOだけではどうにもならない問題もあるとした上で、時代の流れに合わせてコンテンツを進化させる必要があることを伝えます。確かに、VHSのテープを販売している企業は、指名検索以外ではなかなかトラフィックがなさそうですね…

個人的には、その後に続いているジョノアルダーソンさんという方のコメントも秀逸で的を得ていると感じたので紹介しておきます。

また、競合他社が何をしているのかを検討する価値があります。彼らが絶えず改善し、読者に付加価値を与え、彼らのサイトと戦略を進化させているなら、「ただブログを書く」ということは、たとえあなたのブログ投稿が本当に良いとしても、あなたが取り残されることを意味するでしょう!

ジョノアルダーソン

正直、今回のケースは質問者がどのレベルのブログで、どの頻度で更新しているのかどうかが分からないので、強く言及するのは難しいです。

ただ、どんなジャンルでも、ホワイトハットで上位にいるサイトはたゆまぬ努力をして、常にコンテンツを更新しています。

そこに勝つ規模で更新をしているのか、内容は深掘りをして網羅しているか、高い信頼性と権威性を示すことができるのかなど、ただブログを更新しているだけでは厳しい部分もあると感じます。

まとめ

ジョン氏が言うように、6年もあると、世の中の多くのものが変化していきます。特に今の時代はスピードが速いので。

多くの人が関心を持たないコンテンツを日々更新している場合、SEOは完璧でもニーズがないのでうまくいかないこともあるということです。

このような場でGoogleの社員が言及するのは珍しいことで、海外のメディアサイトでは多くの箇所で取り上げられていました。

個人的に一番好きな締め方の『SEJ』から、引用をさせていただきこの記事を終わります。

「あなたが最善の努力をしているにもかかわらず、サイトがトラフィックを失い続けている場合、それはSEOの問題ですか?それとも世界が進んでいますか?」

この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。

ではまた。