もはや「SEO施策」!? ソーシャルメディアの重要性

SNS に代表されるソーシャルメディアは、爆発的な情報の拡散力を持っており、
活用次第で強力な宣伝ツールとなりえます。その一方で、気を付けるべきリスクも
存在するため、長短両面の知識が欠かせません。

  • 誰かに教えたくなる独自コンテンツを目指す
  • 鮮度のよい情報を継続的に提供する
  • リスクに注意しつつも柔軟に対応する

ソーシャルメディアの重要性

外部からの被リンクを集める外部対策にはさまざまな方法がありますが、その中でも最近とくに注目されているのが、SNSに代表されるソーシャルメディアを活用する方法です。FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア上でWebサイトが取り上げられてひとたび人気が出れば、シェアや「いいね!」の連鎖によって、その情報はどこまでも拡散されていきます。

場合によっては、リスティング広告などの費用を要するPRよりも、即効性やインパクトのあるPRが実現できるでしょう。そうした拡散力の強いソーシャルメディアをたくみに活用し、ユーザーにリンクをうまく貼り付けてもらえれば、自社のWebサイトを訪問するユーザーの数も瞬く間に急増するでしょう。そのような状態に持ち込めた場合、獲得した大量の外部リンクが評価され、自社サイトの検索エンジンでの表示順位が上昇することも間違いありません。

バズるためのコンテンツとは?

しかし、ソーシャルメディア上でこうした爆発的な人気を得る(バズる)には、具体的にどうしたらよいのでしょうか。これはすべてのWeb担当者が日々頭を痛めている問題といえるでしょう。

ただ、1ついえるのは、やはりオリジナリティのある良質なコンテンツにしか人は集まらないということです。どこかで見かけたような情報や、ありきたりなネタは、インターネットの大海原に揉まれて深く沈んでいってしまいます。
 
そのため、たとえそれがどれだけ良質な情報だとしても、ほかのWebサイトからコンテンツを盗用することなどはもってのほかです。インターネットが発達した昨今では、どこかのWebサイトから盗用してくれば、すぐにオリジナルが発見されてしまいます。そのような不正が発覚すれば、Webサイトに対する信頼性は地に落ちます。

これはユーザーからの評価だけでなく、検索エンジンからの評価でも同様です。コンテンツの盗用は、検索エンジンが嫌う事項の最たるものであり、場合によっては厳しいペナルティを課せられることになります。手間はかかっても、オリジナルのコンテンツを作成するように心がけましょう。
 
とはいえ、オリジナリティのあるコンテンツであれば、ソーシャルメディアでバズるというわけでもありません。ソーシャルメディアでバズりやすいコンテンツには傾向があるからです。「誰かに教えたい!」という欲求や、「こんな情報を知ってる私って賢いでしょ」という承認欲求を満たすコンテンツは、とりわけバズりやすい傾向が見られます。

美味しいグルメやちょっとした裏ワザ、または日常の中のちょっとした感動ストーリーや、有名人の格言などがこれにあたります。また、正義感をくすぐったり、憤りのような負の感情を呼び起こすものもバズりやすいです。こうした傾向を参考にして
コンテンツを作成し、ソーシャルメディア向けに発信しましょう。
 
もっとも、ソーシャルメディアでの大規模な拡散につながる機会はかぎられています。少しでも多くの機会を作るためには、鮮度のよい情報を継続的に提供していくことが欠かせません。

ソーシャルメディアの注意点

ソーシャルメディアへの露出施策は、今やSEO対策としてもっとも効果があるともいわれているため、ぜひ積極的に活用していきたいところですが、メリットが大きいぶん、リスクも決して少なくありません。その特性ゆえに、利用に際して注意すべき点もおさえておきましょう。

事実と異なる情報を訂正できない

ソーシャルメディア上では無数の情報が飛び交っており、まさに玉石混交という状態です。すべての情報が正しければ心配はなありませんが、中には間違った情報も含まれています。マスメディアのように情報の出所がはっきりしていれば、間違った情報が流れても訂正すればよいでしょう。しかし、ソーシャルメディアでは個人が誰でも情報発信でき、基本的には匿名の世界です。こうした環境をよいことに、故意に間違った情報を流して、相手の評判を傷付けようとする利用者も存在します。
 
さらに、一度情報が流れると、シェアによってどんどんと拡散されていってしまいます。こうなると、情報を訂正するのは不可能に近いです。記事をアップする前には、念入りにチェックするようにしましょう。

対応を間違えると「炎上」する

不祥事や事故が起きた場合、企業の対応によってはユーザーから多大な批判を浴びることがあります。こうした状態をインターネット上では「炎上」と呼びます。情報の伝播が早いソーシャルメディアでは、悪評が立つとあっという間に拡散して炎上することになります。

政治や芸能に対する批判的な話題から炎上に発展することも多いため、不快に感じられるような不用意な発言は控えましょう。万一炎上してしまった場合は、誠実に非を認めて謝罪すると鎮火も早まります。

四角四面な対応ではバズらない

これまでに挙げたような事態にならないよう、事務的な対応に終始する企業アカウントも少なくありません。しかしこれでは単なる広報ツールにすぎず、ソーシャルメディアの特性である「双方向性」を活かすことができません。四角四面で面白味がないと、ユーザーから支持を得ることも、せっかく作成したコンテンツがバズることもないでしょう。ソーシャルメディアで成功している企業アカウントは、シチュエーションに応じて硬軟取り混ぜながら対応しています。上記の注意点に留意しながら、臨機応変にソーシャルメディアを活用しましょう。

また、ソーシャルメディアにはそれぞれソーシャルボタンがあり、Web ページに設置する
ことでユーザーがシェアしやすくなります。ここでは、合わせてTwitterと Facebook に加え、
Pinterest と LINE のソーシャルボタンの設置方法を紹介します。

ソーシャルボタンとは?

Twitter や Facebook などのソーシャルメディアに投稿した記事なら、記事のアイコンをクリックすることで、ユーザーはすばやくシェアすることができます。しかし、Webサイトのコンテンツを拡散してもらうためには、コンテンツの上部や下部に、こうしたアイコンに該当するソーシャルボタンを設置して、ユーザーにクリックしてもらえるようにする必要があります。

ソーシャルボタンはソーシャルメディアごとにあるが、シェアがたくさんほしいからといって、やみくもにいろいろなソーシャルボタンを設置することはおすすめできません。ソーシャルボタンにはそれぞれ異なるカラーがあるため、場合によってはWebページのデザインがうるさくなってしまいます。デザイン面を別にしても、Webサイトの特徴に合ったソーシャルボタンというものもあります。まずは基本のTwitterとFacebookをおさえておき、あとからWebページの特性に合わせて、追加するソーシャルボタンを決めていけばよいでしょう。

ソーシャルボタンの設置方法

ユーザーの多いTwitterとFacebook向けのソーシャルボタンは必須といえるため、まずは両者の設置方法から見ていきましょう。そのほか、Google+とLINEのソーシャルボタンの設置方法についても紹介します。それぞれ設置するためのさまざまな方法がありますが、ここでは、公式サイトが提供しているコードをWebページのHTMLの中に埋め込む方法を紹介します。

Twitterのソーシャルボタン

Twitterのソーシャルボタンのコード
Twitterのソーシャルボタンをクリックすることで、ユーザー自身のTwitterタイムラインに、Webサイトをツイートとして紹介することができます。なお2016年2月以降、Twitterのソーシャルボタンは、シェア数の表示が無効になっています。Twitterのソーシャルボタンを設置するには、まず「https://about.twitter.com/ja/resources/buttons」にアクセスします。次に使用したいボタンを選択し、表示されるオプション項目を設定します。最後に、右側のコードをコピーして、HTML上の表示させたい場所に貼り付ければ完了です。

Facebookのソーシャルボタン

Facebookのソーシャルボタンのコード
Facebookのソーシャルボタンをクリックすると、ユーザーのFacebookタイムラインにWebサイトがアクティビティとして紹介されます。
Facebookのソーシャルボタンを設置する場合は、「Facebook for Developers」が提供しているタグが使用できます
まずWebブラウザで「https://developers.facebook.com/docs/plugins/likebutton?locale=ja\_JP」にアクセスし、「Like Button Configurator」の「GetCode」をクリックします。コードがポップアップ表示されたら、上段のコードをコピーして、HTMLの<body>タグ内に貼り付けます。続いて、下段のコードをコピーして、ソーシャルボタンを表示したい場所に貼り付ければ完了です。

Pinterestのソーシャルボタン

Pinterestのソーシャルボタンのコード
Pinterestとは、一見SNSと混同されがちですがブックマークツールの一つです。未来の自分の行動のために情報を集めるサービスという立ち位置で、感覚的には、「SNS」というよりも普通の「検索」に近くなります。また言語を伴わない画像のコミュニケーションが中心になるため、海外でシェアされる可能性もあります。そうなるとシェアしてくれる母体の数の多さにとてもメリットがありSEOにも有効だと考えられています。

Pinterestのソーシャルボタンを設置する場合は、「http://business.pinterest.com/widget-builder/#do_pin_it_button」を開いて、ボタンを設定します。画像を含むページのURL、画像自体のURL、簡単な説明を指定してください。ピン数の表示位置(右、上、なし)も設定できます。あとは、コードをコピーして貼り付けて完了です。

LINEのソーシャルボタン

LINEのソーシャルボタンのコード
LINE のソーシャルボタンは、TwitterやFacebookなどのように複数人にシェアするのではなく、LINEユーザーの個人間でシェアするという点が特徴です。最近利用率が高まっている注目のシェアボタンのため、設置候補として検討しましょう。ただし、基本的にスマートフォンやアプリでのみ機能することには注意が必要です。

LINEのソーシャルボタンをスマートフォン用サイトに設置する場合は、まず「http://media.line.me/howto/ja/」にアクセスします。次に、「スマートフォンサイトへの設置方法」の設定項目で、ボタンのタイプと送るテキストを設定します。最後に、コードをコピーして、HTML上の表示させたい場所に貼り付ければ完了です。

中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴12年、対策実績900サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』
中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴12年、対策実績900サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』