Googleによると、「旅行先」や「旅行ができるかどうか」、「旅行制限の詳細情報」などの世界的な検索数が過去最高に上るレベルで高まっているようです。
Googleでは、旅行マーケターがホテルや目的エリアの検索データに基づき、より多くの情報をもとに意思決定できるよう設計された無料のツールをリリースしました。
旅行会社や観光当局が、現在のパンデミック状態から回復するため、必要な情報を確実に入手できるよう、Googleはリアルタイムの旅行需要に関する洞察を提供してくれるようです。
Travel Insights with Googleとは?
Googleは、昨年12月にアジア太平洋地域でこれらの旅行洞察ツールのテストを開始しました。現在、Travel Insights withGoogleが米国で発売されています。
▼Travel Insights with Google
https://travelinsights.withgoogle.com/intl/en/
Travel Insights with Google の機能
Travel Insights with Googleには、大きく2種類のツールが含まれています。(細かく言えば4種類になりますが割愛)
Destination Insights
主に、元の国、目的地とする国および日付け範囲を設定して、その目的地への旅行需要関連のデータを取得することができます。
例えば、『全世界』を対象に、『今年の4月23日〜7月の9日』の間で『日本を目的地とした』というフィルターをかけてデータを見てみます。
フィルターをかけてこのようなデータを見ることができます。直接旅行業に関わっていなくても、ニュースの延長として情報を得ることができるのは非常に興味深いです。
Hotel Insights
ちょっと日本語訳の圧が少し強いですが、「確かに…」という感じ。
目的地を入力するだけで、最近の検索トレンドの概要を知ることができます。
例えば、日本、東京に関する情報を調べていきましょう。
ほとんどが国内からの関心ですね。95%の内54%はとう東京からのアクセス。
コロナ禍なので、算出されるデータが思うほど参考になるかはわかりませんが、フィルターをかけることで、世界中の都市のこのような情報を知ることができます。
Googleはまた、旅行業界の回復を支援するために国連世界観光機関と協力しており、目的地にデータとトレーニングを提供する5月に発表された戦略を採用しています。
まとめ
ワクチンも開始され、今後は再び旅行に注目が集まりそうですね。
旅行サイトやそこに関わるメディアなどの運営をされている方には有益なツールになると思いますので、ぜひ試してみましょう。
この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。
ではまた。