SEOコンサルティング」という言葉は、webサイトを運営している人なら誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、具体的にSEOコンサルティングとは何をしてくれるのか、効果を高めるためにはどうしたらいいのかまでを知っている方は少ないでしょう。

本記事ではSEOコンサルティングの具体的な内容や、費用感、事前に確認しておくべきことなどを解説します。

SEOコンサルティングとは

SEOコンサルティングとは

SEOコンサルティングとは、Webサイトの検索エンジン最適化(SEO)を専門とするコンサルタントによるアドバイスや支援サービスのことを指します。

SEOは、Webサイトの検索エンジンによる評価やランキングに影響を与える要素を最適化することで、検索エンジン上位表示を実現するための施策です。

しかし、SEOには検索エンジンのアルゴリズムやテクニックの理解が必要であり、また、検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に変更されるため、Webサイト運営者にとっては専門知識を持つSEOコンサルタントの支援が必要となります。

SEOコンサルティングの具体的な内容

SEOコンサルティングの具体的な内容

SEOコンサルティングでは、Webサイトの現状分析や競合調査、コンテンツマーケティングや外部対策など、様々なSEO施策が提供されます。

以下では、具体的にどのような支援をしてくれるのかをご紹介します。

webサイトの現状分析

まず初めに、webサイトの現状分析を行います。

どういったキーワードでどのページがどれくらいの順位に表示されていて、流入数はどれくらいなのか、コンバージョンの数はいくつなのか。

これらの分析をGoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスといったツールによる定量的な分析だけではなく、クライアントへのヒアリングによる定性的な分析も行います。

競合サイトの分析

自社サイトの分析だけではなく、業界における競合他社のwebサイト分析も行います。

競合他社のwebサイトのデータは、実数値として確認することができないため、Ahrefsやシミラーウェブといった第三者ツールを活用し、推定値を分析します。

競合サイトに存在して自社サイトには存在しないコンテンツがないか、自社サイトよりも順位が高いキーワードがないかを分析し、競合サイトよりも検索上位に表示できるようなwebサイト運営を目指します。

SEO対策の方針決め

自社サイトと競合サイトの分析が終わったのちに、SEO対策の方針を決めていきます。

SEO対策にはこれだけやっておけばいいという正解はなく、Googleが掲げる「ユーザーにとって価値の高いwebサイト」を目指して、ありとあらゆる対策を行います。

同じ業界の似たようなwebサイトであっても、効果的なSEO対策は状況によって異なるため、分析結果をもとに行うべきSEO対策の課題や優先度を決めていきます。

webサイトの内部最適化

SEO対策を行う上で、webサイトの内部最適化は欠かすことができません。

ユーザーにとって見やすく価値のあるサイトになっているかどうか、表示速度は高速か、内部リンクは適切に設置されているかなど、チェック項目は多岐にわたります。

webサイトの表側には出ていないメタタグの設定や、cssやJavaScriptといったソースコードの最適化も行う必要があります。

コンテンツマーケティング

SEO対策においてコンテンツマーケティングも必須といえます。

検索上位に表示されることで自社サイトへの流入が見込め、成約が取れそうなキーワードを選定し、競合サイトの記事を分析した上で上位表示できるような記事を設計します。

上位記事の情報を縫い合わせたような記事では上位表示が難しくなってきているため、クライアントにしかかけないようなオリジナリティの高い情報を含めることも重要です。

ただ闇雲に記事を量産するのではなく、方針に則って戦略的にコンテンツを作成していく必要があります。

webサイトへの外部対策

webサイトへの外部対策というと、「今はそれほど重要じゃないでしょ、むしろ外部リンクって逆効果じゃないの?」と思う方もいるでしょう。

確かに単純な外部リンク対策は、昨今の検索エンジンのアルゴリズムの傾向から言っても効果がないどころかペナルティを受けるリスクもあります。

しかし外部リンクだけではなく、自社サイトのサービス名がどれくらいwebの中に存在するか、運営者の権威性や専門性は高いのかといった、総合的な外部対策は今でも重要です。

CVR最適化

自社のwebサイトが検索上位に表示されたとしても、そこから問い合わせや売上に繋がらなければビジネス的に見て成功とはいえないでしょう。

そのため、webサイトへ訪問したユーザーの行動を分析し、直帰率や回遊率などの数値をGoogleアナリティクスで確認することでCVRの最適化を行います。

ただ闇雲にwebサイトの流入数飲みに焦点を当てるSEO対策は意味がありませんので、注意しましょう。

定例レポーティング

一般的なSEOコンサルティングの場合、毎月や四半期に一回といったタイミングで定例打ち合わせを開催しwebサイトのレポーティングを行います。

直近1ヶ月でどのような施策を行なってどういった結果になったのか、次月以降はどういったアクションを起こしていくのかなどをすり合わせます。

SEOコンサルティング業者の中にはレポートを送付してそれだけ、という業者も存在するため、自社内に分析できる人員がいればいいですがそうでない場合は、定例レポーティングをしっかりと行なってくれる業者を選びましょう。

SEOコンサルティングの費用相場

SEOコンサルティングの費用相場

SEOコンサルティングの費用はwebサイトの規模や業界、難易度によって変わってくるため一概にはいえませんが、一般的な目安として以下の3つのパターンに分けて紹介します。

webサイトの規模月間予算の目安コンサルティング内容
個人運営サイト5万円〜20万円・現状分析
・競合分析
・SEO対策の方針決め
中規模なサービスサイト20万円〜50万円・現状分析
・競合分析
・SEO対策の方針決め
・内部最適化
・コンテンツマーケティング
・定例レポーティング
大規模なポータルサイト50万円〜100万円場合によっては数百万円〜・現状分析
・競合分析
・SEO対策の方針決め
・内部最適化
・コンテンツマーケティング
・外部対策
・CVR最適化
・定例レポーティング

※あくまで目安ですので、参考程度にご覧ください。

個人運営サイトの場合

個人規模で運営しているアフィリエイトサイトやパーソナルジムのサイト、自宅サロンのサイトなどは月間5万円〜20万円が相場となっています。

一般的な個人規模のサイトに対する、SEOコンサルティングの内容としては以下の通りです。

・現状分析

・競合分析

・SEO対策の方針決め

分析からの方針決めといった基本的なコンサルティングは行いますが、実際のwebサイトの修正作業やコンテンツマーケティングまでは行わないケースもあります。

中規模なサービスサイトの場合

BtoBで展開している中規模なサービスサイトの場合は月間20万円〜50万円が相場となっています。

金融業界や医療業界、人材業界などSEO対策の難易度が高い業界の場合は相場よりも費用が高くなる傾向にあります。

中規模なサービスサイトに対する、SEOコンサルティングの内容としては以下の通りです。

・現状分析

・競合分析

・SEO対策の方針決め

・内部最適化

・コンテンツマーケティング

・定例レポーティング

月間20万円を超えるSEOコンサルティングの場合、実際のwebサイトの内部修正やコンテンツマーケティング(実際の記事制作は別途)や毎月の定例レポーティングが行われるケースが一般的です。

大規模なポータルサイトの場合

月間のPV数が100万を越えたり、ユーザー数が10万人を越えてくるような大規模ポータルサイトの場合、月間50万円〜100万円が相場となっています。

また、この規模になってくると画一的なSEOコンサルティングというものはなく、クライアントのwebサイトの状況に応じて柔軟に対応する必要があり、場合によっては100万円を超えるような費用もありえます。

SEOコンサルティングを受けるメリット

SEOコンサルティングを受けるメリット

SEOコンサルティングを受けるとなった場合、どのようなメリットが考えられるでしょうか。

3つのメリットをご紹介します。

最新の検索エンジンアルゴリズムに対応できる

検索エンジンのアルゴリズムは常に変化していて、外部リンク施策のように一昔前の正解が今となっては誤ったSEO対策になってしまう、なんてこともありえます。

そのため、SEOコンサルティングを受けることで、最新のトレンドやアルゴリズムを把握した上で適切なSEO対策が可能になります。

購買意欲の高い顧客を獲得できる

SEOコンサルティングによって、自社のwebサイトをさまざまなキーワードで上位表示させることで、自社にとって購買意欲の高い顧客を獲得できます。

広告によるアクセスではなくSEO対策の場合、自ら主体的に特定のワードを検索した結果webサイトを訪問するため、問い合わせや購入といったCV意欲の高い顧客であることが多いです。

webサイト経由の売上や問い合わせがアップする

購買意欲の高い顧客を獲得できることから、必然的にwebサイト経由の売上や問い合わせアップにつながるでしょう。

ECサイトやwebサービスを扱っているwebサイトのように、webから直接売上につながるサイトの場合は、SEOとの相性がいいといえます。

そういった業界の方こそ、積極的にSEOコンサルティングを導入しSEO対策を行いましょう。

ココログラフのSEOコンサルティングの特徴

ココログラフのSEOコンサルティングの特徴

ココログラフは、独自の技術と経験で本質的に優れたサイトを構築し、権威性を高める運用を提案している、日本では数少ないマーケティング会社です。

ココログラフの特徴を3つご紹介します。

検索ユーザーにフォーカスしたSUO対策が強み

SEO対策は通常、検索エンジンに対してwebサイトの最適化を図りますが、ココログラフでは検索ユーザーに対してwebサイトを最適化する「SUO」という独自の概念を打ち出しています。

SUOでは、検索エンジンに対しての最適化だけでなく、その先にいるユーザーに対して最適化を図るため、ユーザー行動に合わせて様々な施策を施す必要があります。

ココログラフでは、各施策のエキスパートを集め、施策毎の集客だけでなく、結果的に検索エンジンからの評価を向上する施策を独自に作成・提供しています。

SUOについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

SEO対策上位互換施策『SUO』

独自のレポートツールを提供

ココログラフでは、「サチコレポート」というあらゆる検索環境の全てのキーワード・検索クエリを集計し、コンバージョンとキーワードを結びつけて一括管理できるレポートツールを提供しています。

サイトが検索結果に表示された全てのキーワードの順位・表示回数・クリック数などのデータはもちろん、様々な状況のキーワードを抽出し、対象のサイトがGoogleでどのような状況にあるかをわかりやすくまとめています。

サチコレポートを活用すれば大規模サイトでも、どのページのどのキーワードを注力すべきかが、誰でも簡単に把握できます。

サチコレポートについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

プロ向けSEOレポートツール|サチコレポート

競合分析ツールを自社開発で提供している

ココログラフでは、自社サイトや競合サイトが対策しているキーワードの順位状況やアクセス数を比較して分析できる「競合比較ツール」を自社で開発し、提供しています。

SEO対策においては、既に上位表示されているコンテンツを、あらゆる側面において超越するコンテンツを制作することが基本です。

そのためには、競合サイトとのコンテンツの差を分析・把握し、コンテンツを制作する必要があるため、まず競合比較が必要となります。

ココログラフの競合比較ツールを活用すれば、簡単にSEO状況が把握できるため、コンテンツ制作には非常に便利なツールといえます。

競合比較ツールについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

SEO競合調査・比較レポート 競合サイトのキーワード順位比較

SEOコンサルティングの効果を高めるポイント

SEOコンサルティングの効果を高めるポイント

SEOコンサルティングを実施する場合、以下のポイントを抑えることでその効果を高めることができます。

リスティング広告と組み合わせる

SEOコンサルティングに取り組む際に、同時にリスティング広告を活用することで、webサイトに対するデータがより多く獲得できるため非常に効果的です。

リスティング広告では、さまざまなキーワードやランディングページをA/Bテストによって効果検証を行います。

そのデータをSEO対策にも生かすことで相乗効果を生み出し、よりSEO対策の効果を高めることができるのです。

長期的な視点を持って取り組む

SEOコンサルティングに取り組む際には、長期的な視点を持って取り組むことが重要です。

SEOは即効性がなく、時間がかかることが一般的です。

そのため、コンサルティングを受けた後も、定期的に見直しや改善を行い、長期的に成果を追求することが必要です。

任せっぱなしではなく主体的に取り組む

SEOコンサルティングを受ける場合には、任せっぱなしにせず、主体的に取り組むことが大切です。

SEOはウェブサイトの内容やリンクなど、さまざまな要素に関わっており、コンサルタントだけが責任を持って改善することはできません。

そのため、ウェブサイト運営者自身が情報を収集し、SEOに関する知識を深め、積極的に取り組むことが必要です。

SEOコンサルティングを受ける前に確認しておくべきこと

SEOコンサルティングを受ける前に確認しておくべきこと

SEOコンサルティングは安くない費用が定期的に発生するため、少しでもその効果を高めるために、以下の4つの項目を事前に確認しましょう。

社内にコンテンツを作成するリソースがあるか

SEOにおいては、コンテンツの作成が非常に重要です。

そのため、コンテンツを作成するためのリソースが社内にあるかを確認することが必要です。

社内に専任でコンテンツを作成できるリソースや、オリジナリティの高い情報をアウトプットできる体制があればいいのですが、そうでない場合はSEO会社に依頼することになってしまうためその分費用が高くなってしまいます。

コンテンツの方向性やアドバイスはもらいつつも、実際の記事の執筆は社内で行う体制が理想的でしょう。

webサイトの改修を社内で行えるか

SEOを実施するためには、webサイトの改修が必要なケースが多いです。

そのため、社内でウェブサイトの改修が行えるかどうかを確認しましょう。

自社にエンジニアやデザイナーが存在しない場合、SEO会社に依頼することができますが、その分費用がかかってしまったり時間がかかってしまったりしてしまうため、可能な限り社内でリソースを確保できることが望ましいです。

月間予算をどれくらい用意できるか

SEO対策は1,2ヶ月といった短期間で成果が出るものではありません。

そのため、月間予算を最低でも半年、基本的には1年単位で確保しておくことが大切です。

また、予算に余裕があれば作成できるコンテンツのスピードが増加し、その分スピーディーに結果を出すことができるでしょう。

自社の領域が健康系・金融系に該当しているか

SEOには、Googleが定めるガイドラインに則った運用が求められます。

健康系や金融系など、一部の分野では、より厳格な運用が求められる場合があります。

そのため、自社の領域が健康系や金融系に該当する場合は、SEOに対する取り組みにおいて、遵守すべきルールや規制について正確に把握することが必要です。

SEOコンサルティングのご依頼ならココログラフへ!

SEOコンサルティングを行なってくれる会社は数多くありますが、ぜひココログラフへご相談くださいませ!

ココログラフでは、今回紹介したように検索ユーザー目線に立って価値の高いwebサイト作りを行うことでwebサイトのパフォーマンスを最大限高められるようなコンサルティングを行なっております。

少しでも気になった場合は、まずはお気軽にお問い合わせください!