「一生懸命作った動画、ちゃんと再生されているかな?」と気になって、ついつい自分で何度も動画ページを開いてしまうことってありますよね。
でも、その行動が実はYouTubeアナリティクスの大切なデータを歪めてしまっているかもしれません。正確なデータが見られないと、チャンネルを伸ばすための正しい分析ができなくなってしまいます。
特にチャンネルを始めたばかりの頃は、自分のアクセスが全体の数字に与える影響が大きくなりがちです。
そこでこの記事では、初心者YouTuberさんや企業の担当者さんに向けて、自分のアクセスをYouTubeアナリティクスから除外する方法や、正確なデータを守るための対策について、わかりやすく解説していきますね。
PCでの便利な設定方法から、スマホでの対策、そして日々の運用で気をつけるべきポイントまで、一緒に見ていきましょう。
このページに書いてあること
YouTubeアナリティクスに自分のアクセスが含まれるデメリット

「たかが数回の自分の再生なんて、大したことないでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。
特にチャンネル開設初期や、視聴回数がまだ少ない段階では、自分自身のアクセスがデータ分析にとって大きなノイズ(雑音)になってしまいます。
ここでは、自分のアクセスが含まれることで具体的にどんなデメリットがあるのか、3つのポイントに絞ってお伝えしますね。
正確な再生回数が把握できなくなる
一番わかりやすい影響は、実際のファンが見てくれた回数と、自分が確認のために見た回数が混ざってしまうことです。
例えば、全体の再生数が20回で、そのうち10回が自分だったとしたらどうでしょう?「やった!20回も見られた!」と喜んでも、実際は半分しか見られていないことになりますよね。
これでは、本当に動画に需要があるのか、タイトルやサムネイルが良かったのかといった正しい分析ができなくなってしまいます。現状を正しく把握するためには、純粋な視聴者だけの数字を知ることがとても大切なんですよ。
視聴維持率が下がり動画の評価に悪影響が出る
YouTubeが動画を評価する上で、とても重視しているのが「視聴維持率(どれくらい長く見られたか)」です。
自分で動画をチェックする時って、最初から最後まで通して見るよりも、気になるところだけ飛ばし見したり、コメント確認のために開いてすぐ閉じたりすることが多いですよね。
そうすると、「この動画はすぐ離脱されるつまらない動画だ」とYouTubeのシステムに誤解されてしまう恐れがあるんです。結果として、おすすめ表示されにくくなるなど、動画の広がりに悪影響が出てしまうかもしれません。
クリック率(CTR)のデータが不正確になる
クリック率(CTR)は、サムネイルが表示された回数のうち、実際に動画がクリックされた割合のことです。
自分で自分のチャンネルページや動画一覧を何度も表示させると、インプレッション数(表示回数)だけが増えていきます。
しかし、自分ではクリック(再生)しない場合、分母だけが増えてクリック率は下がってしまいますよね。クリック率が低いと判断されると、YouTubeは「魅力のない動画」とみなして、インプレッションを減らしてしまう傾向があるため注意が必要です。
YouTube公式の設定で自分のアクセスは除外できる?

「それなら、YouTubeの設定画面で『自分のアクセスを除外』っていうボタンを押せばいいんじゃない?」と思いますよね。
多くのWeb解析ツールにはそういった機能があるので、YouTubeにもあるはずだと考えるのは当然です。
実は、ご希望の通りにYouTubeアナリティクスから自分のアクセスを除外する機能が用意されているんです。
設定方法はとてもシンプルで、YouTubeスタジオにある詳細設定から「自分の視聴データを除外」のチェックボックスをオンにして保存するだけ。これで、ご自身の視聴がデータに含まれなくなります。
ただし、パソコンやスマホなど複数のデバイスを使っている場合は、それぞれで設定が必要になる点には注意しましょう。また、設定を行う際は正しいGoogleアカウントでログインしているかどうかも、あわせて確認してみてくださいね。
残念ながらYouTube Studioに除外設定機能はない
YouTube Studioの公式ヘルプを確認しても、投稿者自身のアクセスを除外する方法についての記載は見当たりません。残念ながら、YouTube Studioには自分の視聴を自動で除外する機能自体が用意されていないんです。しかし、「YouTubeアナリティクスで自分の視聴を除外したい」と考えているなら、諦める必要はありません。公式の設定ボタンはありませんが、別の方法で対策することは可能なんですよ。
まずは、なるべく本番の動画を自分で再生しない工夫をしてみましょう。動画のチェックをする際は、YouTube上で直接再生するのではなく、YouTube Studioの編集画面にあるプレビュー機能を活用するのがおすすめです。また、自分自身の再生を集計から外すためのブラウザ拡張機能を利用するのも効果的でしょう。スマートフォンではこうした細かい対策が難しいため、パソコンで管理・操作するのが安心ですね。
もしこれらの工夫だけでは不安な場合や、さらに徹底して除外したいときは、Googleアナリティクスと連携して特定のIPアドレスを除外する方法もあります。ただし、これらは設定が少し複雑だったり、環境によっては機能しなかったりすることもあるので注意が必要です。まずはご自身のYouTube Studioでの運用を見直し、できる範囲で対策を取り入れてみることから始めてみてください。
GoogleアナリティクスのIP除外設定は適用されない
Webサイトの分析によく使われる「Googleアナリティクス」には、特定のIPアドレスからのアクセスを除外する機能があります。
「同じGoogleのサービスだし、YouTubeでも使えるのでは?」と期待してしまいがちですが、これらは全く別のシステムで動いています。
YouTubeアナリティクスはYouTube独自の集計システムを使っているため、Googleアナリティクス側でどんなに設定を行っても、YouTubeの再生カウントには反映されません。混同しやすいポイントなので気をつけてくださいね。
シークレットモードでの再生もカウントされる可能性がある
「履歴に残らないシークレットモード(プライベートブラウズ)で見れば大丈夫!」という噂を聞いたことがあるかもしれません。
確かに視聴履歴には残りませんが、再生回数や視聴データとしてカウントされるかどうかは別の話です。
YouTubeはIPアドレスやデバイス情報など、様々な要素でアクセスを識別しています。シークレットモードであっても、アクセス自体は発生しているため、再生回数としてカウントされてしまう可能性は十分にあります。確実な除外方法とは言えないのが正直なところです。
PCで自分の再生を除外する方法【Chrome拡張機能】

公式機能がないからといって、すぐに対策を諦める必要はありません。確かに「YouTubeアナリティクスから自分の再生を完全に除外」できるChrome拡張機能は存在しないのですが、意図しないカウントを防ぐ工夫はできます。
パソコン(PC)でGoogle Chromeを使っているなら、「AutoplayStopper」などの拡張機能を使って自動再生を停止するのがおすすめです。これを使えば、動画ページを開いたときに勝手に再生が始まってしまうのを防げるので、うっかりカウントを増やさずに済みますね。
無料拡張機能「Enhancer for YouTube」を活用する
今回ご紹介するのは、「Enhancer for YouTube」というChrome拡張機能です。
本来はYouTubeをより便利に使うための多機能ツールなのですが、「YouTubeアナリティクスから自分を除外」するための直接的な機能は、実は搭載されていません。再生回数のコントロールは難しいのが現状ですね。
Chromeウェブストアでも評価数が多く人気のツールですし、無料で利用できるので安心してください。再生除外はできませんが、広告ブロックや画質の自動固定といった機能を使えば、動画の確認作業がとてもスムーズになります。公式で除外機能が提供されていない分、こうしたツールで環境を整えてみましょう。
Chromeウェブストアからインストールする手順
まずは、お使いのGoogle Chromeブラウザにこの拡張機能を追加しましょう。手順はとても簡単です。
- Google Chromeを開き、「Chrome ウェブストア」にアクセスします。
- 検索窓に「Enhancer for YouTube」と入力して検索します。
- 検索結果に出てきたツールの横にある「Chromeに追加」ボタンをクリックします。
- 確認画面が出るので「拡張機能を追加」を選択します。
これでインストールは完了です。ブラウザの右上にアイコンが追加されたはずです。
再生カウントを無効化する設定のやり方
インストールしただけでは、希望する設定になっていないこともあるので、まずは中身を確認してみましょう。ただし、あらかじめお伝えしておくと、この「Enhancer for YouTube」は主に動画の自動再生などを防ぐためのもので、自分の再生カウント自体を無効にする機能はありません。
- ブラウザ右上の拡張機能アイコン(パズルピースのような形)をクリックし、「Enhancer for YouTube」を選択して設定画面を開きます。
- 設定項目がたくさん並んでいますが、下にスクロールして「自動再生」に関連する項目を探してみてください(バージョンによって表記が少し違うかもしれません)。
- 「動画の自動再生を無効にする」といった項目にチェックを入れます。
これで、動画ページを開いたときに勝手に再生がスタートしてしまうのを防げるでしょう。
ただ、この拡張機能の設定だけでは「YouTubeアナリティクスから自分を除外」することはできません。もしご自身の視聴履歴を残したくない場合は、YouTube本体の設定から「視聴履歴を一時停止」にすると、おすすめ動画への影響を抑えられます。
とはいえ、この方法も再生カウントを完全に除外する確実な手段ではありません。より正確に管理したい場合は、YouTube Studioでの高度なフィルタリング機能を活用するなど、別の工夫を検討してみてくださいね。
拡張機能が正しく動作しているか確認する方法
設定ができたら、本当に除外できているかテストしてみましょう。
- YouTube Studioを開き、「アナリティクス」→「リアルタイム」を表示させます。
- 別のタブで自分の動画を開き、再生してみます。
- リアルタイムのグラフが反応しなければ、無事に除外設定が効いています!
もしグラフが動いてしまった場合は、拡張機能の設定を見直すか、ブラウザを再起動してもう一度試してみてください。反映までに少しタイムラグがあることもあるので、焦らず確認しましょう。
スマホやタブレットで自分の再生を除外する方法

最近はスマホやタブレットだけでYouTube運営をしている方も多いですよね。
PCのように便利な拡張機能が自由に使えないモバイル環境では、どうすればいいのでしょうか?
正直なところ、PCほど完璧な対策は難しいのですが、それでもできる工夫はいくつかあります。スマホ派のあなたが知っておくべき現状と対策をお伝えします。
スマホアプリ版では完全に除外することが難しい
まず現実をお伝えすると、iPhoneやAndroidの「YouTube公式アプリ」を使って動画を見る場合、自分の再生を完全に除外する設定やツールは今のところありません。
アプリはシステムが閉じられているため、外部から制御することが難しいのです。
ですので、公式アプリで自分の動画を再生すれば、基本的にはすべてカウントされてしまうと考えておいた方がよいでしょう。「アプリで見る時はカウントされるもの」と割り切ることも必要かもしれません。
YouTube Studioアプリのプレビュー機能で確認する
ではどうすればいいかというと、YouTubeアナリティクスから自分のアクセスを除外したい場合は、PC版の「YouTube Studio」を活用するのがおすすめです。
具体的には、YouTube Studio(ウェブ版)のエディタ画面を使ってみてください。ここなら編集用のプレビューとして動画を確認できるため、通常の視聴とは異なる形でチェックできるでしょう。
また、コメントの確認や返信だけならスマホの「YouTube Studioアプリ」が便利ですよ。アプリなら動画本編を再生せずに作業できるので、誤って再生回数を増やしてしまう心配もありませんね。
広告ブロック機能付きのブラウザアプリを使用する
もう一つの方法は、「Brave」などの広告ブロック機能やプライバシー保護機能が強力なブラウザアプリを使うことです。
これらのブラウザ経由でYouTube(Web版)にアクセスし、ログインせずに動画を確認することで、トラッキングを防げる可能性があります。
ただし、ログインしてしまうと結局アカウント情報で紐付けられてしまいますし、完全に除外できる保証はありません。あくまで「公式アプリよりはマシかもしれない」程度の補助的な手段として考えておくのが無難です。
自分のアクセスを除外する際の注意点

ここまで除外方法を紹介してきましたが、運用する上でいくつか注意しておかなければならない点があります。
「設定したはずなのに数字がおかしい…」と後で困らないように、あらかじめ知っておいてほしい3つのポイントをまとめました。これらを理解して、賢くツールと付き合っていきましょう。
過去にカウントされてしまったデータは削除できない
これはとても大切なことなのですが、今回ご紹介した方法で YouTubeアナリティクス から 自分 のアクセスを 除外 できるのは、基本的に「設定を行った後のアクセス」だけです。
もし「過去に自分が再生した分をなかったことにしたい」という場合は、Googleの「マイアクティビティ」から再生履歴を削除してみてください。個別に消したり一括で削除したりもできますので、自分のおすすめ表示などへの影響はこれでリセットできるでしょう。
とはいえ、正確なデータを積み上げていくためには、やはり最初からカウントされないようにしておくのが一番です。だからこそ、チャンネルを開設したら、できるだけ早い段階でこの対策を行っておくことが重要になります。
複数のブラウザを使う場合はそれぞれ設定が必要
拡張機能の設定は、そのブラウザの中に保存されています。
例えば、普段Chromeで設定していても、たまにSafariやFirefox、あるいは別のパソコンを使って自分の動画を見た場合は、当然ながらその分はカウントされてしまいます。
複数のデバイスやブラウザを使い分けている方は、それぞれの環境で設定を行うか、「チェック作業はこのパソコンのChromeだけで行う」というふうにルールを決めておくのがおすすめです。
YouTubeの仕様変更でツールが使えなくなる可能性がある
YouTubeは頻繁に仕様変更やアップデートを行っています。
そのため、今は使えている「Enhancer for YouTube」などの外部ツールが、ある日突然使えなくなったり、機能しなくなったりする可能性があります。
「ツールを入れているから絶対に大丈夫」と過信せず、たまにリアルタイム分析などで動作確認をすると安心です。外部ツールはあくまでサードパーティ製であることを理解して利用しましょう。
正確なデータ分析を行うための運用ポイント

ツールでの対策も大切ですが、それ以上に大切なのは「運用ルール」を工夫することです。
完全な除外が難しい環境でも、自分の行動を少し変えるだけで、データの精度を守ることは十分に可能です。
ここでは、プロも実践している、正確な分析を行うための日常的な運用のコツをご紹介します。
自分の再生分をあらかじめ考慮して数値を読む
どんなに対策しても、うっかり自分で再生してしまうことはあります。
そこで、最初から「この再生数のうち、数回は自分や関係者のアクセスだな」と割り引いてデータを見る癖をつけましょう。
特に公開直後の1時間は自分で確認することも多いはず。「最初の10回は自分だから、実質は〇〇回か」と冷静に捉えることで、ぬか喜びや誤った分析を防ぐことができます。完璧なデータを目指しすぎず、傾向を掴むことを重視しましょう。
動画の品質チェックはアップロード前の編集ソフトで行う
動画の画質や音質のチェックを、YouTubeにアップロードしてから行っていませんか?
アップロード後の確認はどうしても必要ですが、ミスを見つけて修正・再アップロード…となると、無駄な再生が増えるだけでなく手間もかかります。
最終的な品質チェックは、動画編集ソフトのプレビューや、書き出した動画ファイルをPC上のプレイヤーで再生して入念に行いましょう。YouTube上での確認は「最終確認の1回だけ」にするのが理想的です。
コメント返信は動画再生画面ではなく管理画面から行う
視聴者さんからのコメント、嬉しいですよね。でも、コメントを返すために毎回動画ページを開いていませんか?
実はこれ、一番やってしまいがちな「自分再生」の原因なんです。
コメントの確認や返信は、YouTube Studioの管理画面にある「コメント」タブから行いましょう。ここなら動画を再生することなく、すべてのコメントに目を通して返信ができます。効率も良いですし、データへの影響もゼロなので、ぜひ習慣にしてくださいね。
まとめ

自分のアクセスがYouTubeアナリティクスに混ざってしまうと、正確な分析ができず、チャンネル成長の妨げになる可能性があります。
残念ながらYouTube公式に除外機能はありませんが、PCならChrome拡張機能「Enhancer for YouTube」を使うことで対策が可能です。
スマホの場合は完全な除外が難しいため、YouTube Studioアプリを活用したり、運用ルールを工夫したりすることが大切です。「コメント返信は管理画面から」「アップ前にしっかりチェック」といった小さな習慣の積み重ねが、正確なデータを守ることにつながります。
できることから始めて、よりクリアなデータでチャンネル運営を楽しんでくださいね!
youtubeアナリティクス 自分 除外についてよくある質問

ここでは、YouTubeアナリティクスの自分除外に関して、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
気になるポイントをチェックして、疑問を解消しておきましょう。
- Q1. 自分の動画の広告が表示された時、クリックしてもいいですか?
- A. 絶対にNGです!自分で自分の広告をクリック(自己クリック)する行為は、AdSenseの規約違反となり、最悪の場合アカウント停止や収益化無効の処分を受ける可能性があります。誤って押さないように注意しましょう。
- Q2. 家族や同じWi-Fiを使っている人の再生はカウントされますか?
- A. カウントされる可能性が高いです。YouTubeはIPアドレスも見ていますが、別のアカウントやデバイスであれば視聴者としてカウントされることが一般的です。ただし、過剰な連続再生などは無効なトラフィックとみなされることもあります。
- Q3. 自分の動画を再生リストでループ再生したら再生時間は稼げますか?
- A. 一時的にはカウントされるかもしれませんが、YouTubeのシステムは不正な再生を検知します。同一IPからの異常な長時間再生やループ再生は、後からデータ修正で削除されることが多いので、意味がないどころかペナルティのリスクもあります。
- Q4. 編集者やメンバーと共有する時の再生を除外する方法はありますか?
- A. 特定のメンバーを除外する機能はありません。関係者が確認する際は、YouTubeにアップする前の動画ファイルを共有サービス(Googleドライブやギガファイル便など)で送るか、限定公開でアップして「関係者のアクセス分」として数値を割り引いて考えるのが現実的です。
- Q5. チャンネル登録者数も自分の登録分は除外されますか?
- A. 自分で自分のチャンネルを登録することは、別のアカウントを使えば可能ですが、推奨されません。YouTubeは同一ユーザーによる複数のアカウント操作を監視しており、スパム扱いされるリスクがあります。純粋なファンを増やすことに注力しましょう。