【2021年12月最新版】11月に行われたSEOニュースのトレンドまとめ

先日、ふと仮想環境の構築に興味が湧き「Parallels」を使用して仮想環境を作ってみました。

ちょうど「Windows11」が発表された直後でもあり「お、新しい11はどんなもんかな?」という感じです。

デフォルト設定のデスクトップ画像にはグラフィカルなブルーのお花に、メニューアイコンも下にバーとなって表示される仕様など、少しMac感あるなあと感じました。

ところが、体験版で感触が良かったので、正式サブスクを契約したところ、メニューアイコンは反応しない…Chromeも開かない…という不具合が。

少し調べてみたところ、同じような状況の方が複数いらっしゃるようで、有識者の方からするとParallels側のバグ解消待ちという落とし所になりました。少し残念ですが、契約もしてしまったんで少し待つことにします…。

では今回も、先月のSEOネタいきますね。

The November 2021 Core Updateが終了しました

コアアップデートが終了しました

おそらく年内最後のコアアップデートが終了しました。

Twitterのタイムラインを見ている様子では、普段のような大騒ぎは少なく「あ、アップデートあったんだ」くらいな印象で、ロールアウトの返信欄にもいつものような荒れているリプライは少ない様子です。

さて、今回のコアアップデートではどのような影響があったのでしょうか?

今回のアップデートは影響少なめ?引き続きE-A-Tは重視される?

私の大好きなSEJ(Search Engine Journal)でも数人の有識者の意見とともに今回のアップデートに関してまとめられています。

▼参考

Google November Core Update Is Over – What Happened?

大きな影響はなかったように感じますが、やはりE-A-Tに関する情報は重視されているような様子を筆者の肌感で感じます。

直近のGoogleはE-A-Tやサイトの品質に厳しい評価を下す印象もありますね。

アップデート後に意識することは?

毎回、アップデートがあったからといって何かを意識する必要はないと感じますが、何かしら悪い影響があった場合は上位表示されているサイトのコンテンツ差分やキーワードの差分などもチェックしておき、担当しているサイトの改善に努める必要があります。

この辺りに関しては、多くの担当者・有識者の方も行っていますが、「アップデートがあったから何かする」という意識ではなく、常日頃SEOの情報や情勢を追って、常に細かな改善や施策立案が大切です。

強いていうのであれば、SEO担当者は常にジョンミューラーの発言にアンテナを張っておくべきなのでしょう…。

筆者が感じたこと

様々なサイトを計測している肌感としては、現状大きな変化を感じてはいません。

また、先日の金谷さんのGoogleポリシーオフィスアワーにて、面白い質問がありました。

Q「YMYLに属する業種に変更・追加はあるか
コロナ状況下において、旅行・グルメ・レストランなどはガイドラインに記載がないものの、YMYLに属するのではないか」

A「ガイドラインは公開しているものの、質問に答えるのは適さないとはいえ面白い意見だったので、担当者に共有した」

とのことでした。

このやりとりは非常に興味深く、今後旅行サイトやグルメ系のメディアなどは動向をよりチェックしておく必要がありますね。

もしかしたらアップデートによって該当サイトは良い影響が及んでいる可能性も?

太文字はSEOに影響するのでしょうか?

ブログや記事コンテンツを作成していると、重要なポイントやテキストは太字で表現することがあります。しかし、太文字でわかりやすく表現したところでランキング要因になるのでしょうか?

そこで、11月12日に行われた、SEOオフィスアワーで「太文字はSEOに影響するのか?」という興味深いテーマが話題にあがったで、お話をまとめておきます。

Googleのクローラーは、そのページで何が重要かを理解するために、太字または斜体のテキストを探します。

ジョンミューラーは、

SEOに関連しているため、太字のテキストはページに付加価値をもたらす可能性がある。

Googleのクローラーは、そのページで何が重要かを理解するために、太字または斜体のテキストを探します。

グーグルは通常、それ自体で何が重要かを理解できるが、太字のテキストはメッセージをより明確にする。

と述べました。太字のテキストの値が、ページ上の残りのコンテンツに関連していることを明確にしています。

いくつかの太字で表現されたスニペットは、Googleに強力なシグナルを送ることができますただし、ページ上のすべてのテキストを太字にすると、まったく価値がなくなってしまいます

最後にミューラーはこのような言葉で締めくくりました。

つまり、1つの単語の答えに単純化したい場合は、段落の重要なポイントを太字にすることでSEOに役立ちます。そうです。その段落またはそのページをよりよく理解するのに役立ちます。

上手に使うことで、もしかしたら良い影響をもたらしてくれるかもしれません。

SEOビギナー向けの質問にジョンミューラーが回答

SEOにまつわるシンプルな質問にジョンミューラーが回答するシーンがありました。

抜粋して解説しておきます。

CSSファイルをrobots.txtwo使用してブロックすると、何か問題がありますか?

問題が起こることがあります。ブロックはしない方が良いです。完全な状態で表示できたほうがより適切にページを理解する手助けになり、モバイルフレンドリーであることを確認できるからです。

サイトマップの更新手順をわかりやすく説明してくれる解説はありますか?

残念ながら、すべてのタイプのサイトに共通して使える簡単なやり方というものはありません。

でも、ほとんどのCMSやサイト管理サービスには、シンプルなサイトマップ機能がもとから備わっている。利用しているCMSやサービスのヘルプ文書でサイトマップの設定に関する情報を探すか、サイトマップ作成のプラグインのドキュメントを探すといい。たいていの場合は、設定をオンにするだけだ。

インデックスされているウェブサイトの情報をリセットできますか?

残念ながら、インデックスをリセットすることはできませんが、良い知らせがあります。サイトを変更すると新しい内容を検索エンジンは自動的に取得し、古い内容を時間とともに削除していく。

古いURLから新しいURLへのリダイレクトを使ってこのプロセスを促進することもできる。

RSSフィードにGooglebotがとても頻繁にクロールしていますが、問題がありますか?

いや、問題ではない。グーグルは、サイト全体でどうクロールしていくかバランスをとっている。

ページの重要度を把握しているから、より頻繁にクロールするURLがでてくるのだ。RSSフィードのクロールが多いからといってページのheadセクションからRSSフィードを参照するlinkタグを削除したりする必要はない。

定期的にこのようなシンプルな質問にジョンミューラーが回答してくれるので、SEOビギナーの方はチェックしておくと良いでしょう。

コアウェブバイタルという概念は失敗だったのか?

非常に興味深いタイトルの記事引用に目を奪われました。

▼原文

Are We There Yet? The State of the Web & Core Web Vitals [Part 1]

▼Web担さんが、わかりやすく日本語で引用してくれています。

グーグルのコア ウェブ バイタル導入は失敗だったと思うのだが ―― ウェブとCWVの現状【第1部】

まず、前提として筆者はこのコアウェブバイタルという概念において、非常にWebに対する知見が深まると同時に勉強になりました。Webサイトの挙動から、仕組み、難しさと面白さを数多く感じました。

中には、制作側に指示書だけ投げて「あとはよろしく」という担当者さんもいらっしゃるでしょう。(リソースや様々な状況があるので、そういう方たちを悪くいうつもりは決してありません)

ただ、少しこの記事には共感できることが多くあって複雑な心境になったため取り上げておき、読んで欲しいと感じました。内容について少し解説します。

以下Web担さん文章引用

記事の内容は?

Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)の何が悪かったのか

僕たちが現在どのような状況にあるのかだけでなく、

なぜまだCore Web Vitalsを気にする必要があるのかを考える。

また、ここに至るまでのデータも示す。これらのデータでは、最低限のCWV基準に達しているサイトの数を、現在と当初の開始予定日の両方について示している。

と文章は始まります。

なぜ失敗といわれる?

その根底にあるのは、導入の遅れだ。Core Web Vitalsに関するグーグルの動きは、次のようなものだった

・グーグルは当初(2020年5月の時点で)、アップデートを「2021年に実施する」と曖昧な言い方をしていた。

・その後2020年11月には、グーグルは「2021年5月に実施する」とした。全体のリードタイムは異常に長いが、この時点までは順調だった。

・驚いたのは2021年4月、アップデートを6月に延期すると発表したことだ。

・その後6月になりグーグルは、「非常に長い時間をかけて」アップデートを開始した。

・そして最初の発表から約16か月後の2021年9月初めになって、ようやくアップデートが完了したという発表があった。

では、僕がこの問題を取り上げるのはなぜか? それは、導入の遅れ(と、その過程でグーグルが繰り返した説明矛盾)が、今回はグーグルの対応があまりうまくいかなかったことを示唆していると思うからだ。

グーグルは、Core Web Vitalsについて次のような意味あいで説明していた:

これは検索順位決定要因になる。だからウェブサイトのパフォーマンスを高めるべきだ。

しかし、理由が何であれ、僕たちは改善に動かなかっただろうし、いずれにせよグーグル側のデータは混乱していたので、同社はアップデートの重要性を「タイブレーカー」(他の条件がすべて同じだったときに用いる判断基準)レベルまで落とすしかなくなった。

これは企業やブランドにとって紛らわしく、混乱させるものであり、「何があろうとサイトのパフォーマンス向上に取り組むべきだ」という包括的なメッセージから注意をそらす要因になる。

ジョン・ミューラー氏が述べているように、「グーグルは結局のところ、検索を便利であり続けてるようにしたい」のだ。これこそ、グーグルが事前に発表するアップデートの根底にある虚勢だ。グーグルは、人々が検索結果に表示されると期待しているウェブサイトが表示されなくなるような変更はできない。

結局、導入前に大騒ぎした割には、コスパの悪い施策として扱われているのが現状と感じます。

表示速度周りの改善は、「同レベルのサイトが最後に背中を押してもらうための施策」くらいなイメージ。

何もしていないからと言って、いきなり大きな変動に巻き込まれることもなく、WordPress側やブラウザ側が画像の遅延読み込みをデフォルトで試みてくれたりと、環境が勝手に改善してくれつつあるのも事実です。

一生懸命取り組んだ側の人からすればリスクを抱えた割には、そこまで大きな恩恵もなく、結局デフォルトで対応するんかいっていう感じですよね。(表示速度周りの対応はコーディング要素を触る箇所が多いので、理解できていなかったり、少し操作を間違えるとサイトを壊してしまいがち…)

しかも、その後行われる数回のアップデートで、基準が緩くなる(指標の基準が変わり、何もしていなくても影響としては良い方向に進む)という追撃もありますしね…。

この話のまとめ

詳しいことは、原文を読んでみてください、CrUXに関するレポートなどもデータに基づいて苦言が呈されていますが、納得できるような要素が多いです。

そして、まだこの話も全3回有るということですので、第2弾、第3弾が出てくるのを待ちたいと思います。

ただ、何度も言うようにWebが好きな人にとっては、サイト表示や挙動への理解を深める良いきっかけであると私は感じます。まだまだ理解を深めていきたいと思います。

また、ジョンミューラーがいうように、質の高いコンテンツとはサイト全体を通して評価されるので、表示速度への対応を行っておくに越したことはないと感じます。

CTR調査の結果が発表

seoClarityは、7,500億回のインプレッションと300億回以上のクリックに関する調査研究を発表しました。

この調査は、過去最大のCTR調査となります。大規模な調査により、今日のオンラインマーケティング戦略に役立つ可能性のある、Google検索のクリック率の動作に関する複数の洞察が得られます。

国別のクリック率

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簡潔に内容をまとめておくと、

  • 前回(2014)の調査と比較すると、CTRは大幅に低下
  • 検索結果1位のCTRは、PC検索では8.17%だがモバイル検索では6.74%(主要5か国以外も含む全体)
  • 検索ユーザーは以前よりもスクロールする傾向にある ―― 調査対象の国すべてで、17〜20位のCTRが11〜16位のCTRより高かった
  • モバイル検索ユーザーはPC検索ユーザーよりも上位の結果をクリックしない傾向にある
  • 1ページ目も2ページ目もクリックしないオーガニック検索結果は65%と推定
  • 5月と12月はCTRが最も低く、7月と9月は最もCTRが高かった
  • モバイル検索結果のインプレッション数はPC検索結果よりも85.8%多かった
  • 順位によるCTRは業種によって大きく異なる。上位10位の平均CTRは、不動産系で最も高く(2.45%)、アパレル/ファッション系で最も低かった(1.43%)

日本では、1位のCTRは5か国中インドに続いて2番目に高く13.94%。しかしインドと比べると、順位が下がるにつれてのCTRの低下は緩やか(低い順位でもインドよりはCTRが高い)。17位のCTRは、5か国のなかで最も高かった。

5か国のなかでは、日本は、全体としてトップ10のCTRが最も多く検索トラフィックを生むと言える(トップ10のCTR合計は42.06%)。2ページ目の終わりまでには、61.47%のユーザーが何かしらの結果をクリックしている。日本のトップ20の結果は、米国よりも83.6%多くの検索トラフィックを生み出している。

とのことでした。

(一部データ Web担さん参照)

インデックスされない原因はグーグルが厳しいから?

前回のまとめ記事でもお話しましたが、最近のGoogleは非常にコンテンツに対して厳しく評価をしているように感じます。また、「インデックスされない」などの疑問や意見も飛び交うようになっています。

ジョンミューラーは、下記のように述べています。

目下のところ、Google がコンテンツをインデックスする方法において何かが壊れているとは認識していない。だが、インデックスの対象に何を選択するのかに関して非異常に厳格になっていることを確実に感じている。

と述べています。

▼コンテンツの品質については、過去記事でも触れていますのでご覧ください。

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favicons?domain=cocorograph 【2021年11月最新版】10月に行われたSEOニュースのトレンドまとめ
今回は、「Googleの定義する質の高いコンテンツとは?」や「著者情報はランキング要素に影響する?」などの情報を集めてみました。

まとめ

表示速度周りもそうですが、年々SEOは総合格闘技になってきていると感じます。Webに関する知見を日々深めて、柔軟な施策立案・対応を心がけていきたいですね。

この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。

ではまた。

中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴13年、対策実績970サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』
中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴13年、対策実績970サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』