異常な暑さが続きますね。
7月にあったSEOニュース行きましょう。
このページに書いてあること
ChatGPTはCustom instructionsを展開
Introducing Custom instructions! This feature lets you give ChatGPT any custom requests or context which you’d like applied to every conversation. Custom instructions are currently available to Plus users, and we plan to roll out to all users soon! https://t.co/fVIM9GeYk2
— OpenAI (@OpenAI) July 20, 2023
Here…
2023年7月20日、ChatGPTは、新しい機能「Custom instructions」を展開しました。
instructions」が実装されました。(有料Ver仕様ユーザーが先行?)
Custom instructionsでは、
- 回答を依頼する自分側の説明や前提条件
- 回答するChatGPT側の振る舞いや立場などの設定
を新たに設置することができるようになりました。
Custom instructionsでは何ができる?
一言で言えば、「自分とChatGPTの立場や状況をデフォルトで設定しておくことができる」機能です。
毎回、プロンプトを投げる前に「あなたは〜〜のプロで…」「あなたはベテラン〜〜で…」などと記述する必要がなくなりました。
詳細はこちらの記事で解説しています。
【2024年最新】ChatGPTとは?SEOにも活用できる?GPT-4の性能も踏まえて解説!
Googleの考える検索意図が変更中?
Googleが考える検索意図の変化によって、ランキングの入れ替わりが発生(購買の意図から情報収集の意図へと変化した例)。
— Kenichi Suzuki💫鈴木謙一 (@suzukik) July 30, 2023
ランキングが下がったコンテンツは質が低いわけではなく、Gの評価基準が変わっただけ。
↓この前のセミナーで話した内容(対処策のヒントも伝えた)https://t.co/tMMItTcHUG https://t.co/1oxOwBObw6
人気のある海外SEOプレイヤーのLily Ray氏や国内の鈴木謙一氏は、「ランキングの入れ替わりが生じている」と呟きました。
Sometimes, Google's algorithms may determine that a seemingly "transactional" keyword is actually informational. These intent switches happen all the time.
— Lily Ray 😏 (@lilyraynyc) July 26, 2023
As an ecommerce site, it's important to give Google *both* options. Obviously, you want to sell products, but if you … pic.twitter.com/0WpGDxcSi6
場合によっては、Google のアルゴリズムによって、一見「トランザクション」キーワードが実際には情報であると判断される場合があります。こうした意図の切り替えは常に発生します。 e コマース サイトとして、Google に「両方」のオプションを提供することが重要です。
https://twitter.com/lilyraynyc/status/1684218145907638273?s=20
ここ数日はランキングの変動も話題になっています。(アップデートの予兆?)
自社サイトにおいて、何か動きがあった場合はこういった「検索意図の変化」を睨んでみてはいかがでしょうか??
また、代わりに上位に上がっている競合サイトはどのような動きをしているかも合わせて確認しておきましょう。
AI記事作成ツール「Genesis」をGoogleがテスト中
Check out our statement on the @nytimes story about potential AI-enabled tools for news publishers:
— News from Google (@NewsFromGoogle) July 20, 2023
In partnership with news publishers, especially smaller publishers, we’re in the earliest stages of exploring ideas to potentially provide AI-enabled tools to help journalists…
米ニューヨークタイムズによれば、Googleは、情報を入力してニュース記事を生成できる新しい AI ツール「Genesis(ジェネシス)」を複数の大手ニュースメディアにて試験的にテストしているようです。
ただし、あくまでもGenesis が行うのは、見出し作成や文体の調整といった記事作成の支援であって、(一流の)ジャーナリストが担う執筆や取材、そしてファクトチェックを肩代わりすることではないことを強く主張しています。
なんだかんだで、グーグル側でもメディア作成の支援ツールを行っているのが面白いですね。
個人的には、ニュースはミスリードで煽るような記事も多く、「ちゃんと読めば正しく理解できるのに…」というシーンが多くあります。
そういったことが減り、適切な内容を端的かつわかりやすく見出しに落とし込んでくれると嬉しいのですが…
インデックスが当たり前の時代はもう終わり…
Googleのゲイリー氏は、ポッドキャストにて「インデックスが当たり前の時代ではない」と伝えました。
インターネットは絶えず拡大し続けており、その規模は今や、全てを詳細にインデックス化することが不可能なほどです。この現象は、あなたが若かった頃には考えられないほどの変化を示しています。それがGoogleやAltaVista、マイクロソフトのLive Searchのような主要な検索エンジンであろうと、すべてを把握するのは難しくなっています。
現在、リソースの制約からくる選択的なインデックス化が一般的となっています。それはつまり、検索エンジンが一部のウェブページを切り捨てる(インデックスに含めない)ということです。これは基準を満たさないページについては無視するという形で行われます。
これにより、ウェブサイトの所有者としては、「インデックスに登録されること」への期待を抑えるべきだという事実が浮き彫りになります。それに対抗するための対策としては、コンテンツの品質や面白さ、バイラル性をどのように向上させるかということを真剣に考えるべきです。
と話しています。
グーグル側も永遠に何でもかんでもインデックスする余裕があるわけではありません。
どちらかというと、「インデックスされないことがデフォルト」なんていうことも起こりえます。
質の良いコンテンツ作成にはPOVが重要
SEO content should do more than drive traffic; it should also drive action! 📈
— Moz (@Moz) June 22, 2023
Discover how point of view can transform your content and persuade your readers to take action. https://t.co/FPYn99vQ4Q via @VictorIjidola
先述したテーマに少し近いのですが、Mozの記事で興味深いテーマがあったため取り上げます。
※引用・出典(How and Why You Should Create Informational Content with POVs / Moz)
情報を提供するコンテンツを作ることは良いのですが、実際の効果としてはトラフィックの増加でしか無いケースもよくあります。
そこで集客から実際のCVに繋げるためには、POV(Point Of Views = 独自の視点・観点など)が重要だというお話です。
情報コンテンツを作成する際に、自社のPOVが入ることで得られるメリット
POVをコンテンツ内に入れることで得られるメリットを挙げていきます。
- 記事のオリジナリティを生み出し、差別化に貢献する
- EEATを重要視する近年のGoogleには重要なポイントのひとつとなる
- ブランディングの形成につながる
- CV獲得の促進
などが挙げられます。
この記事については、内容が濃く大切なことを感じますので、別記事として整理するようにします。
まとめ
7月の動きとしては、めちゃくちゃ極端で
- AI関連(ChatGPT、Bard、Bingのアップデート系)がほとんど
- Googleの検索意図変更か、アプデ前の大きな順位変動
のどっちかがずっと話題に上がっている印象でした。
掘り下げていけば、細かなアプデや情報はあるにせよ、世の注目度やトレンドという視点からはほとんどがAI関連のニュースです。
さてお盆休み前にアプデは来るのでしょうか…。
この記事が多少なりとも、お役に立てばと思います。
記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。