SEOとは?超初心者向けSEO対策の基礎と仕組み

皆さんは、SEO対策をご存知でしょうか。SEO対策というのは、検索エンジンを活用したWeb集客の方法なんですが、僕たちは、検索エンジンを使った集客支援をサービスとして提供しています。

今回は、『SEOとは?』を、超分かりやすく簡単に解説していきます。

  • SEOとは、検索エンジンの仕組みに合わせてサイトを最適化すること
  • SEOは『そのサイトの目標を達成してくれるユーザーを集める』ことが目的
  • ユーザーニーズを満たすコンテンツを掲載しキーワードに合わせて修正をする

SEOとは? まずは簡単に説明します

SEOとは、Search Engine Optimization (サーチ エンジン オプティマイゼーション)の略で、直訳すると『検索エンジン最適化』です。
検索エンジンは検索結果にウェブサイトを一覧表示しますが、表示の掲載順がクリック数に大きな影響を与えます。

一般的には上からクリックする人が多いため、上位に掲載されたサイトの方が多くの集客ができます。
検索エンジンには、掲載順位を決めるルールのようなものがあり、そのルールにサイトを合わせてることができれば、上位に表示されます。

つまり、SEOとは集客を増やすために検索エンジンが掲載順位を決めるルールに合わせてサイトを修正し、上位表示させることによって集客を増やす施策のことです。

SEOを行う検索エンジン

検索エンジンには、日本では一般的にGoogle、Yahoo!Japan、Bing。中国などでは百度(バイドゥ)など、いくつかの種類がありますが、SEOはGoogleの検索エンジンを対象に行うことがほとんどです。
Googleが最も使われている検索エンジンだからということもありますが、Yahoo!JapanもGoogleの検索結果を表示するようになっているため、Googleで上位表示できれば、Yahoo!Japanでも上位表示されますので、検索からの集客はほぼ網羅できるから、というのが理由です。

2019年のデータでは、日本における検索エンジンのシェアは、PC、スマートフォン共にGoogleだけで70%以上を占める割合となっているので、その他の検索エンジン向けにSEOを行うよりも、Google向けにSEOを行った方が、多くの集客ができるということになります。


Mobile Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
This graph shows the market share of mobile search engines in Japan based on over 10 billion monthly page views.

Googleが掲載順位を決めるルールを理解し、そのルールに合わせてサイトを最適化することがSEOでは最も重要になります。

SEOの効果

SEOはとても重要視されていますが、それは『多くの人が検索エンジンを使っているから』です。

ウェブマーケティング意識調査結果
最も効果があったと感じた施策(左:中小企業、右:大企業)

実際、企業のマーケティング担当者350名に対して行われた、ソウルドアウト株式会社のアンケート調査では、「マーケティング・販売促進施策の中で最も効果があったと感じた施策」の回答で、SEOが最大票を獲得しています。

マーケティング担当者350名に聞いた「最も効果を感じた施策」とは?【ソウルドアウト調査】
 中小・ベンチャー企業の販促支援を行うソウルドアウトは、マーケティング担当者を対象に、マーケティングに関するアンケートを実施した。

SEOが欠かせない施策になっていることがわかると思います。

SEOの目的

結論から言うと、『そのサイトの成約数を増やす』ということになります。

サイトの成約というのは、下記のようなものが一般的かと思います。

  • サービスの問い合わせ
  • 資料請求
  • 売上発生(販売)

SEOについて調べてみると様々な情報が見つかると思いますが、よく見かけるのは『SEOの目的は検索上位表示』。と言った内容です。
冒頭でも、SEOは検索上位表示をする施策と言っていますが、これは手段であって目的ではありません。

集客はできるようになったけど、売り上げは上がらない〜などのご相談をいただくことがあります。
上位表示をすることで、集客はできるようになるかもしれませんが、サイトがただ見られるだけでは意味がありませんよね。
サイトの目的を達成できて、初めて効果があったということになります。

本質的には、SEOでもそれ以外の集客施策でも、『そのサイトの成約を増やす』ことが目的で、上位表示できればいいというわけではないはずなので、それを忘れないようにしましょう。

上位表示ではなく、成約を増やすという意味合いでSEOと向き合うと、いろいろなことが見えてきます。

例えば、『ウェブマーケティング会社』 というキーワードで、1位に表示されているサイトが1日1,000人のSEO集客をしているとし、あなたのサイトは2位で1日700人の集客ができていたとします。
そこで、仮に検索結果に表示されているタイトルと説明文の改善を行い、1位のサイトの集客を奪い、2位のままでも1,200人の集客できたとしたら、それはそれでいいですよね。
このような、検索結果におけるタイトルと説明文の改善もSEOと言えますよね。

検索結果のイメージ

また、SEO経由の成約率が0.5%だったとして、流入キーワードのユーザー分析を行い、成約率を0.7%まで改善できたら、順位が変わらなかったとしても、成約数は1.4倍に増えたということになりますが、それもまたSEOと言えます。

成約率改善イメージ

上記は例ですが、このように、流入元が検索エンジン経由であるユーザーの、成約数を増やすことが目的で、そのためにできること全てがSEOになるということなんです。

SEOの基本的な考え方

どうすればサイトの目標を達成してくれるユーザーを集めることができるのか。
最も基本的な考え方は、『サイトの目的を達成してくれるユーザーが探しているコンテンツを持つ』と言うことです。

これはSEOに限らず、マーケティング全般に言えることですが、あなたの提供できる情報やサービスのコンテンツと、それを求めている人とのマッチングを行うということになります。

このマッチングに非常に重要なのが『キーワード』です。

検索ユーザーは、自分の疑問をキーワードに変換し、検索窓に入力します。
例えば、SEOとは何なのかが知りたければ、『SEOとは』などと検索するでしょう。
そうして検索した人がSEOを学べるページに辿り着き、知りたかったことを知ることができるということになります。

同様に、検索エンジンもユーザーの求めるコンテンツを検索結果にまとめることを目的にしており、そのために様々な仕組みでコンテンツの評価を行い、検索結果を作っています。
検索しても探しているコンテンツが見つからない検索エンジンなんて使わないですもんね。

ユーザーのニーズを満たしてあげるコンテンツをサイトに掲載するだけでなく、そのコンテンツを求めるユーザーがどんなキーワードで検索するのかを予測し、そのキーワードに合わせてコンテンツを修正し、検索エンジンに対してもユーザーに対しても、探している答えとなるコンテンツを提供するということが、SEOの最も基本的な考え方になります。

このような話から、もう少し検索ユーザー寄の最適化については、こちらのページでも解説しています。

SUOとは?検索エンジンではなくユーザーに最適化しSEOを強化する方法 | 株式会社ココログラフ
みなさん「SUO」って聞いたことありますか。 最近では、「SEOはオワコン」とか、アフィリエイターさんが稼げなくなって、SEO集客から「アドアフィ」(広告で集客するアフィリエイト手法)に転換するなど、自然検索集客の難易度が高まっているような…

SEOのメリットとデメリット

ここからはSEOのメリットとデメリットを説明していきます

SEOを行うメリット

クリック率の高さ

SEOは、検索結果での表示回数に占めるクリックの割合(クリック率)の高さがメリットとなります。
検索結果に出稿ができるリスティング広告に比べて、集客がたくさんできるということです。
皆さんも経験があるかと思いますが、広告のクリックは敬遠されがちです。理由は様々でしょうが、広告ですと『何かを売りつけられるのでは』という心理が働き敬遠されがちですので、クリック率は低い傾向にあります。
対して、自然検索の上位サイトはお勧めされている感覚があるのではないでしょうか。

そのような人間心理も働き、SEOの集客効率は非常に高いと言えます。

広告費用がかからない

自然検索の掲載は、1位に表示されていても費用がかかることはありません。
検索上位にあげることができれば、お金をかけることなく集客することが可能です。

コンテンツは資産となる

広告集客などの場合、費用をかけている間は費用がなくなるまで表示をしてくれますが、どんなに優秀なページでも、費用がなくなってしまったら一切の表示はされません。

対して、SEO施策で制作したコンテンツは削除するまで消えません。費用をかけなくても訪問者にコンテンツを表示し続けます。
SEOを行う上で、コンテンツを作ることというのは常に行う施策となります。
コンテンツを制作し、改善していくことで、継続的な集客効果が得られるというメリットがあります。

SEOを行うデメリット

掲載順位を安定させることが難しい

検索エンジンが掲載順位を決める仕組みは、常に見直され更新されていきます。
日々評価の基準が変わっていくため、検索順位も日々変わっていくということになります。
掲載順位を決定するのは検索エンジンですので、時には検索エンジンの都合で、順位の下落や変動が起きることもあり、最悪の場合、集客の大幅な低下の可能性があります。

労力がかかる

近年、Googleのアルゴリズムは様々な指標を評価軸に取り込んだため、本質的に優れたサイトを評価します。
簡単にいえば、良質なコンテンツを提供することがSEOに直結するのですが、深堀すれば検索ユーザーが知りたいことを理解し、その答えを提供するだけでなく網羅的で専門性が高く、みやすく、わかりやすい上に、権威性まで必要です。
ちょっと何言ってるかわかりません!と思う方もいるかと思いますが、競合サイトと比較して、ありとあらゆる面で優れたサイトを作っていかなければならないのです。
それこそ大手企業が多額の資金と大規模なリソースをかけて作られるようなコンテンツを超えるようなサイトを作らなければならないのです。

検索エンジンの基本的な仕組み

検索エンジンがどのような仕組みで検索結果を作っているかを理解していきましょう。

まず、どのような流れでコンテンツを評価しているのかをご説明します。

Googleの検索エンジンが順位を決めるステップを簡単に説明すると、下記のような流れになります。

クロール → インデックス → アルゴリズムによる評価 → 検索結果への表示

なんだか難しい言葉が出てきましたね。
厳密にはもっと細かいのですが、簡単に言うとこんな流れだと思ってもらえれば、現段階ではOKです。

内容について順番に説明していきます。

クロールとは

クロールとは、検索エンジンのロボットがサイトを徘徊することです。

Googleのロボットは『Googlebot』(グーグルボット)といい、Googleが認知しているURLを定期的に徘徊しています。

このクロールによって検索エンジンはコンテンツの内容をざっくり把握します。

ここで重要なのは

  • Googleは認知しているURLしかクロールできない
  • Googleがクロールのしやすい環境を整えておく

ということです。

例え世界中のサイトをクロールしているGoogleと言えども、知らないURLを突然訪れるすることはできません。
しっかりとGoogleにURLの存在を伝えることができなければ、SEOの最初のステップであるクロールをしてもらうことができないのです。

ではどうするかということですが、下記のような方法で検索エンジンに対してURLを知らせることができます。

  • Googleが既に認識しているURLにクロールして欲しいURLへのリンクを貼る
  • 検索エンジン用のサイトマップにURLを掲載し、Googleに申請する

また、検索エンジンがクロールしやすい環境も整えておくといいですね。

例えば、下記のようなサイトは人間でもみづらいですが、このようなサイトは検索エンジンもクロールがしづらくなってしまいます。

  • リンク切れがたくさんあって訪れても見れないURLがたくさん存在している
  • サーバーのエラーが頻発する
  • サイトの表示がとても重い

ここについても、深掘りすると話が脱線するので別の記事で詳しく説明しますね。
(→『検索エンジンのクロールについて詳しく解説』を記事にしてここにリンクする!約束!)

無事にURLを認識、クロールしてもらえたら次のインデックスのステップに進みます。

インデックスとは

インデックスとは、検索エンジンにページを記憶してもらうことです。

Googleはクロールした際、検索結果に出すかもしれないな、と思ったURLを記憶します。

もちろん、記憶したURLでないと、検索結果に表示はされません。
クロールしてもらったとしても、インデックスされないこともあります。

例えば、下記ようなURLについては、インデックスがされないかもしれません。

  • 内容が薄く価値がない
  • 他のコンテンツと似ているか同じ内容
  • クロールに問題のあるURL

インデックスの状況については、Google SearchConsole(サーチコンソール)と言うツールで詳しく調べることができますが、こちらも別の記事で詳しく説明しますね。
(→『インデックスカバレッジってなんだよという人へ』を記事にしてここにリンクする!約束!)

インデックスされたら、次はアルゴリズムによる評価のステップに進みます。

アルゴリズムとは

アルゴリズムとは、検索エンジンがサイトやコンテンツを評価する仕組みのことで、その評価指標は200種類を超えると言われています。

一部の内容を紹介すると、

  • 検索意図、キーワードとのマッチング
  • どんな人が作ったコンテンツか
  • テーマに対する関連性や専門性が高いか
  • 人気のあるコンテンツか
  • 見やすく使いやすいサイトか

などなど、Googleは様々な指標を評価軸に取り入れ、コンテンツを評価していると言うことですね。

そうして評価されたコンテンツが検索結果に表示されるわけです。

基本的にSEOは、この一連の流れに対して最適化をしていくことになりますが、どのような方法があるのか解説していきます。

AIによるサイトの評価

さらに近年では、Rank Brain(ランクブレイン)という、GoogleのAIがサイトの評価を行い検索順位を決定する仕組みも導入されました。
以前は人の手によって作られたアルゴリズムがサイトの評価指標になっていましたが、このRank Brainの導入により、AIが膨大なデータを活用してユーザーの満足度を測り、その傾向をアルゴリズムに自動的に反映していくようになりました。
つまり、よりユーザーの満足度を満たすサイトを評価するという仕組みがスピーディーになったことによって、コンテンツ内容だけでなく、デザインや使いやすさ(UI・UX)などのトレンド、使いやすさ、わかりやすさといった部分まで考慮してSEOに取り組まなければならない時代となりました。

SEOのやり方・方法

では具体的なSEOの方法をみていきましょう。
主な対策方法として、サイト自体を改善する内部施策と、サイト以外で行う外部施策の、2種類の方法があリます。

内部対策

内部対策とは、一言で言うと『いいサイトにしましょう』ということで、最も基本的なことは、検索ユーザーの求める情報を掲載するということです。

検索エンジンは、『検索ユーザーの満足するサイト』を上位に表示したいと思っています。
ユーザーは検索という行動を通して探しものをしていますが、探している答えが見つからない検索エンジンなんて、誰も使いたくないと思いますよね。
ですので、最低限ユーザーに対する答えを持ったコンテンツを掲載することが基本条件となります。

さらに、

  • 遅いより早いサイト
  • 使いづらいより使いやすいサイト
  • 見づらいより見やすいサイト
  • 安全でないより安全なサイト

の方がいいサイトだと思いますよね。
このような点を評価する仕組みになっていますので、これらの対応をしていくことが内部対策となります。

外部対策

外部対策を一言で言うと『人気のあるサイトにしましょう』と言うことです。

内部対策でもお伝えした『検索ユーザーの満足するサイト』は、人気ないサイトよりも人気のあるサイトだと思いますよね。
そこで、Googleはいくつもの人気を測る指標を、計測しています。

例えば、

  • 話題になっているサイトやページ
  • リンクの多いサイトやページ
  • よく検索されるサイト

などが、指標になります。

人気があるサイトは、様々なところで話題にあげられたり紹介されています。
Googleは、世界中のサイトを徘徊して、コンテンツを評価するとともに、リンクによるサイトのつながりをはじめ、どのようなページやサービスを紹介しているのかなども計測し、各サイトの人気を図っています。

外部対策について調べると、『外部からの被リンクを集めること』と、よく解説されていますが、今の検索エンジンは被リンクだけではなく、もっと多くの指標をみており、単純にリンクが増えただけでは評価も小さいです。

さらに言うと、被リンクを集めるにしても、知らないサイトに対してリンクを貼ることができる人はいないので、SEO以外のプロモーションや認知の促進を行うことが外部施策の最も基本的なアクションとなります。

外部対策と言うのは、SNSや他のプロモーションを活用しながら、話題をおこし、シェアとリンクを促進し、最終的にサイト名やブランドネームで検索されるような人気のあるサイトを作らなければなりません。

そのためには、わかりづらい、使いづらいサイトは人気になりませんので、しっかりと人の役に立つコンテンツを作り、使いやすいサイトを作っていかなければならないと言うことになります。

SEOは、内部対策だけでも外部対策だけでもなく、双方が密接に関連しているんですね。

SEOとは まとめ

以上が簡単なSEOの概要となります。
冒頭のポイントにも掲載していますが、端的に言うと、

  • SEOとは、検索エンジンの仕組みに合わせてサイトを最適化すること
  • SEOは『そのサイトの目標を達成してくれるユーザーを集める』ことが目的
  • ユーザーニーズを満たすコンテンツを掲載しキーワードに合わせて修正をする

が、SEOの本質と言うことになろうかと思います。

一般的には、「検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、検索結果ページでサイトを上位に表示させるための対策」であるという認識が強いと思います。
しかし、SEOの本質はこれだけにとどまるものではなく、冒頭で解説したように、SEOとは「検索エンジン最適化」です。検索エンジンに最適化させることで、検索エンジン経由での集客を増やすということはもちろんですが、商品・サービスの購入や問い合わせなど、サイトの目標を意味する「コンバージョン」を達成し、成果を最大化することが最終的な目的のはずです。

検索結果ページでサイトを上位に表示させることは、あくまで目的に至るまでのプロセスでしかないわけなのです。

つまり本来、SEOというべきものは、検索結果ページでの上位表示のみを目的とせず、サイト自体に本質的な最適化を行うことであり、単純にどのキーワードでどれだけ高い表示順位を獲得できているかという点だけではなく、検索エンジン経由でのユーザー流入数やコンバージョン件数はどれだけで、成果がどれだけなのかという点も含めて考えなければならないということですね。

サイトで展開しているビジネスやその目的と深く関わりながら施策を行わなければ、本質的にSEOでの成功は望めないということなのです。

この記事が、皆さんのSEOの第一歩になれば幸いです。

記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。

ではまた。

中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴12年、対策実績900サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』
中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴12年、対策実績900サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』