ペルソナとは?語源やマーケティングにおける意味合いを簡単に解説!!

マーケティングにおけるペルソナとは、情報を明確かつ詳細に設定した架空の人物(ユーザー像)像のことを指します。

戦略を設計する際など、頻繁にでてくる言葉ではあるものの、正確な意味合いや使い方を理解していない方も多いのではないでしょうか。

今回は、ペルソナという言葉の語源や意味合いについて、簡単にわかるように解説していきます。

ペルソナとは

ペルソナとは、サービスや商品に対する典型的なユーザー像のことを指します。本当に存在しているかのように年齢や趣味、生活サイクルから配偶者の情報まで詳細な情報を設定する必要があります。

似ている言葉に「ターゲット」という言葉もありますが、ペルソナの方がより具体的にユーザー像の情報を設定する必要があります。ターゲットとペルソナの違いについては、後ほど詳しく解説していきます。

ペルソナの語源

もともと、ペルソナという言葉はラテン語の「persona」に由来しており、ギリシア劇で使われる「仮面」を意味していました。そこから、スイスの精神科・心理学者であるカール・グスタフ・ユングによって心理学の用語として提唱されました。

ユングは、「自分の内側に潜んでいる自分・人間の外的な側面」をペルソナと定義します。

広辞苑でペルソナを調べてみると、「人・人格」などとも記載があります。

マーケティングにおけるペルソナ

宣伝広告業界などをはじめ、「ペルソナマーケティング」という言葉が使われることがあります。

これは、冒頭でもお伝えした通り、商品・ブランドのターゲットとなる人物像を詳細に作り込み、その人物に対する宣伝・広告や戦略を練るというマーケティングスタイルを指します。

このページでは、主にこの意を「ペルソナ」と扱いお話を進めていきます。

ペルソナとターゲットとの違い

ペルソナとターゲットとの違い

サービスや商品のターゲットという意味合いでは、「ペルソナもターゲットも同じような意味なのでは?」と思われるでしょう。

ターゲットとは?

ターゲット(target)という言葉を直訳すると、「的」「標的」などを表しますが、マーケティングにおけるターゲットは、「サービスや商品の想定顧客層」を指します。

よくあるような具体例を出します。

例えば、ハンバーガーのファストフード店におけるターゲットを考えてくださいと言われれば、

  • 性別:男性
  • 年齢層:10〜20代の若者
  • 職業:学生から忙しい社会人
  • 背景:時間がない人や仕事の合間に食事を求めている人

こんなことを考えますよね。
※あくまでも一例です

これがターゲットです。これだけでも、なんとなく好みや傾向は想像することができますね。

ペルソナはターゲットよりも詳細に情報を設定する

では、同じハンバーガーのファストフード店におけるペルソナを考えてくださいと言われたらどうしましょう。

実際に挙げてみます。

  • 名前:田中 太郎さん
  • 性別:男性
  • 年齢:24歳
  • 居住地域:都内、都営新宿線「幡ヶ谷」の駅から15分ほど歩いたワンルームのアパートに住んでいる
  • 会社情報:都内、東京メトロ千代田線「大手町」から徒歩2分の「〜〜証券会社」で勤務
  • 配偶者:なし
  • 趣味:散歩が好きで、休日は都心に出かけることが多い。
  • 年収:450万円
  • 抱えている悩み:提案した新規プロジェクトにおいて上司があまり乗り気ではないこと
  • 食事の傾向:平時は自炊が多く、休日は外のお店で外食を好む傾向にある

このような感じでしょうか。
※あくまでも一例です。

ペルソナイメージ

ここまでくると、身近な知り合いにインタビューしているような情報量ですよね。

このように詳細なユーザーの背景を設定することで、実際にペルソナとするユーザーの動きが浮かび上がり、どんな生活をしているのか・行動のリズムなどがイメージしやすくなります

ペルソナのメリット

ペルソナのメリット1. 客観的な判断・ユーザー視点を持つことができる

ペルソナを設定することで、「顧客がどのようなことを感じ取るのか」「どのようなことを求めているのか」を理解することにつながります。

開発側・売る側の視点だけになってしまうと、思っている以上に狭い視野で物事を考えてしまいます。ペルソナを活用して、客観的な判断をしましょう。

ペルソナのメリット2. 担当者間でのイメージ・共有が容易になる

明確な顧客のイメージを持つことで、担当者間での認識のズレを減らすことにつながります。

複数のメンバーが同じイメージを持つことで、施策の進行やイメージの共有がスムーズになります。

ペルソナを作成する上での注意点

注意点1.自分の思い込みだけでペルソナを描かない

商品やサービスの背景には、「こういった人たちに使ってほしい・利用してほしい」という半ば願いのような理想像が存在します。良いイメージを持つことは悪くないですが、現実的なユーザーを知ることも重要です。

実際にアンケートを取ってみたり、ウェブ・SNS上での口コミなどを調べましょう。現実的な厳しい意見やイメージも受け入れることで、市場でのズレを減らすことにつながります。

注意点2.ペルソナは複雑すぎない設定にする

ターゲットに比べれば、ある程度具体的かつ細かな設定が必要です。

ただ、細かな設定を意識しすぎてしまうがゆえに方向性を誤ってしまう恐れがあります。必要ではない要素は考えず、適切なペルソナを描いきましょう。

注意点3.ペルソナは定期的に見直す

ペルソナを設定したあとも、定期的に見つめ直してください。

私たちの生活やトレンドは、日々流れるように変わっていきます。同様にユーザーの嗜好やニーズも微妙に変化しています。

定期的にデータを集め直して、ズレが生じていないかチェックしましょう。

まとめ

ターゲットよりも詳細に情報を設定したペルソナを活用することで、実際のユーザーが感じていることやニーズを知ることができます。

マーケティングの進行が思うように行かない場合は、一度ペルソナの設定を行ったうえでユーザーの気持ちを知ることから始めてみましょう。

記事を読んで不明な点等がありましたらお気軽にTwitter(@kaznak_com)などでご質問ください。
ではまた。

中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴13年、対策実績970サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』
中村 一浩
中村 一浩
株式会社ココログラフ代表。SEO歴13年、対策実績970サイト以上。検索エンジンだけでなく検索ユーザーにまで最適化する、SEOの上位互換サービスSUOを提供。SEO / SUOの独自レポートツール、サチコレポート開発者。著書『現場のプロが教えるSEOの最新常識』